GHK M4 ガスブロ ORGAコンプリート: オーナーズ マニュアルv2

GHK M4 ガスブロ ORGAコンプリート: オーナーズ マニュアルv2
GHK M4 ガスブロ ORGAコンプリート: オーナーズ マニュアルv2
 

GHK M4 ガスブローバック ORGAコンプリート : 基本的な操作方法、及び初期調整方法など

GHK M4 ガスブロ ORGAコンプリートの基本操作と初期調整を解説します。これは、オーナーズマニュアルです。マガジンの準備から、ホップ調整、初速調整までをまとめました。購入前の方も、仕上がりの目安としてお読みください。

GHK M4 ORGAコンプリートの調整の要点まとめ

  • 初回は、ホップ調整と初速調整を、時間をかけて行う
  • BB弾は、マガジンに30~32発程度にとどめる
  • ガスは、リキッドチャージとCO2で、マガジンが別タイプになる
  • ホップダイヤルは、アウターバレル基部の下面にある
  • ホップを右に回すと強くなり、左に回すと弱くなる
  • 初速調整は、NPASの専用レンチを使い、右回しで初速が上がる
  • 調整のあとは、必ず弾速計で初速を測る
章 内容 ポイント
①本体各部名称 パーツ名称の確認 写真で各部を確認する
②マガジンの準備 BB弾とガスの充填 ガスの入れ過ぎに注意
③本体操作方法 装填、射撃、マガジンチェンジ 保管時の状態も確認
④ホップ調整 ダイヤルでの弾道調整 数mm単位で少しずつ回す
⑤初速調整 NPASでの初速調整 ホップ調整と交互に行う

このマニュアルの使い方

この度は GHK M4 ガスブローバック ORGAコンプリートをお買い上げ頂き、誠にありがとうございます。
検索から来られた方は、ORGAコンプリートにご興味をお持ちいただきありがとうございます。

本記事は GHK M4 ガスブローバック ORGAコンプリート をご購入頂いたお客様向けのオーナーズマニュアルとして製作しておりますが、ご興味をお持ち頂いた方にもお読みいただける内容として公開させて頂いております。

本マニュアルを通し、 GHK M4 ガスブロ ORGAコンプリート の基本的な扱い方や最初に行っていただくホップ調整・初速調整の方法を解説致します。最初にしっかりと時間をかけて本体の調整及びゼロインを行っていただくことで、 GHK M4 の性能を最大限発揮させることができます。

GHK M4 ガスブロは、台湾のGHKが製造しています。ORGAコンプリートは、そのGHK M4をORGAが組み上げた仕様です。そのため、このマニュアルは、調整を始める前の確認用にも役立ちます。

 

GHK M4 ガスブローバック ORGAコンプリート オーナーズ マニュアル 目次

①本体各部名称
②マガジンの準備
③GHK M4 本体操作方法
④ホップ調整
⑤初速調整

 

①GHK M4 本体各部名称


GHK M4 パーツ名称

GHK M4

GHK M4の主要パーツには、スチールとアルミが使われています。例えば、ボルトやバレルはスチール製です。また、レシーバーは、アルミ製です。

部位 素材・特徴 備考
ボルト・バレル スチール製 販売店の仕様情報で一致
ファイアコントロール スチール製 ORGAの過去記事でも案内
レシーバー アルミ製 モデルにより仕上げが異なる
刻印 Colt正式ライセンスの刻印 モデルにより異なる

箱出しとORGAコンプリートの違い

GHK M4は、箱出しとORGAコンプリートの2種類で販売しています。箱出しは、メーカー出荷のままの状態です。一方、ORGAコンプリートは、ORGAの調整とカスタムが入った仕様です。

種類 内容 向いている人
箱出し 何も手を加えていない 自分でカスタムしたい方
ORGAコンプリート ORGAのノウハウで調整済み 購入後すぐ使いたい方

 

