GHK M4 ガスブロ ORGAコンプリート: オーナーズ マニュアル

GHK M4 ガスブロ ORGAコンプリート: オーナーズ マニュアル
GHK M4 ガスブロ ORGAコンプリート: オーナーズ マニュアル
 

GHK M4 ガスブローバック ORGAコンプリート : 基本的な操作方法、及び初期調整方法など

この度は GHK M4 ガスブローバック ORGAコンプリートをお買い上げ頂き、誠にありがとうございます。
検索から来られた方は、ORGAコンプリートにご興味をお持ちいただきありがとうございます。

本記事は GHK M4 ガスブローバック ORGAコンプリート をご購入頂いたお客様向けのオーナーズマニュアルとして製作しておりますが、ご興味をお持ち頂いた方にもお読みいただける内容として公開させて頂いております。

本マニュアルを通し、 GHK M4 ガスブロ ORGAコンプリート の基本的な扱い方や最初に行っていただくホップ調整・初速調整の方法を解説致します。最初にしっかりと時間をかけて本体の調整及びゼロインを行っていただくことで、 GHK M4 の性能を最大限発揮させることができます。

 

GHK M4 ガスブローバック ORGAコンプリート オーナーズ マニュアル 目次

①本体各部名称
②マガジンの準備
③GHK M4 本体操作方法
④ホップ調整
⑤初速調整

 

①GHK M4 本体各部名称


GHK M4 パーツ名称

GHK M4

 

②マガジンの準備


ガスブローバックマシンガンは、マガジン(弾倉)にBB弾とパワーソースとなるガスを充填することで発射及び動作するエアソフトガンです。サバイバルゲームなどでの使用時はもちろん、後半で説明するホップ調整や初速調整についても試射を行うためマガジンの準備は必須です。

この項目ではマガジンの準備方法について解説します。

なお、GHK M4 ガスブローバック ORGAコンプリートはカスタム製品となるため、通常の本体系商品とは異なりマガジンが付属致しません。マガジンの入手についてはコンプリートご購入時にご相談頂くか、こちらのページから GHK M4 対応マガジンをお買い求めください。

GHK M4 マガジン

 

GHK M4 マガジンへのBB弾装弾

BB弾の給弾はマガジンリップから行います。手で1発ずつ押し込んで装弾することも可能ですが、専用BBローダーを使用することで簡単に装弾を行うことが可能です。

GHK BBローダー

専用BBローダーを使用する場合は、ローダー内にBB弾を流し込んだあと下記画像のようにBBローダーの給弾アダプター部をマガジンリップにあてがい、ローダー内のBB弾をロッドで押し込んで装弾します。

GHK マガジン

GHK M4 ガスブロマガジンの装弾数は最大35~40発ほどとなりますが、最大量まで給弾するとマガジン内部で弾詰まりを起こす可能性がございます。これはGHKに限らずエアガン用マガジン全てに共通します。

GHK M4 ガスブロマガジンには、30~32発程度の給弾にとどめるようにしてください。

 

マガジンへのガス注入方法

GHK M4 ガスブロ ORGAコンプリートはその名の通りパワーソースとしてHFC134aHFO1234zeCO2を使用します。パワーソースとなるガスは、リキッドチャージガスの場合はマガジンに直接充填、CO2ガスの場合はCO2ボンベをマガジン内にセットします。リキッドチャージガスとCO2では、それぞれ別タイプのマガジンを用意する必要があります。

 

リキットチャージガス タイプ

オルガエアソフトで販売しているGHKマガジンはこちらのタイプになります。リキットチャージ ガスマガジンは背面に注入バルブがありますので、ここにガス缶のノズルを差し込んでからガス缶を押し込むと、マガジンへのガス充填がスタートします。マガジンの注入バルブを上向きに、ガス缶を下向きにしてガス充填を行ってください。

GHK マガジン ガス注入

海外仕様の注入バルブとなりますので、ガスが満タンになっても日本製品のようなガスの吹き戻しがありません。マガジン内のガスが空の状態からおよそ10~15秒ほど注入すれば、30発撃ちきれる程度のガス量が注入できます。

<<ご注意>>
※マガジンの温度、ガス缶の温度、気温などの影響でマガジンにガスが入りづらい場合がございます。特に、マガジンが温かく、ガス缶が冷えている場合・ガス缶内のガス残量が僅かな場合など顕著となります。

