S&Wの主力シリーズ M&P とは?

S&Wの主力シリーズ M&P とは?
S&Wの主力シリーズ M&P とは?
 

M&Pは、S&Wが2005年に発表したピストルのシリーズだ。ここでは、名前の由来や採用実績、モデルの見分け方をまとめる。

M&Pシリーズの要点まとめ

  • M&Pは、Military & Policeの略
  • 2005年に登場し、2006年にはM&P15ライフルも加わった
  • 2009年にDEAが採用し、各国の法執行機関にも広がった
  • モデル名の数字で、使用弾薬やカテゴリーが分かる
  • 東京マルイからは、M&P9L PCポーテッドなどがガスブロで発売
項目 内容
名前の由来 Military & Policeの略(ベストセラーリボルバーModel10 M&Pの名前を継承)
ピストルの登場 2005年
ライフル(M&P15)の登場 2006年
世代 M2.0(2017年に登場)
カスタム S&WのPerformance Centerモデル
代表的な採用 DEA(アメリカ麻薬取締局)など

M&P とは?実績を重ねるS&W主力製品の実力

M&P と聞くと、日本のサバゲープレイヤーが最初に思い浮かべるのは東京マルイのガスブロハンドガン「M&P9シリーズ」ではないだろうか。

M&Pは、東京マルイがガスブロで発売している。そのため、日本でもよく知られている。

M&Pとは、当初S&W(Smith & Wesson:スミス&ウェッソン)のポリマーフレームピストルの名称としてつけられたモデル名であり、かつてのベストセラーリボルバーであるModel10 M&Pから引き継いだ由緒ある名称である。2005年に登場したM&Pは、それまでのS&Wのピストルとは一線を画すモデルとして誕生したプロフェッショナルのためのシリーズモデルである。

Model10は、長く愛されたリボルバーだ。そのため、M&Pの名前には、S&Wの伝統を引き継ぐ意味がある。

M&Pという名前に込められた意味

M&Pとは「Military & Police」の略でありその名の示す通り軍や法執行機関での採用を念頭に置いており、翌2006年にはM&P15というAR15ライフルのクローンモデルも登場。S&Wを代表するシリーズとしてスタートを切った。

「軍と警察」を意味する名前の通り、公的機関での採用を意識した設計だ。また、翌2006年には、AR15系のM&P15も発売された。

M&P M2.0の紹介画像(戦闘服の隊員がピストルを構える)

写真は、M2.0の広告だ。また、トリガーやグリップの特徴が書かれている。

M&PのM2.0とラインナップの広がり

現在、ハンドガンにおいてはM2.0と呼ばれる第2世代へと進化し、各種弾丸サイズに対応したM&Pピストルだけでも毎年様々なモデルが追加され数えきれないほどのバリエーションが存在する。また、ライフルもプロオペレーター向けのフルオート機能追加モデルや7.62mm弾仕様など非常に多くのモデルをラインナップしており、S&WのM&Pシリーズはいまやフラッグシップとも言える立ち位置となっている。

M2.0は、2017年に登場した第2世代のM&Pだ。口径も、9mmや.40 S&W、.45 ACPなど複数ある。

また、オペレーター向けとして開発がはじまったシリーズではあるが、現在ではシューターやホームディフェンスも念頭に置いた幅広いプラットフォームを提供しており、S&Wのカスタムワークスであるパフォーマンスセンターモデルも含め、あらゆる仕様に細かく対応したバリエーション展開が魅力のピストル、ライフルである。

2012年には、小型のM&P Shieldも登場した。そのため、隠し持つ用途や、日常の携帯を意識した層にも広がった。

S&W Performance Centerのロゴ入りバナー

Performance Centerの紹介バナーだ。また、ここでもM&Pの名前が使われている。

法執行機関での採用から広がる M&P の人気

M&Pを採用する法執行機関

M&P のリリース当初は、既にグロックなど名だたるポリマーフレームオートが法執行機関で配備されており苦境に立たされはしたものの、2009年にアメリカのDEA(麻薬取締局)での採用が決まったことを皮切りに、発売から数年でアメリカの数百の警察署で使用されている。元々警察向けの製品に強いS&Wだけにその後もM&Pの展開は順調で、アメリカ警察以外でも台湾、フランス、ベルギー、オーストラリア、カナダ、インド、コロンビアなど多数の国の法執行機関で採用が進んでいる。

DEAの採用は、民間にも大きな影響を与えた。例えば、他の警察署も、導入の検討を進めやすくなった。

M&Pの法執行機関向けモデルを紹介する画像(ピストルを構える射手)

警察向けの画像だ。また、制服ではなく、実戦に近い装備が写っている。

ハンドガンだけでなく、M&P15ライフルも法執行機関での使用が確認されている。特に、USマーシャル(連邦保安官)が裁判所の警備や容疑者の護送で使用する例が有名である。

