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電動ガン カスタムパーツ 製造・販売のORGA AIRSOFT(オルガエアーソフト)

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MWSガスブロ解体新書
MWS分解のポイントと各部の名称

MWSガスブロカスタムに勤しむ為に各部の機構や注意点などを把握することで失敗しないカスタム作業をやって頂きたい。そんな思いから MWSガスブロカスタムの解体新書 を公開致しました。
本ページで紹介している内容は、弊社公式コンテンツの オルガOUTLINEで公開されている内容となりますが、MWSカスタムに関連する部分のみを抜粋して掲載しております。 初めてMWSをご自身でカスタムする際や、既にカスタムは始めているけど『触ったことの無い領域に手を出す』場合など MWSカスタムの教科書的な要素 としてご覧頂ければと思います。
本ページの内容は、新しい情報も随時更新して参ります。

MWSガスブロカスタムABC

ハンドガード分解

ロアレシーバーのテイクダウンピンを抜きテイクダウンをしてください。続いてピボットピン(フロント側のテイクダウンピン)も抜きアッパーレシーバーとロアレシーバーを別けてください。MWSガスブロのテイクダウンピン、ピボットピンは電動ガンの様にすっぽ抜けずデテントによって本体に保持されます。
続いてフラッシュハイダーを外してください、純正フラッシュハイダーはイモネジで固定されていない逆ネジ仕様となりますのでそのまま時計回りに回すと外すことができます。

MWSガスブロハンドガード分解

ハイダーを外すことができたらハンドガードを分解をしていきます。M4MWSの純正7インチハンドガードは上下の2ピース構造となり、上部は先端のハンドガードキャップと根元のデルタリングに挟まれて固定されています。デルタリングは板バネで前方向にテンションが掛けられており、後方に手で動かすことができますので、まずはハンドガードの下側から外してください。 ハンドガードリング下部を後方にズラすと下側のハンドガードが下方向に外せます。
次にハンドガードの上側です。こちらはトップレール部の固定ネジを外しておく必要があります。
ここを外せばあとは下側の時と同じようにデルタリングを後方にずらして頂くと上方向に外せます。

MWSハンドガード分解

フロントサイトの分解

ハンドガードを取り外したのち、フロントサイト周りを外す行程になります。フロントサイトはサイトベース下部のイモネジと横ピン2か所で固定されており、先にイモネジを緩めてください。 横ピンは抜く際に向きがあるので要注意です。左側から右側にピンポンチ等を当ててハンマーで叩き出して下さい。 横ピンを抜き取ることができればフロントサイト前側(ハイダー側)にひき抜く事が出来ます。ガスチューブもフロントサイトと一緒に抜けますので、必要に応じて分解してください。

MWSフロントサイトの分解

バレルナットの分解

アウターバレルを固定しているバレルナット部の分解は、バレルナット下部にあるバレルダミーナット固定ネジを外します。 MWSのバレルナットは独自形状となっており、通常のデルタリングタイプのバレルナットとは構造が異なります。バレルダミーナットは、アウターバレルを固定しているバレルナットとは別パーツとなっており、デルタリングやスプリングを押さえるためのパーツです。固定ネジを外しダミーナットを外す事でバレルナット(バレル基部ナット)にアクセスできるようになります。 最後にバレル基部ナットを外します。バレル基部ナットは正ネジとなりますので反時計回りに回してください。
バレル基部ナットを回すには通常のM4バレルナット用レンチより小さいレンチが必要となります。 LAYLAX 次世代M4 レンチの小径側が適合しますので1本あると便利です。

MWSガスブロのバレルナット分解

ハンドガード交換とアウターバレルの関係性

バレルナットのネジ規格

ハンドガードを購入する際、東京マルイMWSに限らずバレルナットのネジ規格がレシーバーに合っているかの確認は必須です。エアガン用のバレルナットのネジ規格は大きく分けて2種類あります。

  • インチピッチ(実ピッチ)
  • ミリピッチ(トイガンピッチ)

