KRYTAC TRIDENT ALPHA CRBは、KRYTACの電動ガンです。この記事では、CRBのMagnusチューンと外装チューンを整理します。
KRYTAC TRIDENT ALPHA CRBのチューンの要点まとめ
- KRISS社グループのKRYTACが販売する、10.5インチバレルの電動ガン
- ハンドガードは、MADBULLのMK18RIS IIに交換
- メカボックスは、Magnusシリンダーとメタルピストンで強化
- 純正ギアを洗浄して使い、M120スプリングを組み込む
- MagnusバレルとフラットHOPで、弾道を安定させる
KRYTAC TRIDENT ALPHA CRBのチューンで使った主なパーツ
| 部位 | 使ったパーツ |
|---|---|
| ハンドガード | MADBULL ダニエルディフェンス MK18RIS II 9.5inch BK |
| ガスブロック | Madbull DDタイプ ロープロファイルガスブロック |
| ガスチューブ | G&P ガスチューブ M4用 |
| 軸受け | ORGA SUS420 8mm軸受け |
| シリンダー | MagnusシリンダーセットVer2~Ver6 |
| ピストン | J-Armament製14歯メタルTeethピストン |
| ノズル | でんでんむしM4用 |
| スプリング | SHS製M120スプリング |
| グリップ | DEFACTOR MOE タイプ M4 グリップ BK |
| モーター | サマリウムコバルトモーター |
| インナーバレル | Magnusバレル |
| HOP | ORGA DIMENSION フラットHOP |
| ストック | DEFACTOR MAGPUL CTRタイプ ストック BK |
KRYTAC TRIDENT ALPHA CRB Magnus・外装チューン
TRIDENT ALPHA CRBの概要
今回はKRYTAC TRIDENT ALPHA CRB Magnus・外装チューンをご紹介させて頂きます。
KRYTAC TRIDENT ALPHA CRBとはアメリカの銃火器メーカー「KRISS社」グループのエアソフトブランド「KRYTAC(クライタック)」が販売している電動ガンです。
取り回しに優れた10.5インチバレルの民間系オリジナルカービンモデルでデュアルスリングスイベルも標準搭載されています。
見た目のカッコよさだけでなくFET搭載でトリガーレスポンスは折り紙付き、箱出しでも十分にサバゲーを満喫できる性能も兼ね備えています。
10.5インチは、約267mmにあたります。そのため、CRBは、取り回しを重視したカービンです。KRISS社は、KRISS Vectorなどで知られる銃器メーカーです。
CRBのアッパーとロアの分解

それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を抜いてロアとアッパーを分解します。
ハンドガードの取り外し

今回はハンドガードを交換なので既存ハンドガードを外します。
ハンドガード下面に2か所のイモネジがあるのでそれを外せばハンドガードは外れます。
イモネジは、六角レンチで回すタイプのネジです。そのため、ネジの大きさに合う工具を用意してから作業します。
ガスブロックとバレルナットの取り外し

続いてガスブロックとハイダーのネジを緩めてこれらも外します。
バレルナットは、アッパーとアウターバレルを固定する部品です。そのため、ゆるめると、アウターバレルとハンドガードが外れます。
MADBULL MK18RIS IIハンドガードの組み込み

今回組込むハンドガードはMADBULL ダニエルディフェンス MK18RIS II 9.5inch BKです。
言わずと知れた大人気のハンドガードです。
ダニエルディフェンスは、アメリカのライフルメーカーです。レイルハンドガードでも知られています。9.5inchは、短めのバレルに合う長さです。そのため、CRBの見た目が引き締まります。

まずハンドガード基部をハメてからバレルナットを締めていきます。
ガスブロックとガスチューブの組み込み

ガスブロックは同じくダニエルディフェンスタイプのMadbull DDタイプ ロープロファイルガスブロックを使用します。

ガスチューブはG&P ガスチューブ M4用を使用しました。
長さを合わせガスチューブはカットしました。
ガスブロックとガスチューブを組み合わせます。
ガスチューブは、ガスブロックから延びる細い管です。実銃では、ガスをボルトキャリアに送ります。エアガンでは、見た目を再現する部品です。そのため、長さを合わせて切って使います。