M&P15は、USマーシャルの例が有名だ。さらに、裁判所の警備や容疑者の護送という使い方は、実用性を示している。

M&P 15を持つUS MARSHAL
出典:AP Photo/Mary Altaffer

M&Pは民間のシューティングでも人気

また民間市場においても、有名インストラクターによる使用などをきっかけに、趣味として射撃を行うシューティングスポーツで人気が高く、リボルバー時代から続くS&Wの強みはいまだに衰えを見せていない。

有名インストラクターが使うと、民間での評価も高まる。そのため、競技射撃でも、M&Pを選ぶ人が増えた。

民間のシューターが使うM&Pを紹介する画像(イヤーマフを付けた射手)

趣味の射撃では、軽さが大事だ。そのため、握りやすいグリップが評価されやすい。

M&P シリーズの命名規則

M&Pの数字の読み方

M&Pシリーズはシンプルに「M&P」の後ろにつく数字によって使用弾薬やカテゴリーがわかるモデル名になっている。

番号の見方を覚えると、カタログを読むのが楽になる。ただし、末尾の文字は、モデルによって意味が違う。

例えば、ピストルの場合は9mmであればM&P9、それのロングバレルであればM&P9L、45口径コンパクトモデルであればM&P45C、といった具合である。

M&P9Lの「L」は、ロングバレルを意味する。一方、M&P45Cの「C」は、コンパクトを示している。

また、ライフルではAR-15クローンであればM&P15、7.62mm弾のAR10クローンであればM&P10など、由来の分かりやすいモデル名が特徴である。

名前を見れば、弾薬が分かる。そのため、買い間違いを減らせる。

フラットダークアース色のM&P15系ライフルとバッグ
射撃場でM&Pを構える射手たち

ライフルの画像だ。また、FDEの色が目を引く。

Performance Centerモデル

Performance CenterのM&P

S&Wには、熟練のガンスミスによるパーツのアップグレードや強化・改修を施すPerformance Centerというカスタムモデル、及びカスタムサービスが存在する。はじめからPerformance Centerグレードとなっているモデルを購入したり、通常モデルを購入後にアップグレードを施すことも可能だ。

Performance CenterモデルはM&Pシリーズでも適応されており、ガスブロハンドガンでは東京マルイがM&P9L PCポーテッドとしてモデルアップしている。

東京マルイのM&P9L PCポーテッドは、この考え方をガスブロで表現したモデルだ。ポートの入ったバレルとスライドが、見た目の特徴になっている。

Performance Centerが与える性能

Performance Centerでは、ロングバレル化して命中精度を向上したり、ポート付きのバレルとスライドによる反動の軽減、スライドカットによるフロントの軽量化でサイクルアップさせ素早いフォローショットを可能とするなど、実戦的で正にハイパフォーマンスな性能を銃に与える。トリガーもアップグレードが可能で、スムーズかつトリガーリセットが分かりやすくコントロール性が向上する。

命中精度の向上と、反動の軽減は、競技向けの発想だ。また、スライドカットによる軽量化は、素早い連射にも役立つ。

10mmにボアアップしたPC M&P10

中には口径をアップさせるカスタムもあり、9mmから10mmにボアアップされたPC M&P10は遠方からの命中精度を向上させ、ゲームシューターのレベルアップ目的や、狩猟中のバックカントリーにおける猛獣からの保護用として特化したモデルである。

PC M&P10は、10mm弾を使う大口径のモデルだ。そのため、遠方の射撃や、野外での護身を想定した用途に向く。

Performance Centor M&P10

10mmモデルの画像だ。また、大口径らしい力強さがある。

 
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M&Pに関するよくある質問(Q&A)

Q. M&Pとは何ですか?

S&Wが2005年に発表した、ポリマーフレームピストルのシリーズです。軍や法執行機関での採用を念頭に作られました。

Q. M&Pは何の略ですか?

Military & Policeの略です。また、かつてのリボルバーModel10 M&Pの名前を引き継いでいます。

Q. M&P15とは何ですか?

M&Pシリーズのライフルです。AR15系のクローンとして、2006年に登場しました。

Q. M&Pの数字は何を表しますか?

使用弾薬やカテゴリーを表します。例えば、M&P9は9mm、M&P45Cは45口径のコンパクトです。

Q. M&Pは、どの機関が採用していますか?

2009年のDEAの採用を皮切りに、アメリカの多くの警察で使われています。また、台湾やフランスなどの法執行機関にも広がっています。

Q. Performance Centerとは何ですか?

S&Wのカスタムモデルとサービスです。熟練のガンスミスが、パーツの強化や改修を行います。

Q. M&Pのエアガンは、ありますか?

東京マルイから、M&P9シリーズのガスブロハンドガンが発売されています。また、M&P9L PCポーテッドもあります。

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