トリジコン(Trijicon)について

トリジコン（Trijicon）は1981年にアメリカで創立され、ミシガン州ウィクソムに本部を置く大手の光学機器メーカーである。
元々、Armson OEGのアメリカ唯一の輸入業者であるArmson USAとしてスタートしたが、1985年にトリジコンとして会社を編成しなおしピストル用ナイトサイトの製造をはじめた。

1987年にはナイトサイトでも利用しているトリチウムの発光機能を応用したスコープ、ACOGを開発。以降、アメリカ軍をはじめとした様々な国の軍隊にて使用され、ACOGはトリジコンの代名詞ともいえる光学機器としてその名を広めた。

その後ACOG以外にも幅広い光学機器の開発を行い、今ではスコープやナイトサイト以外にもドットサイトやサーマルビジョンなどの製品も製造しており、軍や法執行機関、民間系まで幅広く利用されている。

詳細

スコープ、ドットサイト、ナイトビジョン、ナイトサイトなどを主力製品とし、軍事や法執行機関から民間まで幅広く利用されている。

アメリカ軍に制式採用されトリジコンを代表する製品となっているACOGは、固定で4倍の倍率とBDC(弾丸の落下から距離に合わせた照準線を持つ、弾道補正機構）により、ライフルの有効射撃距離を600ｍ～800ｍとする。電池がなくても使用する事ができよう、周囲の光を利用する集光チューブを利用し環境に応じてレティクルを発光させる事ができる。光のまったくない夜間などでもトリチウムによる発光機能があるため、あらゆる光環境下でも用いることが可能となっている。

アメリカ軍採用モデルであるTA31RCOでは、スコープにもかかわらず両眼を開いた状態で照準を合わせる事ができるBAC設計を取り入れている。両目で見ることにより明るく広い視野を確保しつつ、レティクルの存在によって自然に標的をズームできる特徴を持ち、使用感としてはドットサイト、実際の機能はスコープという特殊な扱い方が可能な光学機器となっている。両目を使うことにより、スコープながら周囲の認識もしやすい。

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