アウターバレルにガスブロックを組込み、ハンドガード本体やハイダーも組込んでアッパーの外装チューンは完成です。
CRBのロアレシーバーの分解
純正モーターの確認

純正モーターはロングタイプ20Kモーターです。
グリップも外します。
20Kは、モーターの回転数の目安です。ロングタイプは、モーターの軸が長い形状を指します。ただし、強いスプリングを使う場合は、力のあるモーターが向いています。

マガジンキャッチ、ボルトストップ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外します。
TRIDENT ALPHA CRBのメカボックス

これでメカボを取り出せます。
Ver.2ですがダミーボルトがメカボに組込まれている独自設計です。
外形的には一般的なVer.2メカボックスと同じですが、ダミーボルトやアンビ機構等が違う為互換性はございません。
ダミーボルトは、ボルトの動きを模した部品です。メカボックスに内蔵されています。そのため、一般的なVer.2用のパーツが合わないことがあります。互換性を確認してから、パーツを選びます。
ダミーボルトとアンビ機構の分解

上部4本のネジを外し、スプリングのネジも外すとダミーボルトが外せます。
アンビセレクターレバーを取り付ける部分のギアもハマっているだけですが外します。

ボルトストップ機構(ダミーボルトのストッパー)のパーツもネジを外すと外せます。

アンビ機構の左右連結ギアもネジを取って外します。
メインスプリングはQDタイプなのでメカボックスを開ける前に抜き取ります。
QDタイプのスプリングガイドは、メカボックスを開けずに、スプリングを抜けます。そのため、スプリング交換の手間が省けます。
メカボックス内のFET

メカボックスを開けます。
後部にある基盤がFETです。
昨今FETは標準搭載が増えKingArms、VFCなどメカボックス内部にFET基盤を入れている事が多く各メーカー工夫を凝らしています。
メカボックス内にある事で配線がスッキリして良いですね!
FETは、スイッチ接点の負担を減らす電子部品です。そのため、トリガーレスポンスの向上と、接点の保護が期待できます。
CRBの軸受けの交換

各パーツを外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けは耐久性を考慮してORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので「軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!」をご覧ください。
軸受けは、ギアの軸を支えて回転を安定させる部品です。SUS420は、ステンレス鋼の一種で、さびにくいのが特徴です。そのため、耐久性を高めたい時に向いています。
KRYTACのメカボックスとギア

KRYTACのメカボックスはメカボックス内の幅が狭く通常のスパーギアは使用出来ません。
純正ギアの精度や強度も問題ないので洗浄を行いシム調整、グリスアップを行います。
ギアのグリスアップには専用のグリスを使用します。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。
スパーギアは、シリンダーを動かすギアです。幅の違うメカボックスでは、ギアが収まらないことがあります。そのため、純正ギアを使えるのは、大きな利点です。
シムフリーのスパーギア

もう一つの特徴はスパーギアはシムフリー仕様となっておりスプリングが入っています。
スプリングが強いのでギアが暴れる心配はございません。
シムフリーは、シム調整が不要な構造のことです。スプリングが軸を押さえるため、上下のガタつきが抑えられます。そのため、組み込みの手間が減ります。
Magnusシリンダーの組み込み

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダーヘッドは純正品を使用します。
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はブログに掲載しておりますのでオルガ Magnusシリンダー組込方法についてをご覧ください。
ボアアップは、シリンダーの容積を大きくする方法です。そのため、同じスプリングでも、BB弾に伝わる空気の量が増えます。
メタルピストンの交換

ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。

ピストンを交換した際はネジを数本締めた状態でメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。
ピストンの歯は、強いスプリングの力を受け止めます。メタル製は、樹脂製より欠けにくいのが利点です。そのため、耐久性を高めたい時に選ばれます。
でんでんむしノズルの組み込み

ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。

ノズルを交換した際はチャンバー内で抵抗なく動くか検証が必要です。
詳細な検証方法はファイヤフライ でんでんむしの組込時の注意箇所につきましてをご覧下さい。
ノズルが動かないと、BB弾の送り込みが乱れます。そのため、交換のたびに、チャンバー内での動きを確かめます。
シリンダー周りの組み上げ