  • インチ規格は実銃用のパーツで用いられるので実物と同等という意味で「実ピッチ」と呼ばれることもあります。ガスブロM4は世界的にみれば海外メーカーが主流のカテゴリなので、実物同様インチピッチで作られているものが多くあります。 対してミリピッチは、電動ガンをはじめとしたトイガンでしか用いられないため「トイガンピッチ」と呼ばれます。はじめて電動ガンを製品化した東京マルイが日本メーカーであるうえ、あくまで実銃には転用できないオモチャであることを強調する意味でもミリピッチが採用されています。 先述の通りガスブロM4はインチピッチが多いのですが、MWSは東京マルイ製品ということもあり電動ガン同様ミリピッチで作られています。

    MWSガスブロネジピッチ

    また、インチピッチとミリピッチのどちらのレシーバーにも対応している「ユニバーサルピッチ」という便利な規格のバレルナットもあります。ただこちらも万能ではない場合もあるため、製品の仕様としてMWS対応か否かはしっかり確認しましょう。またMWS対応を謳っていても微妙に調整が必要となる場合もあります。 レシーバーについては、東京マルイ以外のサードパーティー製品の場合、ミリピッチでない可能性もありますので注意してください。

    オルガエアソフトでは、有料とはなりますがアッパーレシーバーのネジ山をミリピッチからインチピッチへ切り直しを行う作業を承っております。切り直しご希望のお客様はお問い合わせよりご連絡頂けましたらこちらより諸条件、金額等をご返信させて頂きます。 (インチピッチをミリピッチに直すことはできません。)

    ハンドガード交換に欠かせないアウターバレルの基礎知識

    バレルナットのネジ規格を確認頂いたら次はアウターバレルについての確認です。アウターバレルはそのまま純正品を使用しますか?それとも社外パーツに交換しますか? 長さやデザインの異なる社外アウターバレルに変更する場合、純正のフロントの三角サイトを使用せず他のガスブロックを使用する場合も交換が主流となります。純正アウターバレルには三角サイトを固定するための横ピン用の溝がありますので他のガスブロックに交換するとその溝が見えてしまい、こだわり派にとっては減点ポイントです。 MWSの純正アウターバレルは基部の直径が一般的な社外製アウターバレルより細くなっております。それに伴いアウターバレルを固定するためのリブ径も小さくなっておりますので、購入したハンドガードのバレルナットがミリピッチ対応だったとしても、そのまま使用すると純正アウターバレルのリブに掛からず固定が出来ません。

    MWSアウターバレル

    下の画像の様に、社外製バレルナット(上)とMWS純正バレルナット(下)とでは内径が異なっています。 そのため、社外製バレルナットで純正アウターバレルを固定するには「ORGA 東京マルイ M4A1 MWSガスブロ用 バレルガイド」が必須となります。
    バレルガイドを組み込む際は平らな面が前方、段差側が後方でアウターバレルのリブに嵌る様に組み込んで下さい。一般的な規格の社外製アウターバレルを使用する場合、バレルガイドは必要ありません。 ハンドガードが東京マルイMWS用となっている場合、バレルナットそのものがMWS規格(純正アウターバレル専用)のものと、バレルガイドが同梱されているものの2タイプがあります。 社外製のMWS用アウターバレルには基部がMWS規格となっているアウターバレルもありますが、その場合は概ねMWS規格等の表記がございます。その際はバレルガイドをご使用ください。

    MWSバレルナット

    オルガエアソフトは、MWS用アウターバレルを長さ別に販売

    純正アウターバレルを利用する場合は別途バレルガイドが必要でしたが、オルガエアソフトが販売しているORGA MWS用アウターバレルを利用することでバレルガイドが不要となります。各アウターバレル長も各種ハンドガードに合わせやすい一般的なサイズを取り揃えています。
  • 7.5インチ
  • 10.5インチ
  • 11.5インチ
  • 12.5インチ
  • 14.5インチ

  • オルガMWSアウターバレル

    ロアレシーバー分解

    分解の準備

    テイクダウンピン(リア)とピボットピン(フロント)を抜いてアッパーレシーバーとロアレシーバーを別けます。MWSのテイクダウンピン、ピボットピンは電動ガンの様にすっぽ抜けず、デテント(フレームピンストッパー)によって本体に保持されます。 その後リコイルバッファーとリコイルスプリングを取り出して頂きます。バッファーストッパー(リテイナー)を押し下げて頂くとリコイルバッファーとスプリングが取り出せます。リテイナーを下げるとリコイルバッファーが勢いよく飛び出してきますので、飛び出さないよう押さえながら慎重に抜き出してください。 MWSロアレシーバー分解