②マガジンの準備


ガスブローバックマシンガンは、マガジン(弾倉)にBB弾とパワーソースとなるガスを充填することで発射及び動作するエアソフトガンです。サバイバルゲームなどでの使用時はもちろん、後半で説明するホップ調整や初速調整についても試射を行うためマガジンの準備は必須です。

この項目ではマガジンの準備方法について解説します。

マガジンは、GHK M4の動力源でもあります。そのため、準備が不十分だと、作動が不安定になります。まず、BB弾の装弾から順に確認しましょう。

 

GHK M4 マガジンへのBB弾装弾

BB弾の給弾はマガジンリップから行います。手で1発ずつ押し込んで装弾することも可能ですが、専用BBローダーを使用することで簡単に装弾を行うことが可能です。

GHK BBローダー

専用BBローダーを使用する場合は、ローダー内にBB弾を流し込んだあと下記画像のようにBBローダーの給弾アダプター部をマガジンリップにあてがい、ローダー内のBB弾をロッドで押し込んで装弾します。

専用BBローダーなら、1発ずつ押し込む手間が減ります。ただし、ロッドは、ゆっくり押し込んでください。急ぐと、BB弾が詰まる原因になります。

装弾の前に、BB弾の状態も確認しましょう。いびつな弾が混ざると、弾道が乱れる原因になります。また、直射日光や高温の場所に置いた弾は、避けるのが無難です。

GHK マガジン

GHK M4 ガスブロマガジンの装弾数は最大35~40発ほどとなりますが、最大量まで給弾するとマガジン内部で弾詰まりを起こす可能性がございます。これはGHKに限らずエアガン用マガジン全てに共通します。

GHK M4 ガスブロマガジンには、30~32発程度の給弾にとどめるようにしてください。

項目 目安 理由
最大装弾数 35~40発ほど マガジンの仕様上の上限
推奨の給弾数 30~32発程度 弾詰まりを避けるため
弾詰まりの傾向 最大量まで入れると起こりやすい GHKに限らず共通

 

マガジンへのガス注入方法

ガスの種類とマガジンの選び方

GHK M4 ガスブロ ORGAコンプリートはその名の通りパワーソースとしてHFC134aやHFO1234zeやCO2を使用します。パワーソースとなるガスは、リキッドチャージガスの場合はマガジンに直接充填、CO2ガスの場合はCO2ボンベをマガジン内にセットします。リキッドチャージガスとCO2では、それぞれ別タイプのマガジンを用意する必要があります。

パワーソース マガジン 充填方法
HFC134a リキッドチャージ用 背面の注入バルブにガス缶を差し込む
HFO1234ze リキッドチャージ用 背面の注入バルブにガス缶を差し込む
CO2 CO2ボンベ用 ボンベをマガジン内にセットする

近年は、CO2化も主流になっています。ただし、CO2は初速が上がりやすい傾向があります。そのため、使い始める前に、必ず初速を確認してください。

 

リキットチャージガス タイプ

リキッドチャージガスの充填手順

リキットチャージ ガスマガジンは背面に注入バルブがありますので、ここにガス缶のノズルを差し込んでからガス缶を押し込むと、マガジンへのガス充填がスタートします。マガジンの注入バルブを上向きに、ガス缶を下向きにしてガス充填を行ってください。

GHK マガジン ガス注入

海外仕様の注入バルブとなりますので、ガスが満タンになっても日本製品のようなガスの吹き戻しがありません。マガジン内のガスが空の状態からおよそ10~15秒ほど注入すれば、30発撃ちきれる程度のガス量が注入できます。

充填のコツは、マガジンの注入バルブを上向きにすることです。次に、ガス缶を下向きにして、しっかり押し込みます。そして、10~15秒ほどを目安に注入します。

ガス注入時の注意点

症状 主な原因 対処
ガスが入りづらい マガジンが温かく、ガス缶が冷えている 放出バルブを押して、マガジンを冷やす
ガスが入りづらい ガス缶の残量が僅か 新しいガス缶を用意する
動作が悪い ガスの入れ過ぎで、気化スペースが減った ガスを少し出し、マガジンを温める
ガス量が分からない 充填量の把握ができない 一度空にして、10~15秒ほど注入し直す