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップにはBREAKTROUGH BATTLE BORN ガングリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
シリンダー周りやギアなどメカボックス内パーツを組込みます。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には専用のガンオイルを塗ります。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
気密漏れがあると、空気がBB弾に伝わりません。また、潤滑材が不足すると、摩擦で部品が傷みます。そのため、確認と潤滑の両方が欠かせません。
M120スプリングの組み込み

メカボックスを閉じたらメインスプリングを組込みアンビ機構のギアなども組込みます。
今回はSHS製M120スプリングを組込みました。
メカボックスが完了したらロアレシーバーに組込みます。
M120は、強めのスプリングの呼び名です。数字が大きいほど、初速が高くなります。そのため、バレルの長さなどで、初速を調整します。
DEFACTORグリップの取り付け

グリップはDEFACTOR MOE タイプ M4 グリップ BK 電動ガン用を使用します。
モーターの角度も良くコストパフォーマンスに優れたグリップです。
モーターの角度が合うと、ギアの噛み合わせが安定します。そのため、グリップ選びは、モーターの位置にも影響します。
サマリウムコバルトモーターの組み込み

グリップを組込みサマリウムコバルトモーターも使用します。
このモーターならハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
モーターを組込んだらテストドライブを行いロア周りのチューンは完了です。
サマリウムコバルトモーターは、強い磁力を持つ磁石を使ったモーターです。そのため、強いスプリングでも、回転が落ちにくくなります。
CRBに合わせるMagnusバレル

インナーバレルはMagnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
ワイドボアは、バレルの内径が広いタイプです。内壁にBB弾が触れにくくなるため、回転のばらつきが減ります。そのため、弾道が安定しやすくなります。
面HOPの取り付け

面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
HOPアームへの接着は、乾くまで待ってから組み込みます。そのため、接着後は、少し時間を置きましょう。
HOPの降りる量の調整

今回はHOPの降りる量が足りなかったのでゴムシートを貼付けて嵩増しを行いました。
ゴムシートは、HOPの出っ張りを増やす用途で使います。そのため、薄いシートを少しずつ貼って、降りる量を調整します。
初速の調整

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行います。
基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速は、屋内で測定してから調整します。そのため、必要に応じて、バレルの長さを選びます。
DEFACTORストックの組み込みと完成

ハンドガード、グリップ、に加えDEFACTOR MAGPUL CTRタイプ ストック BKを組み込み印象がガラッと変わりました!!!
ストックが替わると、頬付けの位置が変わります。そのため、見た目だけでなく、構えやすさも変わります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。
KRYTAC TRIDENT ALPHA CRBのチューンに関するよくある質問(Q&A)
Q. KRYTAC TRIDENT ALPHA CRBとはどんな電動ガンですか?
KRISS社グループのKRYTACが販売する電動ガンです。10.5インチバレルのカービンで、FETを搭載しています。
Q. 外装チューンでは何を交換しましたか?
ハンドガード、ガスブロック、ガスチューブ、グリップ、ストックです。そのため、見た目の印象が大きく変わります。
Q. KRYTACのメカボックスは、一般的なVer.2と互換性がありますか?
互換性はありません。ダミーボルトやアンビ機構が異なるためです。
Q. なぜ純正のスパーギアを使いましたか?
メカボックス内の幅が狭く、通常のスパーギアが使えないためです。また、純正ギアは精度と強度に問題がありませんでした。
Q. スプリングは何を使いましたか?
SHS製M120スプリングです。そのため、モーターは、サマリウムコバルトモーターを選びました。
Q. モーターは何を使いましたか?
サマリウムコバルトモーターです。ハイレートスプリングでも、トリガーレスポンスを損ないません。
Q. HOPの降りる量が足りない時はどうしますか?
ゴムシートを貼って、嵩増しします。今回も、この方法で調整しました。
Q. 初速はどう調整しますか?
インナーバレルの長さで調整します。インナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。