    MWSロアレシーバー分解

    バッファー&スプリングの取り出しが完了したらMWSロアレシーバー分解をはじめていきます。まずはバッファーチューブを取り外します。バッファーリング(キャッスルナット)をM4系レンチを使って緩めます。
    バッファーリングを緩めるには下記レンチがオススメです。
    ORGA 鋼鉄バッファーリング レンチ
    LAYLAX 次世代M4 レンチ 東京マルイ M4各種

    バッファーリングを緩めたらエンドプレ-トを後方にずらします。この時、フレームピンストッパーSP(デテントスプリング)が飛び出してくるので、エンドプレートに引っかけて曲げたりしない様に注意しながら、バッファーチューブを反時計回りに回転させて取り外します。

    MWSバッファーリング分解

    バッファーチューブを取り外したらフレームピンストッパー、フレームピンストッパースプリングを抜いてテイクダウンピンを取り外します。
    続いてグリップを外します。グリップ内部のM5ボルトを六角レンチで緩めればグリップは簡単に外れます。グリップを外した時にロアレシーバー側にナットが入っているので紛失しない様に気を付けてください。

    MWSストックパイプ分解

    セレクターレバーやマガジンキャッチの取り外しに関しては順番は関係ありませんので、最初に取り外して頂いても構いません。 セレクターを外す前に ハンマーが起きている場合は押し下げて下さい。
    セレクターレバーをSAFEとSEMIの中間に合わせて頂きセレクターレバーシャフトを反対側から押して、セレクターレバーを回しながら抜くと外しやすいです。

    MWSセレクター分解

    最後にマガジンキャッチを外します。
    マガジンキャッチボタンを押して反対側のマガジンキャッチ本体を引っ張りながら回すと外せますが硬くて少々大変です。 簡単な方法として、マガジンキャッチボタンがもう一つあればボタンの上にボタンを重ねて押すことで 簡単に押し込むことができるになります。次に裏返して右面を上に向けます。ハンマーはあらかじめ引いておくとトリガーが外しやすくなります。

    MWSマガジンキャッチ分解

    トリガーボックス分解

    すでにボルトキャッチとボルトキャッチSP(MGG2-64・MGG2-63)やボルトキャッチプレート(MGG2-34 ボルトキャッチB)は取り外している状態となります。左面を上にしてトリガーボックスを開けるところから始めていきます。
    まずはボックスの固定ネジ3本(MGG2-57)とスリットカバー(MGG2-62)を外します。スリットカバーははまっているだけなので簡単に抜けます。次に裏返して右面を上に向けます。ハンマーはあらかじめ引いておくとトリガーが外しやすくなります。

    MWSトリガーボックス分解

    トリガーボックスのフレームはモナカ構造となっていますので、そのまま右面フレーム(インナーフレームR MGG2-38)を外します。内部パーツは下側の左面フレーム(インナーフレームL MGG2-56)に残りますが、トリガーシャフトリング(MGG2-40)は外した右面フレームの窪みにくっついている事が多いので無くさない様に注意です。 このパーツはトリガーシャフト(MGG2-146)の脱落防止パーツで、トリガーシャフトの溝にハマる構造となっております。組み上げの際はトリガーシャフトの溝を右側にすることを覚えておきましょう。
    トリガーシャフトを紛失してしまった場合はオルガエアソフトの以下製品をご利用ください。
    ORGA トリガーピン 東京マルイ M4ガスブロ用
    ORGA 東京マルイMWS用 アンチローテーションリンク

    外した右面フレームの外側にはセレクタークリック用シャフト・SP(MGG2-36・MGG2-35)とボルトキャッチの衝撃を和らげるパーツであるボルトキャッチD(MGG2-31)、ボルトキャッチD SP(MGG2-32)、ボルトキャッチC(GMM2-37)が組み込まれています。両パーツとも細いマイナスドライバー等で上にずらせば外せます。セレクタークリックパーツは簡単に外せますが、ボルトキャッチDには強いテンションが掛かっているので飛ばして紛失したり目に当てぬよう用心して作業して下さい。

    MWSトリガーボックス分解

    トリガーはハンマーを引いてあれば大きなテンションは掛かっていないので簡単に外せます。続いてトリガーを分解していきます。トリガーは左面を上にしてリターンパーツ(トリガーB GMM2-45・トリガーSP GMM2-46)を外します。トリガースプリングを先に外した方が分解しやすいと思います。

