アークタウラスは、2018年に誕生した香港のトイガンメーカーだ。この記事では、アークタウラス SR16 CQBの電動ガンに、Axisチューンを施す手順を整理する。
アークタウラス SR16 CQBのAxisチューンの要点
- ストックパイプはロアにネジが切られ、回しながら抜く方式
- QDスプリングガイド付きで、メカボックスを出さずにスプリング交換が可能
- メカボックスは一見Ver.2だが、セレクタープレートやトリガーは専用品
- マイクロスイッチ仕様で、今回はオーナー様のご希望でFETを組み込み
| 項目 | 使用したパーツ |
|---|---|
| FET | NEOX製FET(オーナー様のご希望) |
| 軸受け | ORGA 8mm軸受け |
| ギア | J-Armament製18:1強化ギア、セクターチップ |
| ノズル | でんでんむしM4用 |
| シリンダー | MagnusシリンダーセットVer2~Ver6 |
| ピストン | J-Armament製14歯メタルTeethピストン |
| スプリング | Axisスプリング従来用 |
| モーター | 東京マルイ サマリウムコバルトモーター |
| バレル | MagnusHDバレル |
| HOPラバー | ORGA DIMENSION フラットHOP |
電動ガン ARCTURUS SR16 CQB Axisチューン
今回はORGAで新たに取り扱いを始めたARCTURUS(アークタウラス)電動ガン SR16 CQB Axisチューンのご紹介です。
ARCTAURS(アークタウラス)は2018年に誕生した香港のトイガンメーカーです。
拘りをもって作らているメーカーでOUTLINEにてARCTURUSについてご紹介しておりますので是非ご覧ください。
SR16 CQBは、アンビセレクターを備えたモデルだ。そのため、両側のセレクターレバーを外す手順が加わる。
アークタウラスの分解とストックパイプの外し方

それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を外しアッパーとロアレシーバーを分解致します。
フレームロックピン(F)は、アッパーとロアをつなぐピンだ。そのため、最初にこのピンを外して、レシーバーを2つに分ける。

この銃のストックパイプは通常の従来電動ガン用とは異なりストックパイプをロアレシーバーにネジが切ってあり回しながら抜きます。
マルイの次世代やガスブロ・トレポンなど実銃と同じ方式です。
ストックパイプを外すとQDタイプのスプリングガイドがありメカボックスを取り出さなくてもスプリング交換が出来る構造です。
こういった部分もチューンや調整を容易に出来る様にしたメーカーの「拘り」を感じます。
QDスプリングガイドは、メカボックスを取り出さずにスプリングを交換できる仕組みだ。そのため、初速の調整やスプリングの交換が楽になる。
アークタウラスのグリップエンドとモーターの確認

内部の配線ですが2本とも前側から立ち上げてきています。
グリップ内部の形状により配線を通す場所を変えるとモーターがが配線に押されてグリップ内で正規の位置にならずグリップエンドが閉まらなかったりしますので配線の通し方は注意して下さい。
配線の通し方が悪いと、モーターが正しい位置に収まらない。そのため、グリップエンドを閉める前に、配線の位置を確認しておきたい。

モーターはノーブランドのロングモーターです。
性能は不明ですが駆動させた感じは悪くないです。
モーターは、チューンの内容に合わせて交換する選択もある。そのため、後半の手順では、東京マルイ サマリウムコバルトモーターに替えている。
モーターを取出したらグリップも外します。
アークタウラスのメカボックスと専用パーツの確認

SR16はアンビなので両側のセレクターレバーを外します。
あとは通常通りでマガジンキャッチ、ボルトストップ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外しメカボックスを取出します。
アンビセレクターは、左右にレバーがあるため、外す部品が増える。そのため、レバーやピンは、順番に並べて保管したい。

メカボックスは一見普通のVer.2タイプですが・・・。
セレクタープレートが専用品となっております。
Ver.2タイプに見えても、専用のセレクタープレートが使われている。つまり、汎用パーツがそのまま使えるとは限らない。

ボルトストップと連動しているボルトリリース機構です。
この辺りはVFCと同じです。
ボルトリリース機構は、ボルトストップと連動する。そのため、組み込み後にも、動きを確認しておきたい。
アークタウラスのマイクロスイッチと専用トリガー

メカボックス内部にはマイクロスイッチと専用トリガーです。
FETは付いていませんがマイクロスイッチ仕様ですのでトリガーレスポンスも良いです!
専用トリガーですので通常の電動ガン用トリガーは合いませんので注意して下さい。
マイクロスイッチは、小さなスイッチで電気の接点を切り替える方式だ。そのため、トリガーを引いた時の反応が良くなりやすい。
内部パーツを全て外し洗浄します。

カットオフレバーも専用品です。
マイクロスイッチ仕様ですので当然と言えば当然ですね。
上が専用カットオフレバーで下は通常のVer.2用カットオフレバーです。
中心からみると専用カットオフレバーの方が下に爪があるのがわかります。
爪の長さも少し短くなっています。
専用のカットオフレバーは、爪の位置と長さが通常品と異なる。そのため、通常品に交換しないように注意したい。

メカボックス内部の配線の通し方も覚えておきましょう。
これはスイッチの下側を通しているのが判ります。
FETの組み込みと8mm軸受けの取り付け
FETは、スイッチ接点の負担を減らすためのユニットだ。そのため、ハイレートのスプリングでも、接点が傷みにくい。

