グロックの実銃は早くも第6世代へ!GLOCK Gen6の濃い目な進化ポイント
ここでは、第6世代の特徴を項目ごとに見ていきます。
グロックの第6世代にあたるGLOCK Gen6について、変更点を順に整理します。
GLOCK Gen6(グロック第6世代)とは、2025年12月に発表された9mmピストルです。変更点を、Gen5との違いから整理しました。
GLOCK Gen6は、2025年12月発表の第6世代の9mmピストルです。グリップ、トリガー、スライドが大きく変わりました。この記事では、GLOCK Gen6の変更点を、Gen5と比べながら整理します。
なお、本記事は実銃の解説です。エアガンのGen6モデルは、本記事では確認していません。
GLOCK Gen6の要点まとめ
まず結論からお伝えします。特に押さえたい点は、次の6つです。
- GLOCK Gen6は、2025年12月に発表されました。
- 米国の初期モデルは、G17、G19、G45の3機種です。
- 新しいテクスチャのRTF6と、パームスウェルを採用しました。
- トリガーは、フラットフェイス形状になりました。
- また、光学機器は、3枚のプレートで直付けします。
- さらに、リコイルスプリングは、シングルに戻りました。
GLOCK Gen6の発表と発売時期
実銃ネタとしては少々新鮮味が薄れますが、2025年末にグロック社から新モデルのGLOCK Gen6シリーズが発表されました。
エアソフト業界ではここ数年でGen5 MOSなど第5世代の主要モデルが出揃い、ようやくエアガンが最新モデルに追いついた!と落ち着いた矢先での新世代登場。でもGen5って2017年の登場なので、もう9年も経ってるんですよね。
Gen6のモデル展開は米国ではG17、G19、G45の3モデル、ヨーロッパではそれにG49を加えた4モデルとなります。
GLOCK Gen6は、2025年12月6日に発表されたと報じられています。そのため、実銃としては新しい世代です。
発売は、2026年1月20日とされています。また、発売時は9mmのみです。
なお、他の口径は、発表時点では未発表でした。
GLOCK Gen6のモデル展開
グロック公式のサイトでは、4つのモデルが紹介されています。
- G17 Gen6は、標準サイズの9mmです。
- G19 Gen6は、コンパクトサイズの9mmです。
- G45 Gen6は、コンパクトのクロスオーバーです。
- G49 Gen6は、標準サイズのクロスオーバーです。
ただし、米国で展開するのは、G17、G19、G45の3機種です。そのため、G49は、ヨーロッパなど向けのモデルです。
一方、グロックは、1982年にG17を発表しました。Gen5が登場したのは、2017年です。そのため、Gen6は、久しぶりの世代更新です。
写真は、グロック公式が公開したGen6のイメージです。
旧世代モデルはVシリーズに統一
更にグロックでは旧世代モデルの統廃合が行われ、アメリカ民間市場でGen5以前のモデルはVシリーズに統一されました。
写真のG17V MOSは、Vシリーズの一例です。
これまでのグロックは、新世代モデルがリリースされても旧世代が一部ラインナップされ続けるのが常でしたので、今回はいつもとは違う様相を呈しています。普通に考えれば、新モデルが出たら旧モデルがラインナップから消えるのは製造業としては当たり前のことなので、グロックが特殊な気もしますが…。
ただしこれは米国一般市場向けの話で、法執行機関向けにはまだGen3~5までのフレームラインナップが残されています。またVシリーズが展開されるのはアメリカ市場のみで、ヨーロッパ圏などその他の地域ではGen3やGen5が残されています。この差は一体…?
なお、Vシリーズの詳細は、後半で解説します。
Gen6ではこれまでの世代モデルチェンジとは異なり、大きな設計変更が目白押し。その詳細や、Vシリーズ統合の理由についても解説していきましょう。
GLOCK Gen6で出てくる用語
先に、本記事で使う用語を整理します。
- RTF:グリップ表面の滑り止め加工です。
- パームスウェル:手のひらに合わせたふくらみです。
- ビーバーテール:グリップ上部の後方への張り出しです。
- セレーション:スライド操作を助ける溝です。
- ボア・アクシス:銃身の中心線です。
- FCU:ファイア・コントロール・ユニットの略です。
- オプティクス:ドットサイトなどの光学機器です。
目次
GLOCK Gen6の改良点
・フレームデザイン:テクスチャ
・フレームデザイン:グリップ
・フレームデザイン:マウントレールの規格統一
・トリガーデザイン
・スライドとオプティクスマウント
・リコイルスプリングとストライカー
GLOCK Gen6 COAモデル
GLOCK Vシリーズとは?
