【実銃ネタ】 MAGPUL がM-LOK用のワイヤーコントロールキットを発売

【実銃ネタ】 MAGPUL がM-LOK用のワイヤーコントロールキットを発売
【実銃ネタ】 MAGPUL がM-LOK用のワイヤーコントロールキットを発売
 

こんなものが欲しかった。 MAGPUL WCK M-LOK

MAGPULのWCKは、M-LOK用のワイヤーコントロールである。この記事では、仕様と取り付け方、従来のケーブル管理との違いを整理する。

MAGPUL WCKの要点まとめ

  • WCKは、MAGPULが発売したM-LOK用のワイヤーコントロールパーツである
  • ウェポンライトやレーザーのケーブルを、ハンドガード上でまとめられる
  • スロットへの固定は、Type2レールカバーと同様にロッキングタブを押し込む方式である
  • ケーブルは上下左右から出入りでき、内部で直角に曲げることもできる
  • ボルトとナットを使う従来のM-LOKアクセサリーより、軽量でセットしやすい
  • 日本への正規輸入は、時間が掛かる可能性がある

2023年10月、 MAGPUL (マグプル)が地味ながらも画期的な新商品を発売した。それがWCK -Wire Control Kit- M-LOKだ。M-LOKスロットに対応した、ウェポンライトやレーザーデバイスのリモートスイッチ・ケーブル(ワイヤー)の取り回しに便利なアクセサリーパーツである。

MAGPUL WCKが生まれた背景

ライフルのハンドガードは本来、熱くなる銃身で射手が火傷をしないよう、サポートハンドを守ることが主要な役割ではある。しかし現代戦においては、ウェポンライトやレーザー照準器、フォアグリップなど、様々な光学デバイスや射手をサポートするアクセサリー類を搭載するためのプラットフォームとしての役割も大きい。

M-LOKは、MAGPULが開発したモジュラー規格である。2014年に公開され、スロットにアクセサリーを直接取り付けられる。そのため、ハンドガードの形状に合わせて、周辺パーツを自由に配置できる。

ケーブルをまとめるアタッチメントの役割

特殊作戦を行うスペシャルフォースなどでは、1本のアサルトライフルに何種類ものアクセサリーを取り付けることもあるが、それらのうち光学系のデバイスについては射撃体勢やレディポジション(瞬時に射撃体勢に移行できる準備姿勢)でもON/OFFを操作しやすいよう、本体からケーブルによって延長されたリモートスイッチを配置する場合が多い。その時、サポートハンドや装備類に引っ掛かって邪魔にならないようケーブルをまとめるためのアタッチメントが、この MAGPUL WCKである。

例えば、ライトのリモートスイッチは、本体から延びるケーブルでつながる。そのため、ケーブルが垂れ下がると、サポートハンドに引っ掛かりやすい。WCKは、この問題を解決するための小物である。

M-LOK ケーブル固定

なお、MAGPULは1999年に創業した米国のメーカーである。マガジンやストック、グリップなどのポリマー製アクセサリーで知られる。M-LOKも、同社の代表的な規格である。

ワイヤーコントロールパーツはM-LOKにこそ相応しい

ハンドガード周りの煩雑なケーブル管理は、大抵の場合テープや結束バンド、ゴムバンドなどで事足りるため、実際のところそんなに問題とは捉えられていない。ケーブルガイド機能を持つ20mmレールカバーも前々から存在はするが、ケーブルを通せる箇所に制限があり、現場の隊員が好き好んで使用している例はあまり多くはない。

ケーブル管理の手段は、ほかにもある。次の表に、従来の方法とWCKの違いをまとめた。

方法 長所 短所
テープ・結束バンド 手軽に固定できる 位置を変えるたびに、取り換えが必要になる
ゴムバンド 取り換えやすい ケーブル専用の固定具ではない
ケーブルガイド付き20mmレールカバー 以前から存在する ケーブルを通せる箇所に制限がある
他社のM-LOK用ワイヤーコントロール M-LOKに対応する レールカバーを兼ねて大きめのものが多い
MAGPUL WCK 小型で、ケーブルの固定に特化している 日本への正規輸入に時間が掛かる可能性がある

ゴムバンド

M-LOKでワイヤーコントロールが求められる理由

ハンドガードの主流がM-LOKへと移行してもケーブル周りの制御パーツは相変わらず少なく、一部のガンメーカーや小規模なサプライヤーが自社パーツとして少量生産している程度に過ぎなかった。

しかし、本来アサルトライフルのフロント周りは自由度が高くあるべきで、セットアップによってケーブルを通す位置を細かく変えることを考えると、ゴムバンドは良いとしてもテープや結束バンドを都度取り換えるのは、それはそれで煩わしいものである。

M-LOK対応のハンドガードは、スロットの位置が多彩である。そのため、ケーブルを通す位置を、状況に応じて変えやすい。ただし、固定具が少ないと、その自由度を活かせない。

特に、M-LOKに関してはピカティニーに比べ垂直面以外にもスロットが配置されるハンドガードが多いため、スロットを活かしたケーブル固定具があれば最適な取り回し位置を試行錯誤でき、非常に便利である。