※マガジン温度が高い場合は、一度放出バルブを押して内部のガスを放出してください。気化熱によりマガジンが冷えます。

※GHK M4マガジンは海外仕様のため高圧ガスにも対応した注入バルブとなっております。お使いのガス缶残量が僅かとなった場合は国産マガジン用などにまわし、新しいガス缶をご用意ください。

※ガスが充分にマガジンに入っているにもかかわらず本体の動作が良くない場合、ガスを入れ過ぎていることによる気化スペースの減少が原因である可能性があります。その場合は放出バルブを押してガスを少し出し、マガジンをよく温めてから再度射撃してください。ガスマガジン内のガス量が把握できなくなった場合は一度内部を空にし、再度10~15秒程度ガスを注入するようにしてください。

※放出バルブを押してガスを放出する際、ガスルートパッキンから勢いよくガスが噴き出します。ご自身や周囲の方の顔には向けないようマガジンの向きにご注意ください。

※リキッドチャージガスを充填後、マガジンを直射日光に長時間当てたり高温となるたき火・ストーブ等の近くに置かないようご注意ください。不意にガスが放出されたりマガジンの破損に繋がる可能性が高くなります。

※リキッドチャージガスによるガスブロ運用は気温20℃以上の環境下が推奨となります。気温が低い時季はご使用に適さない場合がございます。

 

CO2ガス タイプ

当店でのGHK CO2マガジンの販売は行っておりませんが、ORGAコンプリートでもCO2マガジンのご使用が可能です。他ショップ様へのご案内や取り寄せができる場合もございますので、ご希望の方はお問い合せ下さい。

GHK CO2 マガジン

GHK CO2マガジンはCO2ボンベをマガジン内部にセットして使用します。マガジンの底部カバーの穴に細いピンポンチ等を入れてスライドさせてカバーを外すと、CO2ボンベ挿入口にアクセス可能となります。CO2ボンベのキャップは6mmの六角レンチを使用して開閉可能です。

GHK M4 ガスブロ CO2

CO2ボンベは細い方からマガジンに挿入してください。

CO2ボンベ セット方法

CO2ボンベのキャップは、締め込んでいくとそのままボンベに圧を掛けボンベの開封と固定を同時に行います。

キャップをはめスルスル回していきテンションが掛かったところで一度手を止めます。そこから先は、更に回し込んでいくとボンベが開封されガスが漏れ始めますので、「プシュー」という音が聞こえなくなるまで一気に回し込んでください。

GHK M4 マガジン

キャップを閉め終わったら、マガジン底部のカバーを戻して準備完了となります。

<<ご注意>>
※CO2ボンベのセット時「プシュー」音が止まったらそれ以上はキャップを回さないようにしてください。必要以上に締めこむと、CO2ボンベの受けとなるマガジン側のパッキンが変形し、ガス漏れの原因となります。

 

③GHK M4 本体操作方法


※GHK M4 ガスブローバック ORGAコンプリートの操作方法は、基本的に他メーカーのガスブロとの違いはございません。この項は初めてガスブロ製品をご使用頂くオーナー様はお読みいただき、それ以外の方は次項の④ホップ調整の項目からお読みください。

 
ガスブローバックマシンガンの良さは、実銃に限りなく近い操作手順をシミュレートできる点にあります。電動ガンと比べ射撃までのプロセスが異なりますので、本項にて手順について解説します。

 

初弾の装填

GHK M4 ガスブロで射撃を行う際は、まず②で準備したマガジンを本体マグウェル部に差し込み、マガジンキャッチがしっかりと掛かっていることを確認します。

GHK M4 マガジン挿入

続いてチャージングハンドルをめいいっぱい引いてから手を離してください。ボルトキャリアを手動で前後させることでマガジン内のBB弾を1発、チャンバー内に送り込みます。また、この動作によりハンマーが引き起こされ、トリガーによる射撃が可能になります。

 

セレクター操作と射撃

初弾の装填を行ったあと、セレクターをSEMIまたはAUTOに合わせてからトリガーを引くとBB弾が発射されます。SEMIではトリガーを1回引くごとに1発。AUTOではトリガを引いている間は連続してBB弾が発射されます。

GHK M4 ガスブロは実銃に準拠した操作感を再現しており、セレクターはハンマーが引き起こされた状態(チャージングハンドルを1回引いた状態)の時のみSAFEに入れることが可能です。ハンマーが起きていない状態ではSEMIまたはAUTOしか選択できません。

