ハンドガン?SMG?B&T AGのセンスが光る USW A1 !
ASG製 B&T正式ライセンスのガスブローバックが新入荷!
USW A1 は一見ハンドガンのようだが、よく見ればストックが付いている…。
ハンドガンなのかサブマシンガンなのか、なんともカテゴライズに困る銃だが、これはスイスのガンメーカーB&T AG(ブリュッガー&トーメ)が実際に実銃で販売している USW A1 をASGがガスブローバックで再現したエアガンだ。
B&Tの正式ライセンスを取得しており、ディテールから刻印まで実にリアルに仕上がったガスブロだ。
この USW A1 ガスブロの特徴は、ハンドガンとしてもサブマシンガンとしてもフレキシブルに使用できるフォールディングストックが備えられていることだ。
トリガー操作する人差し指でロックを解除し、ストック根本のボタンを押し上げながら真っ直ぐに伸ばせば1~2秒で展開できる。
ゲーム中に精密な照準を必要としたときにすぐに形態を変更できるのは、この手の銃ならではのメリットと言えるだろう。
▲フォールディングストックは樹脂製となるが、ガタもほとんどなく強固な作りだ。
▲フロントアンダーレールのすぐ上にストック折り畳み時のホールド&解除レバーがある。
▲レバーを押せばロックが解除され、スプリングの勢いでストックが途中まで飛び出してくる。
本体構造はスライドがブローバックするガスハンドガンそのものだが、スライドに干渉しないトップレールやストックが付属するためドットサイトなどの小型光学照準器を直接搭載可能。他にもマズルは14mm逆ネジを備え、サイレンサー等のマズルデバイスにも対応している。
実銃についてはB&T USAではカテゴリーとしてはピストルとライフルやサブマシンガンの間のPDW(Personal Defense Weapon)に位置する銃として、MP9などと同カテゴリに配している。(ORGAではライフル/サブマシンガンカテゴリにて販売)なお、実銃もエアガンもハンドガンベースのためフルオート機能はない。
スライドの後端部分はトップレールやストック基部を有するハウジングで囲まれており、ストックを使用してコンパクトに構えてもブローバックしたスライドが顔を直撃する心配はない。
その分、初弾装填のためスライドを引く動作に支障をきたしそうだが、スライドには指を掛けやすい突起や前方にセレーションがあり操作はしやすい。
実銃はCZ75系ハンドガンがベースのため、本製品でも他社製CZ75ガスブロシリーズのマガジンが使用できる可能性が高いが(ORGAでは検証できておらず保証は致しかねます)、ASGからは50連ロングマガジンも発売されており、より USW A1 らしいスタイルを楽しむならこちらがオススメだ。
ASGではリキッドチャージとCO2どちらにも対応する製品としてアナウンスされており、強度や耐久性的にもハイレベルなガスブロであることが伺える。(STGA「全日本トイガン安全協会」の認可を受けた製品ではないため、CO2でのご利用はお勧めしません。CO2使用で初速が規定値内だったとしても、フィールドによってはご利用できない場合があります。)
B&T AG USWとは?
USWとはUniversal Service Weaponの略で、世界に衝撃を与えた2015年のパリ同時多発テロを踏まえてB&T AGが開発するに至った。
街中をパトロールする警官は通常ハンドガンを装備しているが、街中でテロや凶悪事件が発生した場合、軽装であるにも関わらず最初に現場に駆け付けるのはやはりパトロール隊員である。
もし犯人がアサルトライフルなどを所持していた場合、街中の犯行でハンドガンの射程でも届く範囲だったとしても、テロリストのライフルに対抗したり市民を巻き込まずに正確に射撃することは困難を極める。
ハンドガンであっても、ストックによる安定した射撃フォームと、トップレールによって追加されたドットサイトの照準があればテロリストに対抗するのにかなり有利になるだろう。
普段はハンドガンとして携帯し、凶悪事件発生時には精密な射撃を可能とするPDWとなる、そんなアイデアからパトロール隊員向けに開発されたのが USW A1 というわけだ。
USW A1 はCZ75ピストルのクローンであるSPHINX 3000をベースとして開発された。SPHINX SYSTEMSはB&T AGと同じくスイスのガンメーカーで、特殊部隊や精鋭ユニット、スポーツシューター向けにチェコが生んだ名銃CZ75のライセンスドクローンを生産していた。
量産品と違い1つ1つ職人によりカスタムメイドされ精度も価格もハイエンドなモデルを製作するメーカーであったが、武器の輸出規制等のあおりをくらい残念ながら2016年に倒産している。
なおSPHINXのハンドガン自体は(量産モデルのみではあるが)クリス・ベクターで有名なKRISS USAによって生産が続けられている。
B&T AGはSPHINX SYSTEMSがKRISSグループに加わった際、SPHINX 3000のアメリカ製且つ初の量産化モデルとなったSPHINX 3000 SDPのフレームをPDW化。さらにスライドの設計も USW A1 専用設計に変更して使い勝手を向上。
SPHINX 3000はもともとB&T AGのお膝元であるスイスの州警察で採用されており、USWのベースモデルとして最適だった。
ヨーロッパ地域ではUSWはSPHINX 3000ベース1モデルのみの展開であるが、B&T USAでは他にグロックを搭載するUSW-GキットやSIG P320をベースとしたUSW-320などが存在する。
B&T AGの USW 公式プロダクトページはコチラ【実銃メーカーサイト】
本体仕様
全長:250/465mm
重量:950g(マガジン含む)
装弾数:26発
パワーソース:HFC134a、HFC152a
※製品本体はCO2対応の表記がありますが、付属するマガジンはリキッドチャージガス式になります。
※STGA認可の製品ではありません。そのため日本国内使用についてはCO2マガジンの使用について動作保証致しかねます。またCO2マガジン装填によるフィールドでの使用可否については、各フィールドにお問い合せ下さい。