    MWSトリガーハンマー

    次にディスコネクター(MGG2-41)を外します。シャフトが通る筒状のトリガーカラー(MGG2-42)を抜き取るとディスコネクターとディスコネクターSP(MGG2-43)が外せます。 ちなみにディスコネクターSP(MGG2-43)とトリガーSP(GMM2-46)は全くの別物です。組み込む時に入れ替ってしまうと大変ですので混在しない様に注意して下さい。

    MWSガスブロ トリガー

    トリガーボックスに作業を戻して、次はシアー類を外していきます。
    はじめに左上にあるフルオートシアーとシアーSP(MGG2-51・MGG2-52)を外します。この時もシアーSPから外して下さい。 MWSに限らず、エアガンの分解でスプリング類を外す場合はふっ飛んで紛失しやすいので、押さえながら外す事をお勧めします。
    シアーSPを外したらハンマーを押し下げながらフルオートシアーを抜いて下さい。フルオートシアーの下には形状は違えどほぼ同じ仕組みのセミオートシアーとシアーSP(MGG2-53・MGG2-52)があります。こちらも同じ要領で外します。フルオートシアーとセミオートシアーのSPは共通なので、トリガーSPの様に分けておかなくても大丈夫です。
    トリガーとシアーを外すとトリガーバー(MGG2-60)がフリーな状態となり外すことができますので無くさないように注意して下さい。
    このタイミングでノッカー(MGG2-61)とノッカーSP(MGG2-54)を外します。

    MWSトリガーシアー

    最後にハンマーユニットの分解となります。ハンマー(MGG2-48)とハンマーローラー(MGG2-47)とローラーシャフト(MGG2-49)の構成となっております。ハンマーSP(MGG2-50)のテンションがかかってるので若干硬いですが、上に引き抜くと外せます。ハンマーSP(MGG2-50)は裏側にこの様にかかってるいますので組み立ての際の参考にして下さい。

    トリガーボックスの内部パーツの構成
  • ①セミオートシアー・シアーSP(MGG2-53・MGG2-52)
  • ②フルオートシアー・シアーSP(MGG2-51・MGG2-52)
  • ③ハンマーユニット・ハンマーSP(MGG2-48・MGG2-47・MGG2-49・MGG2-50)
  • ④ノッカー・ノッカーSP(MGG2-61・MGG2-54)
  • ⑤トリガーバー(MGG2-60)

  • MWSトリガーパーツ一覧

    インナーバレル交換

    MWSガスブロシリーズのインナーバレルは共通の250mm

    エアガンの集弾性の向上や初速の調整においてインナーバレルは重要な役割を担っています。MWSインナーバレルの純正の長さはアウターバレル10.5インチ対応の長さ「250mm」となっていますが、M4A1 MWS自体はアウターバレルが14.5インチとなりますので、インナーバレルもそれに対応した長いものに交換する事で若干の初速向上が可能です。
    東京マルイのM4ガスブロシリーズのインナーバレルは全て250mmで統一されています。そのためMWS以外でもアウターバレルが11.5インチ以上のモデルは全て、純正よりもインナーバレルを伸ばすことができます。
    MWSインナーバレル の交換方法を解説する前に、ORGA LEX05バレル内径6.05mm MWS用のラインナップをご紹介をさせて頂きます。純正と同じ250mmを含め3種類のラインナップを提供しています。純正バレルより内径を若干タイトにしたこと 及び チャンバーに固定させる為のバレル側各部の寸法を見直したことでガタつきを最小限に抑え且つ気密も向上させることができます。
    詳細につきましては各商品ページよりご確認下さい。

  • 10.5inch LEX05 M4MWS 250mm
  • 14.5inch LEX05 M4MWS 371mm
  • 16inch LEX05 M4MWS 410mm

  • WEBショップにてMWSインナーバレルをご注文頂く際 注文ページの備考欄に長さ指定を記入して頂ければインナーバレルのカットサービスを無料で行っております。そのためURG-I 11.5インチにも対応可能です。 バレルカットを行った場合は、先端部外周のOリング溝が無くなり、内部のテーパー仕上げはザグりの段差仕上げとなりますのでご了承ください。