ガスブロはマガジンを本体に挿していなければBB弾は発射されませんが、サバイバルゲームで使用する際はセーフティーエリアでの誤解を避けるため、チャージングハンドルを引き、セレクターをSAFEに入れた状態で保管してください。フィールドにて指示がある場合はそれに従ってください。

ご自宅などで長期保管される際は、ハンマースプリングの劣化を避けるためマガジンを抜いた状態でトリガーを1回引いてハンマーを戻し、セレクターはSEMIに合わせて保管してください。

 

ボルトオープンとマガジンチェンジ

マガジン内のBB弾を全て撃ちきりますと、ボルトキャリアが後退した状態でボルトストップが掛かり動作を停止します。この状態ではトリガーを引いても反応しません。

スペアマガジンを用意している場合は、マガジンリリースボタンを押してセット中のマガジンを引き抜き、スペアマガジンを挿入します。

続けて、ボルトリリースレバーを押すことで後退していたボルトキャリアが前進し、初弾を装填します。あとの操作方法は1本目のマガジンと同様になります。

<<ご注意>>
※初弾の装填時、続けて2回、3回とチャージングハンドル引いてしまいますとBB弾が複数発チャンバーに装填されてしまいます。その場合はマズルを下に向けガスマシンガンを軽く振り、余分なBB弾を落下させてください。インナーバレル内に複数発のBB弾が残っている状態で発射しますと弾詰まりの原因となりますのでご注意ください。

※サバイバルゲームへのご参加の際、フィールドアウト時にマガジンを抜いての空撃ちは動作しません。マガジンを抜いたらセレクターをSAFEに入れそのまま退場してください。次回ゲーム開始時チャンバー内にBB弾が残っている場合は、マガジンを挿す前に一度チャージングハンドルを引いてハンマーを起こしておき、続けてマガジンを挿入して発射可能状態となります。

GHK M4 チャンバー

 

④ホップ調整


ホップとは、BB弾の発射時に回転を与えることで浮力を生じさせ飛距離を伸ばす仕組みです。ホップ回転を強く掛ければBB弾が浮くような弾道となり飛距離は伸びますが、弾道が読みづらく安定性も落ちるためゼロイン(弾道と照準を合わせること)や精密な射撃が難しくなります。

ホップ調整をする際は、BB弾が浮く弾道から徐々にホップを弱めていき、ちょうど水平弾道となる辺りが適正ホップとなります。

 

GHK M4 のホップ調整ダイヤルへのアクセス

ホップの強弱はホップ調整ダイヤルを回すことで調整します。 GHK M4 ガスブローバックのホップ調整ダイヤルはアウターバレル基部の下面にあります。そのためホップ調整の際はハンドガードのアンダーレールを外したり、モデルによってはハンドガードごと取り外す必要があります。

GHK M4 TNTチャンバー

オルガエアソフトで組み上げたGHK M4 コンプリートにつきましては、アウターバレル基部が覆われる大きさのバレルナットの場合、アウターバレルの切欠きに合わせてホップ調整ダイヤルアクセス用のホール開け加工を施工しております。そのためホップ調整の際にバレルナットまで外すような面倒な分解作業は必要ありません。

とはいえ、ホップ調整の度にハンドガードを外すのが面倒と思われるかもしれませんが、 GHK M4 コンプリートは基本的には一度お好みの弾道に調整して頂ければその後滅多に再調整は必要なくなります。納品後の初回使用時のみ、お手数ですが本手順を踏んで頂ければと思います。

ハンドガードの取付方法もモデルにより様々となりますので、ホップ調整ダイヤルへのアクセス方法もそれぞれ異なります。以下ご参照ください。

MK18mod1

MK18mod1に装着されているハンドガードは ダニエル・ディフェンス RIS II タイプとなり、サイドレールの4箇所のマイナスネジを外すとアンダーレールが外れます。前方の2本は外す必要はありません。そのまま下面から覗くとホップ調整ダイヤルが確認できます。

MK18 Mod1 GHK

URG-I

ハンドガード根本のボルト2本を右側面から外します。脱落防止が付いておりますので止まる所まで引き抜いてください。また、更にレシーバー側に近い部分の左右に回転止めのイモネジが配置されています。こちらも緩めておきます。

