KAC(KNIGHT’S ARMAMENT COMPANY)について

KAC(KNIGHT’S ARMAMENT COMPANY)について
KAC(KNIGHT’S ARMAMENT COMPANY)について
 

KAC(KNIGHT’S ARMAMENT COMPANY)について

ナイツアーマメント(Knight’s Armament Co.)とは、アメリカのフロリダ州にある銃器メーカー・銃器部品メーカーで、M4用のピカティニーレール付きハンドガードでは世界最大手であり、歩兵用ライフルや競技用ライフルにおいては特に大きなブランド力を持っている。
創業者はM16を開発し現代のアサルトライフルの祖とも言える設計者、ユージン・ストーナーの愛弟子のC・リード・ナイトJr。主に製造しているのは、5.56mmと7.62mm口径の自動小銃やそのパーツ類となっている。
「レール・アダプター・システム」(RAS) や「レール・インターフェイス・システム」(RIS) と呼ばれるハンドガード部分にピカティニー規格のアクセサリーレールシステムを追加できる部品で知られている。多種類のレールアクセサリーの取り付け、交換や更新も非常に簡単なことから軍や警察関係の装備品に広く採用されている。米軍の「特殊作戦兵装システム」(SOPMOD) のM4用の標準装備に採用されていて、ほぼ全ての米陸軍の歩兵用に購入され膨大な数が流通している。
 

 

KNIGHT’S ARMAMENT COMPANYの詳細

主な製品
【レール・ハンドガード】
●RIS(レール・インターフェイス・システム)/RIS2
KAC社のレール付きハンドガードとしては初期の製品で、M4純正のプラスチックハンドガードと交換して装着するタイプの簡易的ハンドガード。

●RAS(レール・アダプター・システム)
RISから大きく取り付け方法を変更したフリーフロートタイプのハンドガード。M4のバレルやハンドガードを固定するデルタリングを廃し、代わりにバレルナットでバレルを固定、その上からハンドガード固定用のリングナットを被せる形でハンドガードを取り付けるため、射撃時の熱が射手には伝わりづらく射撃精度の向上やストレス軽減を果たした。

●URX(アッパー・レシーバー・エクステンション)/URX2/URX3/URX3.1/URX4
フリーフロートタイプであることはRASと同じであるが、レシーバーとハンドガード間にあった大きなリングナットを廃し、バレルナットがハンドガードの固定も兼ねる形に変化し、レシーバーのトップレールから連続的にハンドガードのレールが繋がり、レシーバーからハンドガードをまたいだ形での光学機器の取り付けが可能になった。
URX以降は、時代に合わせた改良や軽量化が都度施されモデルチェンジする度にURXの名はそのままにナンバーが更新されるようになった。
 
【SRシリーズ】
軍用ライフルの設計者として著名な故ユージン・ストーナーの弟子で、彼の設計理念に共鳴していたKACの創業者リード・ナイトJrは、師の名を冠したストーナー・ライフル(SR)という名称でM16型のアサルトライフルを設計・製造した。
本体の操作系を全て両利き用のアンビ仕様とし、URX2ハンドガード、調整式トリガーシステム、クレーンストックを装備。作動方式はダイレクト・ガス・インピジメント方式で、高耐久性と低故障率のE3ボルトを採用、ジャムや故障に対する強さは他社のM4系ライフルよりも評価が高い。用途や弾薬、軍用や民間用など目的に合わせてモデル分けされている。

●SR-15
民間用・法執行機関用5.56mm弾セミオートモデル。

●SR-16
SR-15を軍用にフルオート機能を追加したモデル。

●SR-25
7.62mm弾を使用するセミオートスナイパーライフル。

●SR-30
SR-16をベースに.300 AAC Blackout弾仕様にした民間向けモデル。

●SR-47
SR-15をベースに7.62mm弾とAK-47のマガジンを使用するモデル。

●SR-635
6x35mm弾を使用する、汎用性を高めたPDW。従来のSR-15やSR-16のロアレシーバーとは共通だが、635特有のアッパーに入れ替えるだけで使用できる特徴がある。
 
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【米軍に制式採用された製品】
ナイツアーマメント社は米軍のSOPMOD(特殊作戦専用改修)に積極的に参加していて、トライアルでも優秀な成績を残して制式採用されている物も多い。セミオートスナイパーライフルの他、サプレッサーの様なアサルトライフル向けの様々なアクセサリー類など数多くの製品がミリフォトなどでも見受けられる。
 
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