まとめ
GLOCK Gen6の改良点
続いて、第6世代で変わった点を確認します。
グロックは1982年に誕生して以降、5回に及ぶ大型モデルチェンジを行っている訳ですが、Gen2~Gen5についてはGen1を少しずつ改良していった感じで、スライドやフレームデザインの変更も基本ディテールをキープしていました。
しかしGen6においてはGen5以前と比べ、グロックらしさを残しつつも大きな変更点が目立ちます。まずはその改良点を1つずつ見ていきましょう。
GLOCK Gen6の改良点は、大きく6つです。
- フレームのテクスチャ
- フレームのグリップ形状
- マウントレールの規格統一
- トリガーの形状
- スライドとオプティクスマウント
- リコイルスプリングとエキストラクター
では、順番に見ていきます。
出典:GLOCK公式Facebook
つまり、G17の第1世代から第6世代までの変化が、並べて分かります。
GLOCK Gen6フレームデザイン:テクスチャ
GLOCK Gen6のフレームでまず分かりやすいのはテクスチャ(グリップ表面の滑り止め)の変更でしょうか。グリップ上部のサムレスト(親指が収まる窪み)もさり気なく形状変更しつつ、Gen2と同じ様にスライドストップレバーのすぐ下までテクスチャの範囲が拡大しています。
また、グロックのフレームカスタムで多いサポートハンド側のサムレスト(ガスペダル)へのステッピングに習い、ここにもテクスチャが追加されました。
つまり、GLOCK Gen6は、手の当たる範囲を広げています。
写真では、サムレスト付近までテクスチャが広がっています。
テクスチャのパターン自体も変更されており、梨地に直接ブロック状の凹凸を設けたGen4~Gen5と、Gen3の様なザラっとした滑り止めを組み合わせたものに改良されています。下の画像は新テクスチャのコダワリが分かりやすい様、タップ後にピンチアウトで拡大できるサイズで載せておきます。
出典:GLOCK公式Facebook
なお、拡大すると、ブロック状の凹凸とざらつきが重なっています。
RTFの違い:RTF2とRTF4とRTF6
グロックのフレームはRTF(Rough Textured Frame)という名称があり、滑り止めのタイプにより世代が分かれています。Gen3の後期型から導入されたRTF2はグリップ力に優れるものの、まるでヤスリの様なテクスチャにより手や衣服への攻撃性が高過ぎると悪評も立ちました。
Gen4から採用されたRTF4のテクスチャは攻撃性が抑えられ好評でGen5にも継承されましたが、Gen6ではこのRTF2とRTF4を組み合わせRTF6としています。RTF2のテクスチャをRTF4のドットパターンで覆うことで、グリップ力と使い勝手が両立したものへと進化しています。
グロック公式も、RTF6を2種類のテクスチャの組み合わせと説明しています。さらに、サムレスト付近まで範囲が広がりました。
そのため、GLOCK Gen6は、握った時の食いつきが変わります。ただし、手への当たりの強さは、実際に握って確かめたいところです。
RTFの変遷を整理する
- Gen3後期のRTF2は、グリップ力が高めです。ただし、攻撃性が強いと言われました。
- Gen4以降のRTF4は、攻撃性を抑えて好評でした。
- そして、RTF6は、RTF2とRTF4を組み合わせたものです。
つまり、RTF6は、グリップ力と使い勝手の両立を狙っています。
GLOCK Gen6フレームデザイン:グリップ
見た目だけでなく、機能面でも違いが大きい改良点としてグリップディテールの変更が挙げられます。それがグロックでは初となるパームスウェルの導入です。
パームスウェルとはPalm(手のひら)に合わせたSwell(ふくらみ)のことで、現代のハンドガンやライフルのピストルグリップでは良く見るデザイン。自然なカーブがフィット感をもたらしグリッピングが向上します。
グロックでは長らくグリップの両サイドが平坦なデザインを踏襲してきたため、Gen6の丸みを帯びたグリップは新鮮ですね。
グロック公式も、手のひらの形に沿った設計と説明しています。そのため、GLOCK Gen6は、握り心地が変わる改良です。
また、グロック公式は、サムレストが延長され、テクスチャが付いたと説明しています。つまり、リコイルを抑えやすくする変更です。
出典:GLOCK公式Facebook
写真は、G19 Gen6のグリップ周りです。
ハイグリップとビーバーテールの変更