<<ご注意>>
※マガジンの温度、ガス缶の温度、気温などの影響でマガジンにガスが入りづらい場合がございます。特に、マガジンが温かく、ガス缶が冷えている場合・ガス缶内のガス残量が僅かな場合など顕著となります。

※マガジン温度が高い場合は、一度放出バルブを押して内部のガスを放出してください。気化熱によりマガジンが冷えます。

※GHK M4マガジンは海外仕様のため高圧ガスにも対応した注入バルブとなっております。お使いのガス缶残量が僅かとなった場合は国産マガジン用などにまわし、新しいガス缶をご用意ください。

ガスの入れ過ぎと保管の注意点

※ガスが充分にマガジンに入っているにもかかわらず本体の動作が良くない場合、ガスを入れ過ぎていることによる気化スペースの減少が原因である可能性があります。その場合は放出バルブを押してガスを少し出し、マガジンをよく温めてから再度射撃してください。ガスマガジン内のガス量が把握できなくなった場合は一度内部を空にし、再度10~15秒程度ガスを注入するようにしてください。

※放出バルブを押してガスを放出する際、ガスルートパッキンから勢いよくガスが噴き出します。ご自身や周囲の方の顔には向けないようマガジンの向きにご注意ください。

※リキッドチャージガスを充填後、マガジンを直射日光に長時間当てたり高温となるたき火・ストーブ等の近くに置かないようご注意ください。不意にガスが放出されたりマガジンの破損に繋がる可能性が高くなります。

※リキッドチャージガスによるガスブロ運用は気温20℃以上の環境下が推奨となります。気温が低い時季はご使用に適さない場合がございます。

冬場は、ガスが気化しにくくなります。そのため、気温が低い日は、作動が鈍くなりがちです。なお、ガスの気化には熱が必要なので、連射するとマガジンが冷えます。

 

CO2ガス タイプ

GHK CO2 マガジン

CO2ボンベのセット手順

GHK CO2マガジンはCO2ボンベをマガジン内部にセットして使用します。マガジンの底部カバーの穴に細いピンポンチ等を入れてスライドさせてカバーを外すと、CO2ボンベ挿入口にアクセス可能となります。CO2ボンベのキャップは6mmの六角レンチを使用して開閉可能です。

CO2マガジンは、高圧のガスを使います。そのため、リキッドチャージとは扱い方が変わります。特に、CO2ボンベのキャップは、締め込み過ぎないようにしましょう。

GHK M4 ガスブロ CO2

CO2ボンベは細い方からマガジンに挿入してください。

CO2ボンベは、細い方からマガジンに入れます。また、向きの確認は、キャップを締める前に済ませましょう。

CO2ボンベ セット方法

CO2ボンベのキャップの締め方

CO2ボンベのキャップは、締め込んでいくとそのままボンベに圧を掛けボンベの開封と固定を同時に行います。

キャップを締めると、ボンベの開封と固定が同時に進みます。そのため、途中でテンションが掛かったら、一度手を止めましょう。

キャップをはめスルスル回していきテンションが掛かったところで一度手を止めます。そこから先は、更に回し込んでいくとボンベが開封されガスが漏れ始めますので、「プシュー」という音が聞こえなくなるまで一気に回し込んでください。

GHK M4 マガジン

キャップを閉め終わったら、マガジン底部のカバーを戻して準備完了となります。

手順 作業 ポイント
1 底部カバーを外す 細いピンポンチ等でスライドさせる
2 ボンベを細い方から入れる 向きを間違えない
3 キャップを締める 6mmの六角レンチで開閉できる
4 「プシュー」音が止まるまで回す 止まったら、それ以上は締めない
5 底部カバーを戻す 準備完了