    MWS用インナーバレル

    MWSインナーバレルの交換方法

    アウターバレルを固定しているバレルナットを外す作業までは、上記にてご説明させて頂いておりますのでそちらをご参照下さい。 アウターバレルを外す前にHOPを緩めておく必要があります。アウターバレルを外した時にHOPダイヤルのアームがチャンバーのアームを噛み込み、インナーバレルがアッパーレシーバーに残ってしまいます。
    バレルナットを外しただけではアウターバレルはアッパーレシーバーに食い込んでいますのでゴムハンマー等の傷がつかない物でアウターバレルの根元辺りを軽く叩き振動を与える事で、バレルコレットのテーパーによりアウターバレルは抜けてきます。アウターバレルをアッパーレシーバーから外したら、インナーバレルを後方に抜き出します。

    MWSインナーバレルおすすめ

    アウターバレルは以下の3点で構成されています。
  • ①アウターバレル本体
  • ②バレルコレット
  • ③Oリング

  • MWSアウターバレルパーツ

    インナーバレルに付いているチャンバーを分解します。チャンバーは左右からインナーバレルを挟み込む最中構造になっており、Oリングで固定されています。Oリングを外すとチャンバーは左右に分かれます。
    チャンバーのパーツ構成は以下の様になっています。

  • ①チャンバーカバーL
  • ②チャンバーカバーR
  • ③HOPレバーB(HOPアーム)
  • ④クッションゴム(HOPテンショナー)
  • ⑤チャンバー固定用Oリング


  • MWSホップカスタム

    MWSのチャンバー構成は意外にもシンプル。交換したいインナーバレルにチャンバーパーツを取り付け、分解時と逆の順番に組み上げていけば簡単に作業完了です! MWSのホップアップは物足りない、HOPをもう少し強く掛けたい!そんな時はクッションゴム(HOPテンショナー)をORGA WIDE HOPテンショナー に交換する事で改善されます。 純正の押しゴムにヘタりが見られたら、インナーバレルの交換と一緒にこちらも交換してしまうのがオススメです。

    MWSガスブロHOPカスタム

    MWSボルトキャリアのパーツ名称と役割

    東京マルイを含むその他ガスブロ-バックライフルは、同じパーツであってもメーカーやカテゴリによって違う名称で呼ばれている場合もあります。今回は東京マルイのパーツリストに準じた名称で記載しつつ、一般的な名称は( )で表記します。
    東京マルイガスブローバックライフル系のボルトキャリアの形状・構造はM4A1 MWSM4A1 カービンCQB-R BLOCK1Mk18 Mod.1MTR16URG-I全て同じです。MWSでなくても共通となりますのでご安心ください。

    ①ボルト(ボルトキャリア本体)

    ボルトキャリア周りのベースとなる本体で、東京マルイ純正では亜鉛合金製となっています。カスタムパーツとしてアルミ製ボルトキャリアスチール製ボルトキャリアもあります。

    ②ピストン(ノズル)

    複数パーツで構成されるので正確にはノズル・アッセンブリーが正しいのでしょうが、マルイのパーツリストではピストンと呼ばれ、ノズルとピストン双方の役割を果たしているパーツです。オルガエアソフトではノズル・アッセンブリーもピストン単体も「ノズル」と呼んできた歴史があるため、例外的に当記事でもノズルと書かせていただきます。 ボルトキャリアから飛び出しているギザギザのパーツはロッキングラグと呼ばれますが、これもノズルを構成するパーツの1つです。

    ③ボルトキャリアキー

    ノズルがボルトキャリアから必要以上に飛び出さないようにするためのストッパーの役割を持ちます。

    ④ボルトキャリアキー固定ネジ

    ボルトキャリアキーを固定しているネジ。固定といってもボルトキャリアキーが稼働するように設計されています。

  • ①ボルト(ボルトキャリア本体)
  • ②ピストン(ノズル)
  • ③ボルトキャリアキー
  • ④ボルトキャリアキー固定ネジ

  • MWSボルトキャリア

    ⑤ファイアリングピンストッパー

    ファイアリングピンは実銃では弾薬の雷管を打つ撃針を指しますが、東京マルイ製M4ガスブロではピストンリターンスプリングを留めるパーツとなり、ファイアリングピンストッパーによってボルトキャリア本体に固定します。これにより、ブローバック時にガス圧で飛び出したノズルをボルト側に引き戻すことができます。 実銃におけるファイアリングピンと近い位置にありエンドの形状を似せていることから、それにならった名称にされています。