ハンドガードを前方にスライドさせて外すとバレルナット下面からホップ調整ダイヤルが確認できます。

GHK URG-I

M4A1

ハンドガード根元にあるデルタリング(横から見ると台形状になっている部分)を後方に引きながらアンダーレールを外すとホップ調整ダイヤルが確認できます。

GHK M4A1

その他のモデル

1点物のコンプリートや個別に製作依頼頂いたモデルについてはそれぞれハンドガードの外し方が異なりますので、ご不明な場合は当店までお問い合せ下さい。基本的にはハンドガードまで外せばホップ調整ダイヤルが確認できるように製作しております。

 

ホップ調整ダイヤルの操作

GHK M4 ORGAコンプリートではチャンバーにT-N.T. APS-X CNCホップアップチャンバーキットを採用しています。アウターバレル基部下面に見えるシルバーのダイヤルを回すことでホップアップの強弱を調整します。

ダイヤルは、マズルを上に向けた状態で
・右回し:ホップが強くなります。
・左回し:ホップが弱くなります。

GHK TNTチャンバー ホップ調整

ご自身の好みに合う弾道になるまで試射とダイヤル調整を繰り返してください。面ホップとなっておりますのでダイヤルの調整は若干シビアになっています。ダイヤルの回転を数mm単位で行ってください。

また次項で解説する初速調整を行うことにより、本項で設定したホップアップの掛かり具合に変化が生じる場合があります。④と⑤の調整を交互に繰り返しながら最適な弾道に調整してください。④と⑤両方の調整が完了したらハンドガードを元に戻します。

初回使用時、適正ホップに調整しておけば次回以降もそのまま使用可能です。保管時に都度ゼロホップに戻す必要はありません。

 

⑤初速調整


④でホップの調整が完了したら、続いて初速の調整を行います。初速の調整は、ボルトキャリア内にあるノズルの NPAS (可変フローバルブ)を調整することで行います。NPASにアクセスするには、まずボルトキャリアを本体から取り出す必要があります。

ボルトキャリアを取り出すにはまず、ロアレシーバー後端にあるテイクダウンピンを引き抜いてテイクダウン(レシーバーの上下分解)を行います。テイクダウンピンを引き抜くには、直径5mmのピンポンチとプラスチックハンマーまたはゴムハンマーのご用意をお勧めします。

下記写真のようにピンポンチ等をテイクダウンピンにあてがい、ハンマー等で押し込んで反対側へと引き抜きます。テイクダウンピンは脱落防止がついているので、止まるところまで押し込めば問題ありません。

GHK M4 テイクダウンピン

後方のテイクダウンピンを解除すると前方のピボットピン(フロントテイクダウンピン)を支点にレシーバーが上下に展開します。展開した状態でチャージングハンドルを軽く引くと、ボルトキャリアが取り出せます。

GHK M4 テイクダウン

GHK M4 ボルトキャリア

ボルトキャリアを取り出したら、前方に見えるノズルの先端から、ORGAコンプリートに同梱している専用のNPAS調整レンチを挿入します。フローバルブにうまくハマった状態で左右に回すことで初速調整を行います。

ノズルに差し込んだ専用工具を
・右回し:初速が上がります。
・左回し:初速が下がります。

GHK M4 NPAS調整

ホップ調整と初速調整は必ず同時に行ってください。ホップの調整だけで初速が5~15m/s上がったり、初速の調整でホップの掛かり具合が変わる可能性があります。

適正な調整を行えば初速が規制値を超えることはありませんが、ご使用頂くパワーソースの種類、マガジンの状態・相性、ホップとNPASの極端な調整によっては一時的に初速が高くなる場合があります。サバイバルゲームへお持ち込みされる際は必ず弾速計を用いて初速を計測し、フィールドレギュレーションに適しているかご確認ください。

また、フィールドの弾速チェック後のテイクダウンはあらぬ疑いを招きます。不要な分解は避け、どうしてもテイクダウンが必要な場合はフィールドスタッフに確認を取り、作業後に改めて弾速チェックを受けてください。

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このオーナーズマニュアルでは、 GHK M4 ガスブローバック ORGAコンプリート をお買い求めいただいた際の射撃準備や初回使用時の弾道調整方法について解説させて頂きました。

そのほかの調整やメンテナンス、 GHK ガスブロシリーズのご紹介はGHKカテゴリの記事一覧からご覧ください。

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