<<ご注意>>
※CO2ボンベのセット時「プシュー」音が止まったらそれ以上はキャップを回さないようにしてください。必要以上に締めこむと、CO2ボンベの受けとなるマガジン側のパッキンが変形し、ガス漏れの原因となります。

 

③GHK M4 本体操作方法


※GHK M4 ガスブローバック ORGAコンプリートの操作方法は、基本的に他メーカーのガスブロとの違いはございません。この項は初めてガスブロ製品をご使用頂くオーナー様はお読みいただき、それ以外の方は次項の④ホップ調整の項目からお読みください。

 
ガスブローバックマシンガンの良さは、実銃に限りなく近い操作手順をシミュレートできる点にあります。電動ガンと比べ射撃までのプロセスが異なりますので、本項にて手順について解説します。

操作の流れは、実銃に近い手順です。そのため、電動ガンに慣れた方は、最初に流れを確認すると安心です。次の表で、全体像をつかんでください。

場面 操作 結果
初弾の装填 マガジンを挿し、チャージングハンドルを引く BB弾が1発チャンバーに入り、ハンマーが起きる
射撃 セレクターをSEMIかAUTOにしてトリガーを引く SEMIは1発、AUTOは連続で発射
弾切れ ボルトストップが掛かる トリガーを引いても反応しない
マガジンチェンジ マガジンを交換し、ボルトリリースを押す 初弾が装填される

 

初弾の装填

GHK M4 ガスブロで射撃を行う際は、まず②で準備したマガジンを本体マグウェル部に差し込み、マガジンキャッチがしっかりと掛かっていることを確認します。

GHK M4 マガジン挿入

続いてチャージングハンドルをめいいっぱい引いてから手を離してください。ボルトキャリアを手動で前後させることでマガジン内のBB弾を1発、チャンバー内に送り込みます。また、この動作によりハンマーが引き起こされ、トリガーによる射撃が可能になります。

チャージングハンドルは、途中で止めずに最後まで引いてください。また、手を離すだけで、ボルトキャリアは前進します。なお、引き直すたびに、BB弾が送られる点に注意しましょう。

マガジンキャッチが掛かると、マガジンは固定されます。そのため、挿したあとに、掛かったかを必ず確認しましょう。

 

セレクター操作と射撃

初弾の装填を行ったあと、セレクターをSEMIまたはAUTOに合わせてからトリガーを引くとBB弾が発射されます。SEMIではトリガーを1回引くごとに1発。AUTOではトリガを引いている間は連続してBB弾が発射されます。

GHK M4 ガスブロは実銃に準拠した操作感を再現しており、セレクターはハンマーが引き起こされた状態(チャージングハンドルを1回引いた状態)の時のみSAFEに入れることが可能です。ハンマーが起きていない状態ではSEMIまたはAUTOしか選択できません。

セレクター 選べる条件 動作
SAFE ハンマーが起きている時だけ 射撃できない
SEMI いつでも選べる トリガー1回で1発
AUTO いつでも選べる 引いている間は連続発射

SAFEに入れられるのは、ハンマーが起きた状態だけです。そのため、チャージングハンドルを1回引いてから、SAFEに入れます。なお、ハンマーが起きていないと、SEMIかAUTOしか選べません。

保管時の安全とセーフティーエリア

ガスブロはマガジンを本体に挿していなければBB弾は発射されませんが、サバイバルゲームで使用する際はセーフティーエリアでの誤解を避けるため、チャージングハンドルを引き、セレクターをSAFEに入れた状態で保管してください。フィールドにて指示がある場合はそれに従ってください。

ご自宅などで長期保管される際は、ハンマースプリングの劣化を避けるためマガジンを抜いた状態でトリガーを1回引いてハンマーを戻し、セレクターはSEMIに合わせて保管してください。

保管の状態は、場面で変わります。フィールドでは、チャージングハンドルを引き、セレクターをSAFEに入れます。一方、自宅での長期保管では、ハンマーを戻し、セレクターをSEMIに合わせます。