グリッピングの向上はその他の点でも改良が見られます。トリガーガードのグリップ側とビーバーテールの厚みが抑えられ、Gen5以前よりもハイグリップが可能になりました。ボア・アクシス(銃身の中心線)とグリップを近づけることでリコイルの低減に繋がっています。
さらに、トリガーガードの付け根も、深くえぐられました。そのため、グリップを高い位置で握りやすくなります。
ちなみに、手が当たる「グロックナックル」を避ける狙いと紹介する媒体もあります。
また、ビーバーテールは、高く握ってもスライドに当たりにくい形です。つまり、ハイグリップを想定した設計です。
特に、グリップ側面の丸みに注目です。
スライドストップ周りの工夫
ハイグリップ化に伴いスライドストップレバーの周りのリブは背が高くなり、意図しない誤作動を防止。またビーバーテールは薄くなりましたが後方へと延び、ハイグリップ時のスライドとグローブ等の干渉を防ぐ安全策が取られています。
Gen4から導入されたバックストラップによるグリップサイズ調整はGen6でも引き続き可能です。
グロック公式も、スライドストップレバーの周囲に縁を設けたと説明しています。そのため、意図しない操作を防ぎやすくなります。
GLOCK Gen6フレームデザイン:マウントレールの規格統一
これは改良と言えるのか微妙なラインですが、フレーム前方のマウントレールの長さが統一されました。これにより、フルサイズのG17及びクロスオーバーのG49(フルサイズスライド+コンパクトフレーム)では、スライド先端がフレームから飛び出すデザインになります。実質、G47がG17になった感じです。
この措置は多様化し過ぎたモデル展開の縮小と、製造ラインを絞ることでコスタダウンを図ったのでしょう。プロの現場ではモジュール性能が求められる時代ですから、これは自然な流れではあると思います。
つまり、フレーム前方のレールは、モデルを問わず共通の長さです。そのため、GLOCK Gen6では、スライド先端が出るモデルが増えます。
また、G17とG49は、スライド先端がフレームから出ます。そのため、見た目が近いモデルです。
写真は、初期のモデル展開を示したものです。
トリガーデザイン
GLOCK Gen6ではトリガーの改良も外せないポイントです。デザインを見るとフラット・フェイス・トリガーが採用されていることが解ります。グロックのカスタムパーツでは良く見られた形状ですが、まさか本家がこれを取り入れるとは!セーフ・アクション・システムは引き続き搭載しており、トリガーを指で引かない限り暴発しづらくなっています。
グロック公式は、指の置き場所と引き味を安定させる設計と説明しています。ただし、引き味の好みは、人によって分かれます。
出典:GLOCK公式Facebook
また、フラットな面のトリガーが確認できます。
トリガーは支点となるピンの位置はGen5以前と変わらない様に見えますが、初期位置が少し手前になり手が小さい人でも引きやすくなっているほか、ストローク量も抑えられているそうです。
トリガーの引きやすさとFCUの話
尚、色々と情報が錯そうしていますが、どうやらFCU(ファイア・コントロール・ユニット)のモジュール化はGen6では見送られた模様。グロックは米陸軍のMHS(モジュラー・ハンドガン・システム)プログラムでSIG P320に敗れた過去もあり、モジュール性能の強化でトリガーをユニット化するという噂もあった様ですが残念ですね。
なお、トリガープルの数値は、資料ごとに異なります。そのため、本記事では載せていません。
スライドとオプティクスマウント
地味ながら、海外の銃器系メディアで評価が高いのがスライド・セレーション(スライド操作を補助するギザギザ)の改善です。Gen5の途中からフロント側にも追加するなど改善の意思は見られましたが、溝というには彫りが浅く、実銃界では昔から不満点として改善を求める声が大きかった様です。
Gen6では溝にテーパー角を設け、下は浅く、上に行くにしたがって深くなる様にしています。その結果、しっかりと手に食いつくセレーションへ生まれ変わりました。
つまり、溝が上に向かって深くなり、指がかかりやすい形です。
極めてシンプルなアイデアですが、これを閃いた時の技術者はさぞかし悦に浸ったことでしょう。スライドの耐久性をキープしながらセレーションを深くする、実に素晴らしい設計です。ナイスですね~。
具体的には、前側と後ろ側のセレーションが、どちらも深くなりました。そのため、スライドをつかむ動作がしやすくなります。
