ジョン・ウィックの師匠が大ピンチ？！
Taran Tactical Innovationsが山火事に囲まれ危険な状況に
映画ジョン・ウィックの撮影に臨むキアヌ・リーヴスをはじめ、様々なハリウッド俳優に本格的な射撃技術の指導をして映画のアクション性を飛躍的に伸ばした功績が称えられるタラン・バトラー。彼の運営する銃器ショップやインストラクターとしての活動拠点でもあるTaran Tactical Innovationsが、カリフォルニア州シミバレーで発生した山火事によってピンチに陥っている。
シミバレーでの火災は現地時間10月30日の朝に確認され、今現在でも収束には向かっていないという。タラン・バトラー氏本人も火災の様子をFacebookに投稿するなどし自ら消火活動にあたったとみられるが、Taran Tactical Innovationsのシューティングレンジや建物が無事であるか確認はできない。タラン・バトラー氏は避難し無事なようである。
Taran Tactical Innovationsからほど近い場所にあるロナルド・レーガン記念図書館に迫る火災の様子がニュース映像などで報じられているが既に強制避難対象となっており、煙のすぐ向こう側にあるTaran Tactical Innovationsへの被害が銃愛好家やジョン・ウィックなどの映画ファンの間でも心配されている。
またシミバレーの周囲には住宅街や道路も密集しており、多くの学校が閉鎖になったり道路が封鎖されているという。現地は強風が吹き荒れ突風の発生も懸念されており、加えて湿度も一桁台と最悪の状況のようだ。現在の気象条件はあと10時間以上続くと予想されていて、更なる被害拡大が危ぶまれている。
タラン・バトラーは伝説的なプロシューターであり、彼の運営するTaran Tactical Innovationsは世界的にも多大な影響を与えてきた銃器ブランド及びトレーニング施設である。シューティング界や映画界のためにも無事を祈りたい。
※追記※
現地時間10月31日午前10時ごろ、タラン・バトラー氏のFacebookが更新されTaran Tactical Innovations周囲の火災は収束したこと、タラン・バトラー氏やTaran Tactical Innovationsのスタッフなど全員無事であることが報告された。また、彼らを救ってくれた消防士たちへの感謝を述べている。
施設は半分近くが燃えてしまい復旧の必要があるものの再興に向けて動き出すとのこと。タクティカルシューティング、スポーツシューティングには欠かせないTaran Tactical Innovationsの存続が守られたことにひとまず安心した。無事に活動の再開ができることを願いたい。