場面 保管の状態 理由
サバゲーのセーフティーエリア ハンドルを引き、セレクターをSAFE 誤解を避けるため
自宅での長期保管 マガジンを抜いてトリガーを1回引く。セレクターはSEMI ハンマースプリングの劣化を避ける

 

ボルトオープンとマガジンチェンジ

ボルトストップの仕組み

マガジン内のBB弾を全て撃ちきりますと、ボルトキャリアが後退した状態でボルトストップが掛かり動作を停止します。この状態ではトリガーを引いても反応しません。

スペアマガジンを用意している場合は、マガジンリリースボタンを押してセット中のマガジンを引き抜き、スペアマガジンを挿入します。

続けて、ボルトリリースレバーを押すことで後退していたボルトキャリアが前進し、初弾を装填します。あとの操作方法は1本目のマガジンと同様になります。

マガジンチェンジ時の注意点

<<ご注意>>
※初弾の装填時、続けて2回、3回とチャージングハンドル引いてしまいますとBB弾が複数発チャンバーに装填されてしまいます。その場合はマズルを下に向け本体を軽く振り、余分なBB弾を落下させてください。インナーバレル内に複数発のBB弾が残っている状態で発射しますと弾詰まりの原因となりますのでご注意ください。

※サバイバルゲームへのご参加の際、フィールドアウト時にマガジンを抜いての空撃ちは動作しません。マガジンを抜いたらセレクターをSAFEに入れそのまま退場してください。次回ゲーム開始時チャンバー内にBB弾が残っている場合は、マガジンを挿す前に一度チャージングハンドルを引いてハンマーを起こしておき、続けてマガジンを挿入して発射可能状態となります。

チャンバーにBB弾が残ったまま次のゲームを始める場合は、手順が大切です。まず、マガジンを挿す前に、チャージングハンドルを引きます。次に、マガジンを挿入して、発射可能な状態にします。

GHK M4 チャンバー

 

④ホップ調整


ホップとは、BB弾の発射時に回転を与えることで浮力を生じさせ飛距離を伸ばす仕組みです。ホップ回転を強く掛ければBB弾が浮くような弾道となり飛距離は伸びますが、弾道が読みづらく安定性も落ちるためゼロイン(弾道と照準を合わせること)や精密な射撃が難しくなります。

ゼロインは、弾道と照準を合わせる作業です。そのため、ホップの掛かり具合が変わると、着弾の位置も変わります。まず、ホップを決めてから、ゼロインに進みましょう。

ホップ調整をする際は、BB弾が浮く弾道から徐々にホップを弱めていき、ちょうど水平弾道となる辺りが適正ホップとなります。

ホップ調整は、強めから弱める方向で進めます。まず、BB弾が浮く弾道を作ります。次に、ダイヤルを少しずつ弱めて、水平に飛ぶ位置を探します。

状態 弾道 対処
ホップが強すぎる BB弾が浮き上がる ダイヤルを左に少し回す
ホップが弱すぎる BB弾が落ちる ダイヤルを右に少し回す
適正ホップ ほぼ水平に飛ぶ その位置で固定する

 

GHK M4 のホップ調整ダイヤルへのアクセス

ホップの強弱はホップ調整ダイヤルを回すことで調整します。 GHK M4 ガスブローバックのホップ調整ダイヤルはアウターバレル基部の下面にあります。そのためホップ調整の際はハンドガードのアンダーレールを外したり、モデルによってはハンドガードごと取り外す必要があります。

GHK M4 TNTチャンバー

オルガエアソフトで組み上げたGHK M4 コンプリートにつきましては、アウターバレル基部が覆われる大きさのバレルナットの場合、アウターバレルの切欠きに合わせてホップ調整ダイヤルアクセス用のホール開け加工を施工しております。そのためホップ調整の際にバレルナットまで外すような面倒な分解作業は必要ありません。