写真は、オプティクスマウント部分のイメージです。
オプティクスマウントの変更点
もう1つのスライドの改良点はオプティクスマウントです。Gen6からはMOSモデルはなく、デフォルトでオプティクスの搭載が可能になり、取付位置はMOSよりも低く設計されています。
主要メーカーのフットプリントに対応した3種類のプレートが標準で付属しますがスペーサーの様なもので、ドットサイト自体は直接スライドにボルトオンする設計です。プレートの材質はプラスチックですが、これはリコイルに対してバッファーとなりネジへの衝撃を和らげるため。金属より柔軟性があるため、ネジを締め込んだ時の反発力で緩み防止(ハイダーにとってのクラッシュワッシャー的な存在)にもなっているとか。
プレートは3枚付属し、RMRのフットプリントなどに対応すると報じられています。また、GLOCK Gen6では、MOSの名称はなくなりました。
つまり、すべてのモデルが、光学機器に対応した状態で出荷されます。
素材については海外メディアのライターの中でも賛否が分かれるポイントですが、こればかりは長期テストしてみなければ評価しづらいでしょう。
実際、海外のレビューでは、プレートが確実に固定できたという声もあります。ただし、長期の使用実績は、これからです。
リコイルスプリングとエキストラクターモジュール
外観からは分かりにくい部分ですが、GLOCK Gen6は勿論内部にも改良点があります。1つはリコイルスプリグのシングル回帰。Gen4とGen5で採用されていた2ステージリコイルスプリングは本来40口径以上の反動の強い弾薬に適したものであり、ひとまず9mm仕様のみの展開となるGen6ではシングルの方がマッチングが良いと判断された様です。
またリコイルスプリングは、ダブルよりシングルの方が稼働時のブレが抑えられるため、ブローバックおいては信頼性が向上するという見方もあります。リコイルスプリングがシングル化したことで、スライド前面のガイドホールはGen3以前の様に小さくなっています。
海外の報道では、シングルの一体型スプリングに戻ったと説明されています。そのため、GLOCK Gen6では、分解や組み立ての手順も簡単になります。
出典:GLOCK公式Facebook
写真は、フィールドストリップした状態です。
エキストラクターモジュールの小型化
エキストラクターモジュールがコンパクト化したことも特長の1つ。トイガンでは排莢システムを搭載したモデルガンでしか見られない部分なので分かりづらいですが、これまではオプティクスの固定ネジが貫通していたため、ネジ止め剤が入り込んで動作不良を起こすケースがありました。
GLOCK Gen6ではこのネジ穴がエキストラクターと干渉しなくなったため、ユーザーの不満の1つが解消されたことになります。
つまり、光学機器を載せる時のトラブル要因が、減りました。
GLOCK Gen6とGen5の違い 早見表
ここまでの内容を、表にまとめました。なお、出典はグロック公式と海外メディアです。
| 項目 | Gen5 | GLOCK Gen6 | 出典・備考 |
|---|---|---|---|
| テクスチャ | RTF4 | RTF6 | Glock EU |
| パームスウェル | なし | あり | Glock EU |
| トリガー形状 | 曲線 | フラットフェイス | Glock EU |
| セレーション | 浅め | 深く、角度付き | Glock EU・TFB |
| 光学機器 | MOS | 3枚のプレート標準 | Glock EU・TFB |
| リコイルスプリング | 2段式 | シングル | TFB・guns.com |
※トリガープルやバックストラップの寸法は、載せていません。レールの全長も同様です。資料ごとに表記が異なるためです。
GLOCK Gen6でも変わらない点
一方、変わらない点もあります。
- セーフ・アクション・システムは、引き続き搭載されます。
- バックストラップによるグリップサイズの調整も、可能です。
- また、9mm仕様である点も、発売時から変わりません。
つまり、GLOCK Gen6は、グロックらしさを残した改良です。
GLOCK x Aimpoint COAモデル
第6世代の違いを知ると、旧世代との比較がしやすくなります。