    MWSボルトキャリア ストッパー

    ⑥ボルトキャリアキースプリング

    ボルトキャリアキーはノズルを押さえる役割であるが故に衝撃が加わるパーツでもあります。プラスチック製のため折れやすいパーツでもあり、衝撃を逃がすために稼働するよう設計され、ボルトキャリアキースプリングがクッションの役割を果たします。カスタムの際はこのスプリングを戻し忘れないよう気を付けましょう。

    ボルトキャリア ストッパー

    ⑦ボルトB( MWSボルトキャリア エンド)

    実銃においてはボルトキャリアと一体型になっている部分ですが、東京マルイでは便宜上別パーツに分けられています。これにより、ボルトBのみを重量パーツに交換してリコイルをアップさせるカスタムもあります。
    ⑧ボルトローラーは、ボルトキャリアの動きをスムーズにするため、東京マルイMWS独自に設計されたパーツです。
    ⑨ボルトローラーピンは、ボルトローラーが外れないようにするためのピン、ボルトローラーはボルトローラーピンがストッパーとなり、ボルトローラーピンはボルトBがストッパーとなります。 ボルトBはM5×20mmの六角穴付きボルトでボルトキャリア本体に固定されています。

  • ⑦ボルトB(ボルトキャリアエンド)
  • ⑧ボルトローラー
  • ⑨ボルトローラーピン


  • MWSガスブロ ボルトキャリア ストッパー

    ボルトキャリアからノズルを取り出す

    ボルトキャリアからノズルを取り出していきましょう。本体をテイクダウンしてボルトキャリアを取り出したら、まず初めにボルトキャリアキー固定ネジ2本を外します。 ボルトキャリアキー後方を上に持ち上げてボルトキャリアキースプリングを外します。スプリング類はテンションが掛かっているので勢いよく飛び出す場合があります。目に当てたり紛失したりしないようご注意ください。 ボルトキャリアキーはノズルガイドを兼ねる部分がボルトキャリア内に引っ掛かっているので、前側にスライドさせながら取り外します。

    MWSノズル分解

    ファイヤリングピンストッパーを外します。このパーツはノズルリターンスプリングを固定しているパーツになります。 ボルトキャリアキーとファイヤリングピンストッパーを取り外すことで、ノズルが前側にスライドして抜き出せます。 これで 東京マルイMWS のノズルの取り出しが完了です!組立時は逆の手順を踏んで頂ければOK!

    MWSローディングノズル

    ノズル交換ではなくボルトキャリア交換の場合は、併せてボルトエンドの交換も行ってください。こちらはネジ1本で簡単に付け外しできますので解説は割愛しますが、ローラーやローラー留めのピンの紛失・使忘れにご注意ください。 ノズルやボルトキャリアの交換時、純正ノズルに初速アップやパワー調整機能が必要であれば、ORGA ハイプレッシャーSPRORGA アジャストバルブの組み込み等もご検討ください。

    ORGAハイプレッシャースプリングの組み込み

    MWSガスブロの初速アップを図るカスタムパーツとして定番のORGA ハイプレッシャースプリングについて、パーツ構成と組み込み方法を解説致します。
    ORGAハイプレッシャースプリングは、ノズル内部の純正ピストンバルブスプリングと交換してお使い頂けるカスタムパーツです。純正よりも反発力の高いスプリングに交換する事でピストンバルブの閉鎖タイミングを遅らせ、マガジンから放出されたガスをBB弾発射側へ多く振り分けることで初速がアップする仕組みです。
    東京マルイのガスブロM4シリーズは、箱出しノーマルのままでも初速が規定値ギリギリとなる個体もあるので、一概に ハイプレッシャースプリング のみの導入がオススメできるわけではありませんが、もともと初速が低めの個体や、アウターバレル交換でショートバレル化して初速が下がってしまった場合などに非常に有効です。 ガス放出量が増えますのでマガジンが冷えやすくなったり燃費が悪くなったり、また、ガス流量割り振りの関係上若干リコイルが弱まりやすくなるといったデメリットもありますが、ガスブロが良く動く季節であれば特に問題なくお使いいただけます。
    お使いの環境に合わせてご利用ください。
    ハイプレッシャースプリングは89式に使用することも可能です!

