UMP45カスタムの実例を紹介します。ARES製電動ガンUMP45に、飛距離と弾道の安定を狙うMagnusチューンを行いました。ただし、FET(EFCS)搭載のため、通常の電動ガンとは注意点が異なります。
UMP45カスタムの要点まとめ
- ARES製UMP45は、FET(EFCS)搭載の電動ガン
- メカボックスは独自規格で、Ver.2とVer.3の混合タイプ
- シリンダーはボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6
- ギアはJ-Armament製18:1強化ギアで、セクターギアのみ純正を使用
- モーターは東京マルイ製サマリウムコバルトモーターをショート化
- インナーバレルはMagnusバレル、HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOP
| 部位 | 使用パーツ・内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 軸受け | ORGA 8mm軸受け | 必ず接着する |
| シリンダー | MagnusシリンダーセットVer2~Ver6 | ボアアップで飛距離アップを狙う |
| ピストン | 純正(FULLメタル歯) | 洗浄して流用 |
| ギア | J-Armament製18:1強化ギア | セクターギアは純正 |
| スプリング | ORGA MAGNUSスプリング 従来電動ガン用 | |
| モーター | 東京マルイ製サマリウムコバルトモーター | ロングをショートに加工 |
| インナーバレル | Magnusバレル | ワイドボアで弾道が安定 |
| HOPラバー | ORGA DIMENSION フラットHOP | HOPアームに接着 |
ARES UMP45 電動ガン Magnusチューン

今回はARES製電動ガンUMP45のMagnusチューンをご紹介いたします。
実銃としてのUMP45はドイツのH&K社が開発しMP5より強力な45ACP弾や.40S&W弾といった大口径の銃弾を使用可能にした短機関銃です。
外見は並行して設計されていた5.56x45mm NATO弾を用いる自動小銃であるH&K G36との共通点が多いとの事でどうりで似ている訳ですね。
UMP45カスタムの分解手順:ロアレシーバー

それでは作業を開始します。
ロアレシーバー後部のピンを抜きます。

これだけでロアレシーバーの前がフック状になっていてそこを支点にして外す事が出来ます。
UMP45カスタムのメカボックスの構造

メカボックスを固定しているトリガー前上部のピンを抜いてセレクターレバーをセミに合わせメカボックスを取り出します。

メカボックスは独自規格の形状でVer.2とVer.3の混合といった感じです。
右側にFET(EFCS)の基盤が付いてます。
UMP45のメカボックスは、独自規格の形状です。そのため、一般的なVer.2やVer.3用のパーツが、そのまま合うとは限りません。また、右側にはFET(EFCS)の基盤が付いています。

この部分がトリガースイッチでトリガーを引くとスイッチが押されて通電します。
左面は、セレクタープレートがなく、構造がシンプルです。一方、スイッチ類は右側のFET基盤にまとまっています。そのため、メカボックス内部はすっきりして見えます。
UMP45カスタムでスプリングとモーターを外す

スプリングはQDタイプのスプリングガイドなので後方から取り出せます。

スプリングを抜くと最後部に円筒状のパーツがあります。
メカボックスを開けるとこのパーツがポロっと落ちるので注意してください。
このパーツは疑似ブローバックパーツがピストンで後方にスライドした時にストッパーとなるパーツです。
円筒状のパーツは、疑似ブローバックの動作に関わる部品です。そのため、メカボックスを開ける前に、位置を覚えておきます。ただし、ポロっと落ちやすいので、作業台から落とさないよう注意します。
UMP45カスタムでFET基盤を外す

メカボックスを開けます。
内部はスイッチ類が無い分スッキリしてます。

右面のFET基盤を6本のネジを外して取り外します。
この時に基盤下側の絶縁シートを破いたり取り外したりしない様に注意して扱ってください。
FET基盤は、6本のネジで固定されています。そのため、外すときは、ネジを順に緩めます。また、基盤下側の絶縁シートは、破いたり外したりしないように扱います。
UMP45カスタムの軸受けとシリンダー

メカボックス内部パーツを全て外し洗浄します。
軸受けはORGA 8mm軸受けを使用します。
軸受けは必ず接着をしましょう!

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
Magnusシリンダーセットは、Ver2からVer6まで対応します。そのため、独自規格のメカボックスでも、組み合わせを確認して選びます。一方、ボアアップタイプなので、エア量を増やせる点が特徴です。
UMP45カスタムのピストンとグリスアップ

ピストンは純正ピストンがFULLメタル歯なので洗浄して使用します。

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップにはBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
UMP45カスタムのギアとセクターギア

ギアはJ-Armament製18:1強化ギアを使用します。

ARESのEFCS搭載の電動ガンはセクターギアの磁石で回転を制御しているのでセクターギアは純正品を使用します。
ARESのEFCS搭載機は、セクターギアの磁石で回転を制御します。そのため、セクターギアだけは、純正品を使います。また、ほかのギアを強化ギアに替えても、制御の仕組みは保てます。
UMP45カスタムでメカボックスを組み上げる

ギア周りとシリンダー周り、トリガーをメカボックスに組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材はBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。

メカボを閉じて基盤も取り付けます。
メインスプリングはORGA MAGNUSスプリング 従来電動ガン用を使用します。
UMP45カスタムのモーターのショート化

最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターを使用します。
そのままではロングモーターなのでショートモーターに加工します。
ショート化加工方法は以前にブログにてご紹介しておりますのでロングモーターのショート・ミドル化加工からご覧下さい。
サマリウムコバルトモーターは、ロングタイプです。そのため、そのままではUMP45のメカボックスに合わず、ショート化が必要です。ただし、加工方法は、ORGAのブログで紹介されています。

メカボックスをロアレシーバーに組込みロア周りのチューンは終了となります。
UMP45カスタムのチャンバーとインナーバレル

次にチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを押し込んでから反時計回りに回すと抜けます。

チャンバーを分解してインナーバレルとHOPアームを取り出します。

インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
ワイドボアのバレルは、BB弾が内壁に当たりにくい構造です。そのため、弾道が安定しやすくなります。さらに、ORGA製インナーバレルは、サイドにも溝があるので、面HOP仕様にも向いています。
UMP45カスタムのHOPと初速調整

HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレル
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。
国内では、0.989J以上のエアソフトガンは準空気銃として所持が禁止されています。そのため、初速は必ず基準内に収めます。なお、パワーアップだけを目的にした改造は、違法となるおそれがあります。
UMP45カスタムに関するよくある質問(Q&A)
Q. 実銃のUMP45とは、どんな銃ですか?
ドイツのH&K社が開発した短機関銃です。また、MP5より強力な45ACP弾や.40S&W弾を使えます。
Q. UMP45のメカボックスは、何タイプですか?
独自規格の形状で、Ver.2とVer.3の混合タイプです。そのため、右側にFET(EFCS)の基盤が付いています。
Q. UMP45カスタムで、セクターギアはなぜ純正ですか?
EFCS搭載機は、セクターギアの磁石で回転を制御するためです。
Q. シリンダーは、何に交換しましたか?
ボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6です。また、ギアはJ-Armament製18:1強化ギアにしました。
Q. モーターは、何を使いましたか?
東京マルイ製サマリウムコバルトモーターです。ただし、ロングタイプなので、ショート化して使いました。
Q. FET基盤を外すときの注意点は?
6本のネジで外します。そのため、基盤下側の絶縁シートを破かないように扱います。
Q. UMP45のチャンバーは、どう外しますか?
チャンバーを押し込んでから、反時計回りに回すと抜けます。