グロックはGen6のリリースより以前からAimpoint(エイムポイント)とのコラボモデル「COA」もリリースしていますが、Gen6についてもCOAモデルが登場しています。Aimpointがコンシールドキャリー用に開発した新型ドットサイト「COA」を搭載したモデルです。
COA搭載のGLOCK Gen6は、G17、G19、G45、G49の4機種です。これは、グロック公式の案内です。
COAはそれ以前からあるAcroよりも小型ですが、密閉式ながらチューブレスとなっており視界はむしろ広くなっているのが特長。グロックと共同開発となる独自のA-CUTマウントソリューションでフロント側を溝に引っ掛けるようにしてスライドに固定します。リコイルの前後動に対して非常に強固な耐衝撃性を持っています。
また、GLOCKのスライドもCOA用の独自オプティクスマウントに対応した専用カットが施されています。
写真は、COAを搭載したGen6です。
COAとA-CUTの特徴
COAのスライド固定には、標準のGen6に付属するプレートは必要なく直接スライドにマウントできますが、そもそもA-CUT専用設計スライドのため、他のドットサイトとの互換性が気になる所ですね。
COAの大きさは、約45×28×30mmと案内されています。また、重量は、電池込みで48gです。
さらに、明るさは12段階で、そのうち4段階は暗視装置用です。
グロック公式は、COAを小型軽量と紹介しています。また、エミッターは完全に密閉されています。さらに、ドットの大きさは3.5MOAです。
さらに、A-CUTは、アダプタープレートなしで直付けするための加工です。つまり、GLOCK Gen6の標準プレートとは別の仕組みです。
そのため、COA以外を使うなら、標準のGLOCK Gen6が選択肢です。
なお、COA搭載のGen6は、2026年3月に案内されたと報じられています。
GLOCK Vシリーズとは?
最後に、第6世代の要点を振り返ります。
ここまでGLOCK Gen6モデルについて解説してきましたが、冒頭でも書いた通りGLOCK USAでは民間向けでGen5以前のモデルをほぼ撤廃し、Vシリーズというモデルに集約しています。
VシリーズはディテールこそGen5ではありますが、世代表記を無くしスライドとフレームの双方に「V」を刻印しています。このモデルは一体何なのでしょうか。
Vシリーズの発表と内容
Vシリーズはストライカーやスライドの内部設計を変更し、複雑化したラインナップの整理と生産効率化を行ったモデルです。外見こそGen5の焼き写しですが中身は別物と言ってよく、旧モデルのユーザーに部品提供やサポートは続けつつ、徐々にVシリーズへと移行してもらう目的がある様です。
しかしその背景には、アメリカで横行しているフルオート化の違法改造が関連しているとの意見もあります。Gen5以前のグロックはこの改造が簡単に行えてしまう構造のため、新たに施行される法律で規制対象となったり訴訟となるリスクを避ける意図があるとした意見です。
グロックはこの件について公式な発表をしていませんが、Vシリーズでは簡単に改造を行えない様に改良した模様。ただし、Vシリーズをもってしても違法改造は可能だとする情報も出てきており、対策をしたのだとすれば中々一筋縄ではいかないようですね。
Vシリーズの発表は、2025年10月とされています。グロックの公式説明は、ラインナップの整理と生産の効率化です。
また、旧世代のサポートも続けると述べています。一方、内部設計の変更を、改造対策と結びつける資料もあります。
具体的には、トリガー周りやスライド内部の設計変更が挙げられています。ただし、グロックは、この点を公式には説明していません。
Vシリーズ発表とGen6登場の関係
これに関連しているか憶測の域を出ませんが、Gen6のリリースはVシリーズ発表から僅かな期間で行われたため、改造対策を急ピッチで進める必要があったのではとも思われます。Gen6では改造対策もバッチリな様子。
「たまたまGen6発表のタイミングが悪かった」のでなければ、Gen6には噂にあったモジュールFCUも搭載予定だったのかもしれませんし、もしかしたら今後、Gen6のモジュラー仕様や別モデルが登場するのかもしれません。あくまで予想ですが。
つまり、Vシリーズの発表から、GLOCK Gen6の発表までは、約2か月でした。なお、両者の関係は、公式には示されていません。
また、Vシリーズが展開されるのは、アメリカ市場のみです。一方、ヨーロッパなどでは、Gen3やGen5が残っています。
まとめ
