L119A2 イギリス軍特殊部隊の最新カービン

L119A2 イギリス軍特殊部隊の最新カービン
L119A2 イギリス軍特殊部隊の最新カービン
 

L119A2 イギリス軍特殊部隊の最新カービン

L119とはイギリス軍が採用する特殊部隊向けの個人火器(SFIW:Special Forces Individual Weapon)である。
コルトカナダ(旧ディマコ)により製造されるM4カービン「C8」のイギリス軍での採用名称であり、現在の最新バージョンは2014年よりL119A2となっている。

L119A1ではパッと見た外観はM4A1とほとんど同様の構成で、一部パーツのデザインが異なる程度であったが、L119A2からはアッパーレシーバーとハンドガードが一体となったIUR(Integrated Upper Receiver)プログラムを採用しており、モノリシックアッパーレシーバーとして知られている。初期のIURは軍との契約から超過した分が民間向けにも販売された経緯もあるようだ。

L119はごく少数が英陸軍王立憲兵隊や特殊空挺部隊(SAS)によって使用されていると言われているが、2016年にはL119A2のコルトカナダへの発注数を増加させるなど、総数は決して多くないものの着実に採用の幅を広げいる。L85のイメージが強いイギリス軍であるが、特殊部隊ではAR系の銃器への置き換えも一部では進んでいるのが現状のようだ。

L119A2は15.7インチのカービンと10インチのCQBの2モデルがA1からA2へのアップグレード内容としてコルトカナダより発表されている。

実際のところSASなどは機密性の高い部隊であり、L119A2が実際に使用された写真やどこまで供給されているのかなどの情報はほとんど得られないが、少なからずメディアへの露出があり構成の詳細も明らかになっている。

L119A2の仕様は以下のようになっている。
・Magpul CTRストック
・オリジナルエルゴグリップ(既存のエルゴとは異なる)
・GEISSELEトリガーグループ
・コルトカナダ標準トリガーガード
・コルトカナダ・アンビセレクターグループ
・コルトカナダ・アンビマグキャッチ
・コルトカナダ・アンビチャージングハンドル
・MAGPUL ASAP
・Surefire FH556-216aフラッシュハイダー


コルトカナダによる米国特許出願時のモノリシックアッパーのイラスト

 

トレポン(PTW)のパーツを製作するHAOインダストリーズからは、トレポンをL119A2化できるキットが登場。コアなM4ファン向けのマニアックなコンバージョンキットとして大きな話題となっている。

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