ホップ調整の頻度とハンドガードの取り外し

とはいえ、ホップ調整の度にハンドガードを外すのが面倒と思われるかもしれませんが、 GHK M4 コンプリートは基本的には一度お好みの弾道に調整して頂ければその後滅多に再調整は必要なくなります。納品後の初回使用時のみ、お手数ですが本手順を踏んで頂ければと思います。

最も大切なのは、初回の調整です。そのため、納品後の初回使用時には、時間をかけて手順を踏みましょう。一度決まれば、再調整の頻度は低くなります。

ハンドガードの取付方法もモデルにより様々となりますので、ホップ調整ダイヤルへのアクセス方法もそれぞれ異なります。以下ご参照ください。

ホップダイヤルは、アウターバレル基部の下面にあります。そのため、まず、ハンドガードやアンダーレールの外し方を確認します。モデル別の方法は、次の表と各項目で確認できます。

モデル別のホップダイヤルへのアクセス方法

モデル 外すもの ポイント
MK18mod1 サイドレール4箇所のマイナスネジ 前方の2本は外さない
URG-I ハンドガード根本のボルト2本と、回転止めのイモネジ 前方にスライドさせて外す
M4A1 デルタリングを後方に引き、アンダーレールを外す そのまま下から確認できる
その他のモデル モデルごとに異なる 不明な場合はお問い合せ

MK18mod1

MK18mod1に装着されているハンドガードは ダニエル・ディフェンス RIS II タイプとなり、サイドレールの4箇所のマイナスネジを外すとアンダーレールが外れます。前方の2本は外す必要はありません。そのまま下面から覗くとホップ調整ダイヤルが確認できます。

MK18 Mod1 GHK

URG-I

ハンドガード根本のボルト2本を右側面から外します。脱落防止が付いておりますので止まる所まで引き抜いてください。また、更にレシーバー側に近い部分の左右に回転止めのイモネジが配置されています。こちらも緩めておきます。

ハンドガードを前方にスライドさせて外すとバレルナット下面からホップ調整ダイヤルが確認できます。

GHK URG-I

M4A1

ハンドガード根元にあるデルタリング(横から見ると台形状になっている部分)を後方に引きながらアンダーレールを外すとホップ調整ダイヤルが確認できます。

GHK M4A1

その他のモデル

1点物のコンプリートや個別に製作依頼頂いたモデルについてはそれぞれハンドガードの外し方が異なりますので、ご不明な場合は当店までお問い合せ下さい。基本的にはハンドガードまで外せばホップ調整ダイヤルが確認できるように製作しております。

 

ホップ調整ダイヤルの操作

GHK M4 ORGAコンプリートではチャンバーにT-N.T. APS-X CNCホップアップチャンバーキットを採用しています。アウターバレル基部下面に見えるシルバーのダイヤルを回すことでホップアップの強弱を調整します。

チャンバーには、T-N.T. APS-X CNCホップアップチャンバーキットを採用しています。ダイヤルは、アウターバレル基部の下面に見えるシルバーのパーツです。なお、販売店の仕様情報でも、ダイヤルは、反動で動きにくい作りとされています。

ダイヤルは、マズルを上に向けた状態で

回す向きは、マズルを上に向けた状態が基準です。この向きで、右回しなら強く、左回しなら弱くなります。ただし、向きを変えると、感覚が逆になりやすいので注意しましょう。

・右回し:ホップが強くなります。
・左回し:ホップが弱くなります。

GHK TNTチャンバー ホップ調整

GHK M4 ORGAコンプリートのホップダイヤルは、面ホップです。そのため、調整はシビアです。1回に回す量は、数mm単位にとどめましょう。

ホップ調整の進め方

ご自身の好みに合う弾道になるまで試射とダイヤル調整を繰り返してください。面ホップとなっておりますのでダイヤルの調整は若干シビアになっています。ダイヤルの回転を数mm単位で行ってください。