第6世代を検討する方は、ここを押さえてください。
背景にきな臭い問題や噂はあるものの、GLOCK Gen6シリーズ自体は多くの銃器ライターから好評で、グロックの新ラインとしては最良のモデルとなったと言えるでしょう。これまでのグロックで最高のノーマルモデル(ノーマルのままで良い)だと太鼓判を押すライターもいます。
GLOCK Gen6シリーズの公式コンセプトは「ENGINEERED FOR YOU(あなたのために設計された)」。この言葉は、グロックがオペレーターや民間人も含めたユーザーの声に耳を傾け、そのニーズに応えた結果が集約されていることを表しています。
これまでのアップデートとは明らかに気合いの入り方が違う第6世代GLOCK。ユーザーによる長期使用テストでも問題がなければ、間違いなく「グロック社の転換点となったモデル」として評価を受けることになるでしょう。
GLOCK Gen6の変更点 まとめ
GLOCK Gen6は、握りやすさと使いやすさを中心に改良されました。特に、パームスウェルとRTF6が目立ちます。
また、トリガーと光学機器の設計も、大きく変わりました。さらに、リコイルスプリングはシングルに戻りました。
一方、Vシリーズの発表など、背景には複数の動きがあります。そのため、今後の続報にも注目です。
海外レビューで評価されている点
海外のレビューでは、GLOCK Gen6のグリップ形状が評価されています。特に、パームスウェルとビーバーテールの改良です。
また、セレーションの改良も、好評な点の1つです。一方、トリガーは、Gen5から大きくは変わらないという感想もあります。
たとえば、TFBは、1,000発の試射でトラブルがなかったと報告しています。ただし、これは1つのレビューの結果です。
また、あるレビューは、社外フレームの魅力を下げる出来と評価しています。つまり、カスタム前提のユーザーにも注目されています。
公式のスローガンは、英語で「engineered for you」です。そのため、使い手の声を反映した世代だと、アピールしています。
GLOCK Gen6の注意点
まず、ポリマー製プレートの長期の使用実績は、これからです。そのため、評価は、今後のテスト結果も待ちたいところです。
また、トリガープルなどの数値は、資料ごとに異なります。さらに、エアガンのGen6モデルは、本記事では確認していません。
なお、エアガンのGLOCKを探す方は、下のリンクから製品一覧をご覧ください。
公式のコンセプトを示したビジュアルです。
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GLOCK Gen6に関するよくある質問(Q&A)
よく聞かれる内容を、Q&A形式でまとめました。なお、情報は2026年10月時点のものです。
Q. GLOCK Gen6とは何ですか?
A. グロックが2025年12月に発表した、第6世代のピストルです。グリップ、トリガー、スライドなどが大きく変わりました。
Q. GLOCK Gen6の発売日はいつですか?
A. 発表は2025年12月6日、発売は2026年1月20日とされています。ただし、国内の販売状況は、本記事では確認していません。
Q. どんなモデルがありますか?
A. 米国では、G17、G19、G45の3機種です。また、ヨーロッパではG49も加わります。
Q. Gen5から何が変わりましたか?
A. テクスチャがRTF6になり、パームスウェルが加わりました。さらに、トリガーはフラットフェイスです。また、リコイルスプリングはシングルに戻りました。
Q. GLOCK Gen6にMOSモデルはありますか?
A. ありません。すべてのモデルが、光学機器に対応した状態で出荷されます。
Q. ドットサイトは、どう載せますか?
A. 3枚のプレートを使い、ドットサイトをスライドに直付けします。また、COA搭載モデルは、A-CUTで直付けします。
Q. Vシリーズとは何ですか?
A. 米国でGen5以前のモデルを置き換える、新しいラインです。グロックは、ラインナップの整理が目的と説明しています。
Q. エアガンのGLOCK Gen6はありますか?
A. 本記事では確認していません。最新情報は、各メーカーの発表や商品ページでご確認ください。
Q. GLOCK Gen6の評価は高いですか?
A. 海外メディアでは、好評な意見が多いです。ただし、長期の使用実績は、これからです。



















