MAGPUL PTS MASADA CQB Magnusチューン
MASADA-CQBのMagnusチューンの手順を紹介します。MAGPUL PTSの電動ガンを、不具合の解消から初速調整まで、38枚の写真で追えます。
MASADA-CQB Magnusチューンの要点まとめ
- 対象: MAGPUL PTS MASADA-CQB(電動ガン)
- 最初の作業: ハンドガードのレールパネルの干渉を解消
- メカボックス: 専用品で、QDスプリングガイドを採用
- FET: オーナー様の希望で組込み
- 内部パーツ: 8mm軸受け、強化ギア、Magnusシリンダーセット、メタルピストン
- モーター: サマリウムコバルトモーターをショート化して組込み
- 外部の仕上げ: 182mmのMagnusバレルと面HOPラバー

今回はMAGPUL PTS MASADA CQB電動ガン のMagnusチューンのご紹介です。
MASADAは元々人気があるエアーガンですが最近では手に入らなくなり貴重性も増してきています。
そのため、貴重なMASADAを組み直すときは、パーツの干渉などの不具合を、先に確認しておきます。
MASADA-CQB レールパネルの干渉と対処

ハンドガードのサイドに取り付けられたレールパネルですが内側で干渉がありハンドガードが入りにくくなっていました。
この個体では、ハンドガードのレールパネルが、内側で干渉していました。そのため、チューンの前に、組み付けの状態を確認しました。

ハンドガードを外し確認してみると干渉している所はこの部分でした。

一旦レールパネルを取り外し受け側の干渉部を削って不具合を解消しました。
これで、ハンドガードが入りにくい不具合は解消しました。そのため、チューンの作業は、不具合の解消後に始めます。
MASADA-CQB の分解とメカボックスの取り出し

それではチューン作業に入ります。
分解するのでテイクダウンピンやストック固定ピンをまとめて抜いちゃいます。
ストックは上にずらしながらロアレシーバーから外します。
固い場合はプラスチックハンマーなどでコンコンと軽く叩いていけばOK!
なお、ストックが固いときは、無理に引かず、軽く叩いて外します。そのため、プラスチックハンマーなど、パーツを傷めない道具を使います。

マガジンハウジング奥のメカボックスを固定してるネジを2本外します。

メカボックスを取り出しました。
MASADAのメカボックスは専用品となります。
つまり、MASADAのメカボックスは専用品です。そのため、パーツの互換性は、購入前に確認しておきます。
MASADA-CQB のスプリングガイドとメカボックス内部

QDスプリングガイドなのでメカボックスを開けずにメインスプリングが取り出せます。
スプリングガイド固定ネジを外します。
また、QDスプリングガイドは、メカボックスを開けずにメインスプリングを交換できます。そのため、スプリングだけの変更なら、作業が短く済みます。

次にハンダを溶かしモーター配線を外します。
モーターハウジングを外してメカボックスを開けます。

メカボックス内部です。
今では珍しくないですがMASADAは発売いち早くマイクロスイッチを採用していました。
内部パーツを外し洗浄します。
つまり、MASADAは、マイクロスイッチを採用した電動ガンです。そのため、FETの組込みでは、スイッチへの配線がポイントになります。
FETの組込みと配線の加工

今回はオーナー様のご希望によりFETを組込みます。
FETって何?という方にはブログにてご説明していますのでFETとは・・・とう記事をご覧ください。
FETを使用します。
そのままでは配線が足りないので少し手を加えます。
まず基盤のカバー(伸縮チューブを)切り外します。
そのため、FETの配線は、モーターまで届く長さに合わせて加工します。

これで配線がフリーになります。
基盤から出ている白配線(マイナス)配線を長め(モーターまで届く長さ)のテフロン配線に変更します。
赤の線の位置を調整(モーターまで届くように)して伸縮チューブで固定します。
また、赤の線の位置は、モーターまで届くように調整します。そのため、伸縮チューブでしっかり固定します。

基盤の位置をスイッチ部から140mm以上になる様にしてオレンジの信号線をスイッチにハンダ付けします。
なお、基盤の位置は、スイッチ部から140mm以上離します。そのため、配線の長さにも余裕が必要です。
MASADA-CQB の軸受けの交換

軸受けはORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
接着剤カスが硬い場合は小さなマイナスドライバー等でガリガリ削り落としましょう。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!をご覧ください。
ギアの交換とシム調整

ギアは定番のJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。

軸受けの接着剤が固まったらシム調整を行います。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますのでシム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!をご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。
MASADA-CQB のMagnusシリンダーセットの組込み

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はブログに掲載しておりますのでオルガ Magnusシリンダー組込方法についてをご覧ください。
そのため、シールテープの巻き数が少ないと、気密が漏れやすくなります。
ピストンの交換

ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
シリンダー周りのグリスアップ

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップは、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
また、気密漏れがあると、飛距離に影響します。そのため、組込み前に必ず確認します。シリンダーを指で塞ぎ、ピストンが戻るかで、漏れを見分けられます。
MASADA-CQB のメカボックスの組み上げと潤滑

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材はガンオイルを使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
なお、このガンオイルは、プラスチックパーツにも使えます。そのため、メカボ内の部品にまとめて使えます。
Magnusスプリングの組込み

メカボックスを閉じてMagnusスプリング従来用を組込みます。
サマリウムコバルトモーターとSBD

最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターを組込みます。
ハイトルク(EG1000の二倍のトルク)のサマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
ちなみにSBDはFETを組込んだので必要ございません。
SBDって何?という方は以前にブログでSBDって・・・という記事で説明していますのでご覧ください。
MASADA-CQB のモーターのショート化

MASADAはショートモーターなのでサマリウムコバルトモーター(ロング)をショートにしないと組込めません。
方法はブログにてロングモーターのショート・ミドル化加工と称しご説明していますのでご覧ください。
つまり、ロングタイプのサマリウムコバルトモーターは、そのままでは組込めません。そのため、ショート化の加工が必要です。

モーターを組んだらメカボックスのチューンは完成です。
この状態でテストドライブを行います。
また、モーターを組んだ状態で、必ずテストドライブをします。そのため、ロア周りの動作を、先に確認できます。
MASADA-CQB のフロント周りのチューン

次にフロント周りのチューンです。
まずはチャンバーブロックを外します。
左右のネジ4本とスプリングピンを2本を抜きます。
そのため、チャンバーブロックは、左右のネジ4本とスプリングピン2本を抜いて外します。

これでアッパーからチャンバーブロックが取り外せます。
HOP部分を分解します。
HOPダイヤル裏側のネジを外します。
アウターバレルとチャンバーの分解

アウターバレルのハンドルを回してチャンバーブロックからアウターバレルを取り外します。
インナーバレルを固定しているイモネジを外しアウターバレルからインナーバレルを引き抜きます。
MASADA-CQB のMagnusバレルの組込み

インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。

Magnusバレルは182mmをチョイス!
分解とは逆の順番で組込んでいきます。
また、MASADAのMagnusバレルは、182mmを選びました。そのため、初速は、このバレル長を基準に調整します。バレルを替えたときは、HOPの掛かり方も、改めて確認します。
面HOPラバーの組込み

次にHOPです。
既存のHOPラバーをHOPアームから外します。

面HOPラバーはHOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。
つまり、面HOPの効果を保つには、ラバーの固定が前提です。そのため、必ずHOPアームに接着します。接着後は、ラバーが動かないことを、指で押して確かめます。
MASADA-CQB の初速の調整と試射
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。
MASADA-CQB Magnusチューンで使用した主なパーツ
| 工程 | パーツ | 目的 |
|---|---|---|
| 軸受け | ORGA SUS420 8mm軸受け | ギアの軸を支える |
| ギア | J-Armament製18:1強化ギア、セクターチップ | 耐久性の向上と給弾不良の対策 |
| シリンダー | MagnusシリンダーセットVer2~Ver6 | ボアアップで飛距離アップ |
| ピストン | J-Armament製14歯メタルTeethピストン | 耐久性の向上 |
| スプリング | Magnusスプリング従来用 | メカボックスのチューン |
| モーター | 東京マルイサマリウムコバルトモーター(ショート化) | トリガーレスポンスの維持 |
| バレル | Magnusバレル 182mm | 弾道の安定 |
| HOPラバー | ORGA DIMENSION フラットHOP | 面HOP仕様 |
MASADA-CQB Magnusチューンに関するよくある質問(Q&A)
Q. MASADAのメカボックスは他機種と共通ですか?
専用品です。そのため、パーツを選ぶときは、MASADAに対応しているかを確認します。
Q. ハンドガードが入りにくいときはどうしますか?
レールパネルの受け側の干渉部を削ります。今回は、一旦レールパネルを外してから、受け側を削って解消しました。
Q. メインスプリングは分解せずに交換できますか?
QDスプリングガイドなので、メカボックスを開けずに取り出せます。スプリングガイドを少し押し込みながら、90度回して抜きます。
Q. FETを組込むときの注意点は?
配線の長さです。白配線を長めのテフロン配線に変更し、基盤の位置はスイッチ部から140mm以上離します。
Q. SBDは必要ですか?
FETを組込んだため、必要ありません。
Q. サマリウムコバルトモーターはそのまま組込めますか?
MASADAはショートモーターです。そのため、ロングタイプは、ショートにする加工が必要です。
Q. Magnusバレルは何ミリを選びましたか?
182mmを選びました。初速の調整は、インナーバレルの長さで行います。
Q. 面HOPのラバーは接着が必要ですか?
必要です。DIMENSIONフラットHOPは、HOPアームに接着します。