また次項で解説する初速調整を行うことにより、本項で設定したホップアップの掛かり具合に変化が生じる場合があります。④と⑤の調整を交互に繰り返しながら最適な弾道に調整してください。④と⑤両方の調整が完了したらハンドガードを元に戻します。

初回使用時、適正ホップに調整しておけば次回以降もそのまま使用可能です。保管時に都度ゼロホップに戻す必要はありません。

手順 作業 目安
1 ハンドガードを外し、ダイヤルを確認する モデル別の方法を参照
2 強めのホップから試射を始める BB弾が浮く弾道を作る
3 少しずつ弱める 水平弾道に近づける
4 初速調整と交互に繰り返す ④と⑤の調整を往復する
5 ハンドガードを戻す 次回以降は、そのまま使える

 

⑤初速調整


④でホップの調整が完了したら、続いて初速の調整を行います。初速の調整は、ボルトキャリア内にあるノズルの NPAS (可変フローバルブ)を調整することで行います。NPASにアクセスするには、まずボルトキャリアを本体から取り出す必要があります。

NPASは、RA-TECH社が展開するノズルの機構です。ノズル内部のバルブで、発射用とブローバック用のガス配分を変えます。そのため、使うガスや気温に合わせて、初速を調整できます。

初速調整の目的は、フィールドの規制値に合わせることです。そのため、ホップ調整のあとに、NPASで微調整します。また、調整後は、ホップの掛かり具合も確認しましょう。

ボルトキャリアの取り出し方

ボルトキャリアを取り出すにはまず、ロアレシーバー後端にあるテイクダウンピンを引き抜いてテイクダウン(レシーバーの上下分解)を行います。テイクダウンピンを引き抜くには、直径5mmのピンポンチとプラスチックハンマーまたはゴムハンマーのご用意をお勧めします。

下記写真のようにピンポンチ等をテイクダウンピンにあてがい、ハンマー等で押し込んで反対側へと引き抜きます。テイクダウンピンは脱落防止がついているので、止まるところまで押し込めば問題ありません。

テイクダウンピンには、脱落防止が付いています。そのため、止まるところまで押し込めば、外れる心配はありません。ただし、ハンマーは、プラスチックかゴム製を使いましょう。

GHK M4 テイクダウンピン

後方のテイクダウンピンを解除すると前方のピボットピン(フロントテイクダウンピン)を支点にレシーバーが上下に展開します。展開した状態でチャージングハンドルを軽く引くと、ボルトキャリアが取り出せます。

手順 作業 ポイント
1 ピンポンチとハンマーで、テイクダウンピンを押し込む 止まるところまで押せばよい
2 レシーバーを上下に展開する 前方のピボットピンが支点になる
3 チャージングハンドルを軽く引く ボルトキャリアが取り出せる
4 NPAS調整レンチをノズルに差し込む 専用レンチは、ORGAコンプリートに同梱

GHK M4 テイクダウン

GHK M4 ボルトキャリア

NPAS調整レンチの使い方

ボルトキャリアを取り出したら、前方に見えるノズルの先端から、ORGAコンプリートに同梱している専用のNPAS調整レンチを挿入します。フローバルブにうまくハマった状態で左右に回すことで初速調整を行います。

レンチは、ノズルの先端から差し込みます。フローバルブにハマると、回したときに抵抗を感じます。ただし、ハマっていない状態で無理に回すのは、避けてください。

ノズルに差し込んだ専用工具を

回す向き 初速 備考
右回し 上がる 専用のNPAS調整レンチを使う
左回し 下がる フローバルブにハマった状態で回す

NPASは、ノズル内部のバルブを調整する仕組みです。これにより、ガス量の配分が変わります。そのため、ガスの種類や気温に合わせて、初速を細かく調整できます。

・右回し:初速が上がります。
・左回し:初速が下がります。

GHK M4 NPAS調整

初速に影響する要素と再計測

ホップ調整と初速調整は必ず同時に行ってください。ホップの調整だけで初速が5~15m/s上がったり、初速の調整でホップの掛かり具合が変わる可能性があります。

初速に影響する要素は、複数あります。例えば、パワーソースの種類、マガジンの状態、ホップとNPASの調整量です。そのため、どれか1つを変えたら、初速を測り直しましょう。

