KRYTAC TRIDENT ALPHA CRB Magnus・外装チューン

KRYTAC TRIDENT ALPHA CRB Magnus・外装チューン
KRYTAC TRIDENT ALPHA CRB Magnus・外装チューン
 

KRYTAC TRIDENT ALPHA CRB Magnus・外装チューン

今回はKRYTAC TRIDENT ALPHA CRB Magnus・外装チューンをご紹介させて頂きます。

KRYTAC TRIDENT ALPHA CRBとはアメリカの銃火器メーカー「KRISS社」グループのエアソフトブランド「KRYTAC(クライタック)」が販売している電動ガンです。
取り回しに優れた10.5インチバレルの民間系オリジナルカービンモデルでデュアルスリングスイベルも標準搭載されています。
見た目のカッコよさだけでなくFET搭載でトリガーレスポンスは折り紙付き、箱出しでも十分にサバゲーを満喫できる性能も兼ね備えています。



それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を抜いてロアとアッパーを分解します。



今回はハンドガードを交換なので既存ハンドガードを外します。
ハンドガード下面に2か所のイモネジがあるのでそれを外せばハンドガードは外れます。



続いてガスブロックとハイダーのネジを緩めてこれらも外します。



バレルナットをスパナで緩めて外します。



今回組込むハンドガードはMADBULL ダニエルディフェンス MK18RIS II 9.5inch BKです。
言わずと知れた大人気のハンドガードです。



まずハンドガード基部をハメてからバレルナットを締めていきます。



ガスブロックは同じくダニエルディフェンスタイプのMadbull DDタイプ ロープロファイルガスブロックを使用します。



ガスチューブはG&P ガスチューブ M4用を使用しました。
長さを合わせガスチューブはカットしました。
ガスブロックとガスチューブを組み合わせます。



アウターバレルにガスブロックを組込み、ハンドガード本体やハイダーも組込んでアッパーの外装チューンは完成です。



次にロア側のチューンです。
ストックパイプを外します。



グリップエンドも前後のネジ2本を取って外します。



純正モーターはロングタイプ20Kモーターです。
グリップも外します。



マガジンキャッチ、ボルトストップ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外します。



右側のセレクターレバーも外します。



これでメカボを取り出せます。
Ver.2ですがダミーボルトがメカボに組込まれている独自設計です。
外形的には一般的なVer.2メカボックスと同じですが、ダミーボルトやアンビ機構等が違う為互換性はございません。



上部4本のネジを外し、スプリングのネジも外すとダミーボルトが外せます。
アンビセレクターレバーを取り付ける部分のギアもハマっているだけですが外します。



ボルトストップ機構(ダミーボルトのストッパー)のパーツもネジを外すと外せます。



アンビ機構の左右連結ギアもネジを取って外します。
メインスプリングはQDタイプなのでメカボックスを開ける前に抜き取ります。



メカボックスを開けます。
後部にある基盤がFETです。
昨今FETは標準搭載が増えKingArms、VFCなどメカボックス内部にFET基盤を入れている事が多く各メーカー工夫を凝らしています。
メカボックス内にある事で配線がスッキリして良いですね!



各パーツを外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けは耐久性を考慮してORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので「軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!」をご覧ください。



KRYTACのメカボックスはメカボックス内の幅が狭く通常のスパーギアは使用出来ません。
純正ギアの精度や強度も問題ないので洗浄を行いシム調整、グリスアップを行います。
ギアのグリスアップはBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリスを使用します。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。



もう一つの特徴はスパーギアはシムフリー仕様となっておりスプリングが入っています。
スプリングが強いのでギアが暴れる心配はございません。



シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダーヘッドは純正品を使用します。
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はブログに掲載しておりますのでオルガ Magnusシリンダー組込方法についてをご覧ください。



ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。



ピストンを交換した際はネジを数本締めた状態でメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。



ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。



ノズルを交換した際はチャンバー内で抵抗なく動くか検証が必要です。
詳細な検証方法はファイヤフライ でんでんむしの組込時の注意箇所につきましてをご覧下さい。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップにはBREAKTROUGH BATTLE BORN ガングリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
シリンダー周りやギアなどメカボックス内パーツを組込みます。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分にはBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材を塗ります。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。



メカボックスを閉じたらメインスプリングを組込みアンビ機構のギアなども組込みます。
今回はSHS製M120スプリングを組込みました。
メカボックスが完了したらロアレシーバーに組込みます。



グリップはDEFACTOR MOE タイプ M4 グリップ BK 電動ガン用を使用します。
モーターの角度も良くコストパフォーマンスに優れたグリップです。



グリップを組込みサマリウムコバルトモーターも使用します。
このモーターならハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
モーターを組込んだらテストドライブを行いロア周りのチューンは完了です。



続いてチャンバーを分解します。



インナーバレルはMagnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。



今回はHOPの降りる量が足りなかったのでゴムシートを貼付けて嵩増しを行いました。



チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行います。
基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。



ハンドガード、グリップ、に加えDEFACTOR MAGPUL CTRタイプ ストック BKを組み込み印象がガラッと変わりました!!!


初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。