先程のスイッチと配線の通し方を参考にFET配線も同じ様に通します。
続いてORGA 8mm軸受けを組込みます。
軸受けは必ず接着をして下さい。
軸受けは、ギアの軸を支える部品だ。そのため、接着してずれを防ぎ、ギアの回転を安定させる。
アークタウラスのギアとセクターチップの組み込み

ギアはJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
ギアは、メカボックスの中で負荷がかかる部品の一つだ。そのため、材質と精度が大切になる。
セクターチップの組込み方のコツはブログに掲載しておりますので「セクターチップの組込方法」よりご覧ください。
セクターチップは、給弾不良の対策として使われる。つまり、組み込みのコツを知っておくと、失敗が減る。
アークタウラスのシム調整とギアのグリスアップ

続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シム調整は、ギアの隙間を整える作業だ。そのため、厚みを変えながら、少しずつ確認を進めたい。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますのでシム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!をご覧ください。
ギアのグリスアップは、エアガン用のグリスで行う。そのため、塗る量と場所を、次の手順で確認したい。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。
ノズルとピストンの組み込み

ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
ノズルの先端の形状は、BB弾の位置を毎回そろえる狙いだ。そのため、回転数が安定して、集弾性が高まる。

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。

ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
メタルのピストンは、耐久性の向上を目的に使われる。そのため、ハイレートスプリングを使う場合にも、安心感がある。
シリンダー周りの組み上げと潤滑

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
シリンダー内とノズルの内側には、グリスを薄く塗る。そのため、ピストンがスムーズに動き、気密も保ちやすい。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材は、金属部分とプラスチック部分で適したものが異なる。そのため、使う前に、対応する素材を確認したい。ただし、塗りすぎは汚れの原因になる。
スプリングとアンビ機構の組み込み

メカボックスを閉じてAxisスプリング従来用を組込みます。
Axisスプリングは、従来電動ガン用のメインスプリングだ。そのため、このメカボックスにも組み込める。

次にアンビ機構のギア等を組込みます。
両側のギアの向きを間違えない様にしましょう。
アンビ機構のギアは、左右で向きが異なる。そのため、組み込む前に、向きを確認しておきたい。

最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターを組込みを行います。
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
ハイレートスプリング使用時には東京マルイサマリウムコバルトモーターがお勧めです!
今回はFETを組込んだのでSBDは必要ございません。
これでテストドライブを行いロア周りのチューンは終了です。
アークタウラスのチャンバーとMagnusHDバレル

次にチャンバー周りのチューンです。
チャンバーは金属製で最近は定番となったドラム式HOPダイヤルです。
ドラム式HOPダイヤルは、最近の定番となっている。そのため、HOPの調整は、指で回して行える。
インナーバレルとHOPアームを分解します。

インナーバレルはAxisチューンとの相性が良いMagnusHDバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
ワイドボアのバレルは、内壁との接触を減らす狙いで作られている。そのため、弾道が安定しやすい。
DIMENSIONフラットHOPの取り付け

HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
HOPラバーがずれると、弾道が乱れる。そのため、接着してから組み込むことが重要だ。
このHOPアームの特徴は支点後部にスプリングが付いている所です。
これで確実にHOPダイヤルを緩めた時にHOPが戻る仕組みとなっています。
アークタウラスの初速調整と試射
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
チャンバーASSYをアッパーに組込みロアと合体させて初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行います。
基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速は、ゲームで使うフィールドのルールに合わせたい。そのため、試射の前に、測定器で数値を確認する。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。
ロングレンジの試射では、弾道が安定しているかを確認する。ただし、屋外では風の影響を受けるため、風の弱い日に行いたい。
アークタウラス SR16 CQBのAxisチューンに関するよくある質問(Q&A)
Q. アークタウラスとはどんなメーカーですか?
2018年に誕生した、香港のトイガンメーカーだ。また、拘りをもって作られているメーカーとして紹介されている。
Q. アークタウラス SR16 CQBのストックパイプはどう外しますか?
ロアレシーバーにネジが切ってあるため、回しながら抜く。また、マルイの次世代やガスブロ・トレポンと同じ方式だ。
Q. QDスプリングガイドとは何ですか?
メカボックスを取り出さずに、スプリングを交換できる構造だ。そのため、チューンや調整がしやすい。
Q. アークタウラスのメカボックスは通常のVer.2と同じですか?
一見Ver.2タイプだが、セレクタープレートが専用品だ。また、トリガーとカットオフレバーも専用で、通常品は合わない。
Q. マイクロスイッチ仕様でもFETは必要ですか?
FETは付いていないが、トリガーレスポンスは良い。ただし、今回はオーナー様のご希望で、FETを組み込んでいる。
Q. ギアのクリアランスの目安を教えてください
0.05~0.1mm程度だ。また、メカボを閉じて指でセクターを回し、抵抗なく回るかを確認する。
Q. 初速はどう調整しますか?
インナーバレルの長さで調整する。また、短いと初速は低く、長いと高くなる。
Q. HOPラバーは接着が必要ですか?
DIMENSIONフラットHOPは、必ずHOPアームに接着する。そのため、使用中のズレを防げる。