影響する要素 初速への影響
パワーソースの種類 HFC134a、HFO1234ze、CO2で傾向が変わる
マガジンの状態・相性 個体差で初速が変わる
ホップの調整 調整だけで初速が5~15m/s上がる場合がある
NPASの調整 極端な調整は、一時的に初速が高くなる場合がある

適正な調整を行えば初速が規制値を超えることはありませんが、ご使用頂くパワーソースの種類、マガジンの状態・相性、ホップとNPASの極端な調整によっては一時的に初速が高くなる場合があります。サバイバルゲームへお持ち込みされる際は必ず弾速計を用いて初速を計測し、フィールドレギュレーションに適しているかご確認ください。

フィールドでの弾速チェックとテイクダウン

また、フィールドの弾速チェック後のテイクダウンはあらぬ疑いを招きます。不要な分解は避け、どうしてもテイクダウンが必要な場合はフィールドスタッフに確認を取り、作業後に改めて弾速チェックを受けてください。

弾速チェックの前に、調整を済ませておきましょう。また、チェック後の分解は、避けてください。やむを得ない場合は、フィールドスタッフに確認し、作業後に弾速チェックを受け直します。

—————————————-

 

このマニュアルのまとめ

このオーナーズマニュアルでは、 GHK M4 ガスブローバック ORGAコンプリート をお買い求めいただいた際の射撃準備や初回使用時の弾道調整方法について解説させて頂きました。

そのほかの調整やメンテナンス、 GHK ガスブロシリーズのご紹介はGHKカテゴリの記事一覧からご覧ください。

GHK ガスブロ のカスタムのご相談や仕様についてのご質問は、オルガエアソフト WEB SHOP のお問い合わせフォームからお願い致します。

このマニュアルの流れは、準備、操作、ホップ調整、初速調整です。まず、マガジンを整えます。次に、操作を確認します。最後に、ホップと初速を交互に調整します。

 
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GHK M4 オーナーズマニュアルに関するよくある質問(Q&A)

Q. GHK M4 ORGAコンプリートとは、何ですか?

台湾のGHKが製造するM4ガスブロを、ORGAが組み上げたモデルです。ORGAは、バレルナットの形状によって、ホップダイヤル用のホール加工も施工しています。

Q. 最初に、何を調整すればいいですか?

ホップ調整と初速調整です。最初に時間をかけて調整とゼロインを行うと、GHK M4の性能を最大限発揮できます。

Q. マガジンには、何発まで入れられますか?

最大35~40発ほどです。ただし、弾詰まりを避けるため、30~32発程度にとどめてください。

Q. どのガスを使えますか?

HFC134a、HFO1234ze、CO2を使えます。ただし、リキッドチャージとCO2では、マガジンのタイプが異なります。

Q. 冬場でも使えますか?

リキッドチャージガスは、気温20℃以上が推奨です。そのため、気温が低い時季は、使用に適さない場合があります。

Q. ホップダイヤルは、どこにありますか?

アウターバレル基部の下面にあります。ハンドガードやアンダーレールを外すと、確認できます。

Q. ホップは、毎回調整する必要がありますか?

いいえ、初回使用時に適正ホップへ調整すれば、次回以降もそのまま使えます。また、保管のたびにゼロホップへ戻す必要もありません。

Q. 初速は、どうやって調整しますか?

専用のNPAS調整レンチを使います。右回しで初速が上がり、左回しで下がります。

Q. 調整のあとに、何を確認しますか?

弾速計で初速を測り、フィールドのレギュレーションに合っているかを確認します。また、ホップ調整のあとも、初速を測り直してください。

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