    MWSガスブロ初速アップ

    ORGA ハイプレッシャースプリング はバルブリング、スプリング(長)、スプリング(短)の3つのパーツがセットになっています。
    バルブリングは純正スプリング、またはスプリング(長)かスプリング(短)と併用します。 ハイプレッシャースプリング2種は、短い方が線径が太く強いスプリングとなり、長い方が線径が細く弱いスプリングとなっております。強弱間違えてしまわぬようご注意ください。
    下記に示します初速アップの数値は、保障値ではなくあくまで目安となります。本体の個体差やガス圧、気温等諸条件によりデータは変わりますので、参考程度としてお考え下さい。

  • バルブリング単体使用時:6~8%の初速アップ
  • スプリング(長)+バルブリング使用時:約14%前後の初速アップ
  • スプリング(短)+バルブリング使用時:約18%前後の初速アップ
  • 上記のとおりスプリング(短)+バルブリングが一番初速が上がる組み合わせとなります。

    MWSガスブロ初速アップ

    組み込み方法

    バルブリングを使用する際は、リングの凸部にスプリングを接着すると組み込みが楽になります。リングとスプリングを接着したら、ピストンバルブと組み合わせます。バルブリングが前側になるようにノズルに組み込みます。組み込む際、ピストンバルブは上下が決まっておりますのでご注意ください。平面が上側、小円が下側となります。上下がきちんと合っていないとピストンバルブはノズル内部の定位置に収まりません。 確認方法として、ピストンバルブをノズル内にセットしたあと、後方から細い棒等でピストンバルブを押しバルブがスムーズに前後動すればOKです。

    ハイプレッシャースプリングは初速を上げるパーツとなりますので、作業後は既定のパワー内に収まっているか弾速計で計測をお忘れなく!

    MWSガスブロ初速アップさせるパーツ

    ORGA FRAノズルのパワー調整

    オルガエアソフトのFRAノズルとは、先に紹介した NPASと同等の機構が既に組込まれた MWS用ローディングノズル完成品となります。FRAノズルは多くのMWSユーザーが利用していることはもちろん、オルガエアソフトが販売している ORGA MWSコンプリートにも標準採用しています。
    FRAノズルの調整をするにはまず、ボルトキャリアを取り出して頂く必要があります。ボルトキャリアが取り出せたら、1.5mmの六角レンチを使用してFRAノズルを調整します。六角レンチをノズルの先端から差し込み、ノズル内部にあるフローバルブのネジ穴にうまくハマるまで前後させたり軽くレンチを回すようにしてください。ノズルの穴に対しど真ん中を狙ってレンチをゆっくり入れるのがコツです。 うまくハマりますと、六角レンチを回そうとする際に抵抗が感じられます。

    MWSガスブロ FRAノズル

    六角レンチがうまくFRAノズル内部のフローバルブにハマったら、六角レンチを回してバルブ位置を前後させます。FRAノズルのガスルートを下から覗き、フローバルブの位置を見ながら行ってください。 レンチを時計回りに回すとフローバルブが前進し、初速が下がります。(フローバルブの閉鎖タイミングが早くなり、チャンバーへ送られるガス流量が減るため。)
    レンチを反時計回りに回すとフローバルブが後退し、初速が下がります。(フローバルブの閉鎖タイミングが遅くなり、チャンバーへ送られるガス流量が増えるため。)
    フローバルブが後端にそれ以上下がらない位置まで来たとき、六角レンチを回し続けるとネジが外れ元に戻らなくなります。回し過ぎにご注意ください。 また、 FRAノズルの調整後は初速が変わりますので、調整後必ず初速系を用いて規制値をオーバーしていないかご確認ください。

    オルガ FRAノズル

    MWSガスブロのHOP調整

    FRAノズルでガス流量を調整することでBB弾に伝わるパワーが変わると同時にホップの掛かり具合にも影響が出ます。FRAノズルの調整とホップ調整は必ずセットで行って頂く必要が御座います。
    MWSのホップ調整ダイヤルはアッパーレシーバー内部のフロント部分にあります。ボルトキャリアを後退させた状態でボルトキャッチを掛けるなどして固定し、下から覗き込みながらホップダイヤルを細いマイナスドライバー等で回します。 不意にボルトキャリアが前進しますと危険ですので、ホップダイヤルの操作は指では行わないようにしてください。 操作しづらい場合はテイクダウンし、ボルトキャリアを取り出してからダイヤル操作してください。

    写真のホップアジャスターはIRON AIRSOFT製のものとなります。このタイプはダイヤルを後方に回すとホップが強く掛かり、前方に回すとホップが弱くなります。

    MWSガスブロHOP調整

    ORGAボルトキャリアとFRAノズル組込み済み
    コンプリートボルトキャリアもご提供!