M-LOK ワイヤーコントロール

MAGPUL WCKの設計とワイヤーコントロールの特徴

マグプルから登場したWCK M-LOKは、数少ない既存のM-LOK用ワイヤーコントロールの中でも抜群にシンプルだ。レールカバーを兼ねた大き目な他社ワイヤーコントロールが多い中、マグプルはケーブルを通し固定することのみに特化しているため小型で、デバイスやフォアグリップに干渉しにくい設計となっている。GEISSELE SMR MK4やMK8の様に、斜めの面のM-LOKが1段奥まっているような使いにくいスロットも、これであれば活かすことができそうだ。

公式の情報によると、WCKは6個入りで、各アセンブリはハーフスロットサイズである。そのため、スロットを大きく占有しない。さらに、1個あたりの重量は約1.75gと軽量である。

ケーブルは、直線、90度、180度のいずれにも通せる。また、再配置も簡単である。そのため、セットアップを変えたいときも、テープの貼り直しが要らない。

マグプルWCKパッケージ

項目 内容
製品名 WCK(Wire Control Kit)M-LOK
対応するハンドガード アルミ製M-LOKハンドガード
内容 6個入り
サイズ ハーフスロットサイズ(約0.78×0.63×0.25インチ)
重量 約1.75g(1個あたり)
ケーブルの向き 直線、90度、180度
米国での価格 19.95ドル(6個入り)

なお、ポリマー製のM-LOKハンドガードでは、使えない場合がある。そのため、手持ちのハンドガードの材質も、確認しておきたい。

MAGPUL M-LOK レールカバーType2の固定方法を継承

MAGPUL WCK M-LOKは、スロットへの固定にType2レールカバーと同様ロッキングタブを押し込んで固定する。ボルトとナットを使用する従来のM-LOKアクセサリーよりも軽量かつセットしやすく、内側への突出も少ないためガスブロックがある位置のスロットでも使いやすくなる。

Type2レールカバーは、2ピース構成のモジュラー式である。ベースピースをスロットに挿入し、中央のロックタブを押し下げて固定する。工具は要らない。WCKも、この押し込み式の考え方を継承している。

ロッキングタブ

WCK取り付け

MAGPUL WCKのケーブル取り回し

また、WCKに対してケーブルは上下左右から出入りでき内部で直角に曲げることもできるため、ケーブル取り回しの自由度はかつてないほどに高い。M-LOKを生み出した MAGPUL にこそ、こういった便利アクセサリーをどこよりも早くリリースして欲しかった。筆者からしてみれば、ようやく作ってくれたかという思いもある。

ケーブルは、上下左右から出入りできる。さらに、内部で直角に曲げられる。そのため、スロットの向きに合わせて、ケーブルを自然に流せる。

Wire Control Kit

MAGPUL WCKの入手と日本での取り扱い

マグプルと言えばXTMレールカバーにはワイヤーガイドが付いていたものの、M-LOKになった途端レールカバーからはその機能が排除され、何年もM-LOKでのケーブル取り回しにヤキモキしていた筆者と同じ想いのプレイヤーも少なからずいるのではないだろうか。

実物パーツとなるため日本への正規輸入開始についてはまだ時間が掛かるかもしれない(近年輸出輸入規制が厳しいので、最悪輸入されないかもしれない)が、期待して待ちたいところだ。

米国では、6個入りで19.95ドルとされている。一方、日本での価格や入手方法は、現時点で未確認である。そのため、取扱い情報が出るまでは、海外ショップの動向を見守りたい。

なお、海外メディアは、2023年1月にWCKを紹介している。そのため、国や流通によって、発売時期の扱いが異なる可能性がある。

エアガンでの使用可否は、ORGAでは未検証である。実物パーツとして、M-LOKハンドガードの対応を確認してから、検討したい。

 
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MAGPUL WCKに関するよくある質問(Q&A)

Q. MAGPUL WCKとは何ですか?

M-LOK用のワイヤーコントロールパーツである。ウェポンライトやレーザーのケーブルを、ハンドガード上で固定できる。

Q. WCKは、どのように取り付けますか?

Type2レールカバーと同様に、ロッキングタブを押し込んで固定する。工具は要らない。

Q. ケーブルは、どの向きに通せますか?

上下左右から出入りでき、内部で直角に曲げられる。公式の情報では、直線、90度、180度の配線に対応する。

Q. ボルトとナットを使う従来のM-LOKアクセサリーと、何が違いますか?

軽量で、セットしやすい。また、内側への突出も少ない。そのため、ガスブロックがある位置のスロットでも使いやすい。

Q. WCKは、どのくらいの数が入っていますか?

6個入りである。各アセンブリは、ハーフスロットサイズである。米国での価格は、19.95ドルとされている。

Q. ポリマー製のM-LOKハンドガードでも使えますか?

使えない場合がある。公式の情報では、アルミ製のM-LOKハンドガード向けとされている。

Q. 従来のケーブル管理と、何が違いますか?

従来は、テープや結束バンド、ゴムバンドが中心であった。WCKは、M-LOKのスロットを活かして、固定位置を自由に変えられる。

Q. 日本では、MAGPUL WCKを購入できますか?

実物パーツのため、正規輸入には時間が掛かる可能性がある。輸出入規制の影響で、輸入されない場合もある。

Q. MAGPULが開発したM-LOKとは、どのような規格ですか?

スロットにアクセサリーを直接取り付けるレール規格である。2014年に公開された。

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