Bushnell プリズムサイトの実力とは?

Bushnell プリズムサイトの実力とは?
Bushnell プリズムサイトの実力とは?
 

Bushnell LIL P Prism Sight
ドットサイトに取って代わる?プリズムサイトの実力とは

実銃での使用に耐えうる精度・耐久性を持つ実物光学機器ながら、抑えられた価格設定を実現し日本のサバゲーでも人気の高いBushnell社製品。ORGA AIRSOFTでも多くのモデルを取り扱い、非常に高評価を頂いている光学メーカーだ。

そんなBushnellの新モデルとして今夏登場したのが、ドットサイトとしては珍しいプリズムサイト「TAC OPTICS RED DOT LIL P PRISM SIGHT」だ。その特徴は、通常のチューブ型ドットサイトとは異なるレンズ効果を利用したことによる広い視界と、プリズムサイトならではの超コンパクト且つ軽量な筐体の2点に尽きる。

果たしてドットサイトとどのような違いがあるのか、その違いを見てみよう。

ブッシュネル

 

1倍レンズを通して見る広い視界

LIL P プリズムサイトは一見するとただのドットサイトだが、よくみると対物レンズがかなり小さく、普通のドットサイトとは違うことがすぐに分かる。さらに、接眼レンズを覗けば驚きの視界が待っている。

LIL P プリズムサイトはスコープの様な倍率拡大機構は持たないためジャンルとしてはドットサイトに当たるが、実際光学機器としての仕組みはスコープと同じである。言ってみれば1倍のスコープなのだ。そのため、レティクルはLEDのドットを反射させたものではなく、スコープのようなサークルドットを持つ。ただし、バッテリーによってレティクルを発光させることができるのでドットサイト同様に暗闇での運用も可能だ。

1倍スコープの機構を持つと視界にどんな影響があるのかというと、レンズを覗いた時の視界の広さが何よりのメリットとなる。チューブ型ドットサイトではどうしても筐体の厚みや対物レンズの遠近感によって、筒の向こう側の視界が狭くなってしまう。LIL P プリズムサイトでは筐体の中で、小さな対物レンズで捉えた像を接眼レンズで肉眼と同じ倍率まで拡大して目に投影するため、通常のドットサイトほど筐体の厚みも気にならず、レンズ内そのものの視野が非常に広いのが特徴だ。

プリズムサイトの視界

倍率は1倍のため見える像は肉眼とさほど変わらず、多少の視差はあってもドットサイトの様に両目を使って違和感なくサイティングすることができる。また、公称値としてアイリリーフ距離が90mmと設定されてはいるが、実際その距離より近づいても離れても視界が極端に悪くはならず、またどの距離から見てもレティクルが一定の大きさで見えるというのも大きなメリットだ。写真ではレティクルが小さく写るが、実際に肉眼で見るとしっかりとした大きさでサイティングしやすい。

 

プリズムサイトだから実現できた最小サイズ

LIL P プリズムサイトのもう1つの特徴は何と言ってもそのサイズだろう。チューブ型ドットサイトでは最小の部類に入るT1・T2型と比べてもLIL P プリズムサイトはかなりの小ささを誇る。
接眼レンズ直径はわずか16mm程度で、レンズ効果による広大な視界のおかげでチューブ径をかなり絞れたことがそのコンパクトさの恩恵に繋がっている。

付属する専用マウントもハイマウント、ローマウントともに軽量素材・設計で、エアガンに載せてもその重量を感じることなく取り回すことができるだろう。

プリズムサイト

コンパクトドットサイト
通常の小型ドットサイトとの大きさ比較。左がTRS-26、右がLIL P PRISM SIGHT

 

TAC OPTICS RED DOT LIL P PRISM SIGHTのスペック

・全長:58.4mm
・重量:125g
・対物レンズ:11mm
・接眼レンズ:16mm
・マルチコートレンズ
・アイリリーフ:90mm
・クリック値:1MOA
・調整範囲:100+ MOA
 ※MOAは100ヤード(91.44m)先で1インチ(25.4mm)となる角度(大きさ)
・100% 耐水、防曇、耐衝撃
・12段階調光:使用電池 CR2032(テスト電池付属)

 

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プリズムサイト

 

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