    調整方法について解説してきましたORGA FRAノズルですが、当店のMWSコンプリートをお買い上げいただかなくても、下記商品の3点同時購入にてボルトキャリアアッセンブリーとして組みあがった状態でお届けするサービスもございます。
    ORGAボルトキャリア、FRAノズルは、それぞれ単品でのご購入も可能ですが「東京マルイ純正とは別でもう1つボルトキャリアASSYが欲しい」「アウトドア、インドアなどレギュレーションごとにボルトキャリアの入れ替えで対応したい」「内部パーツはプロに任せたい」というユーザー様から大変ご好評頂いているサービスとなっております。

  • ①ORGA MWS用 ボルトキャリア各
  • ②ORGA FRAノズルASSY 東京マルイ MWS/MK18/MTR/ブロック1対応
  • ③ORGA 東京マルイMWS用 ボルトキャリア 組上げパーツ・作業費
  • ※お好みのボルトキャリアをお選びください。
    ※ボルトキャリアエンドは作業メニューに含まれますので不要です。

    上記3点をカートに入れてご決済頂くだけでオルガエアソフトのエンジニアにてグリスアップも含めて適切な手順で組上げたのち、チェックを行い、最短営業日にて発送致します。

    MWSボルトキャリア完成品

    HOPが掛からない時の対処法

    MWSガスブロ―バック用の各種コンバージョンキットへ入れ替えした際に起こる、HOPダイアルが回せなくなる現象の原因と対処方の解説となります。 原因としては、HOPステーが密着し過ぎてしまうことによりホップレバーの可動域を阻害してしまう為です。以下の画像の通り、矢印の部分に若干のクリアランスがないと、HOPダイアルベース側のHOPレバーBがチャンバー側のHOPレバーAを押すことが出来ません。

  • 左:HOPレバーA (MGG2-110)
  • 右:HOPレバーB (MGG2-27)

  • 社外のレシーバーを利用した場合、アッパー内部のHOPダイアルベース(パーツNo MGG2-109)の格納スペースが、マルイ純正レシーバー時よりも若干前(ハイダー側)になってることがあります。これは、アッパー削り出しの肉厚が社外の方が薄い為です。 それにより純正時よりもHOPダイアルベースが前進してしまい、以下の通り、HOPレバーA と チャンバーのHOPレバーBが密着し過ぎてしまいます。この状態だと、HOPを掛ける為にHOPダイアルを回しても、4クリック程度でロックしてしまい、HOPを掛けることができません。

    MWSホップカスタム

    本件の対処方法ですが、非常に簡単です。 HOPダイアルベース側のHOPレバーBの先端の長さを短くするだけ解消します。どの位短くするか?ですが、以下の画像の通りに定規を当てて頂いて、爪の部分が2mm程度になっていればOKです。
    以下が、加工後の写真です。HOPレバーAとBの間に若干のクリアランスが出来ているのが確認できると思います。これで、どの社外レシーバーを利用しても、問題なくHOP調整ができる様になります。

    MWSガスブロ不具合対策

    ORGA WIDE HOPテンショナーで安定したHOP回転を

    先も紹介させて頂いた ORGA WIDE HOPテンショナー(押しゴム)は、東京マルイ製ガスブローバックマシンガン(MWS/BLOCK1/MTR)に使用可能なHOPテンショナー(押しゴム)です。 純正HOPテンショナーでは、HOPの掛かりが弱い時があります。また経年によりや潰れてしまった場合、適切にHOPを掛けることができません。純正HOPテンショナーより外径を大きく設計する事でBB弾により強力な回転を掛ける事が出来ます。 また様々な材質を吟味し選んだ高級シリコンを素材として採用することにより、適度な弾力が維持されるHOP調整の行いやすさとHOPが潰れたままになりにくい復元性を兼ね備えたテンショナーとなります。

    MWSホップが掛からない

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