VFC製電動ガン G28 DMR Magnusチューン
今回はVFC製電動ガン G28 DMRのMagnusチューンのご紹介です。
実銃としてのG28 DMRはHK417の民間向けモデルであるMR308をベースにドイツのH&K社が開発した半自動式狙撃銃です。
DMRとは「Designated Marksman Rifle」の略称でアメリカ陸軍の歩兵小隊に属し、主として800メートル以内の標的に対してより正確な射撃をするために訓練された歩兵がDesignated Marksman(選抜射手)呼ばれその為の狙撃銃となります。
それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を外しアッパーとロアを分解します。
グリップエンドを外しモーター配線の立ち上げ方を確認します。
両方の配線とも後方から立ち上げています。
モーターを取り出しグリップを外します。
左側のセレクターレバーを外します。
トリガーロックピンも外します。
ストックパイプの下部に小さな穴があるのでそこに六角レンチを差し込み中のネジを外します。
ネジを緩めたらメカボックスが取り出せます。
メカボックス後部に雌ネジが切ってありここにネジが入り固定されます。
スプリングガイド固定のネジも外しておきます。
FET基盤はジョイントコネクターとバッテリーコネクターの中間にあります。
VFC G28のメカボックスはVFC HK417と共通となります。
メカボックス下部のモーター挿入部のパーツを外します。
トップのパーツを外したら前後のネジを外しメカボックスを開けます。
トリガー周りが外にあるので内部はスッキリですね。
内部のパーツを外し軸受けも外します。
VFCは軸受けがしっかり接着してあるので外側から内側に太めのポンチで叩いて外すと楽です。
軸受けを外した後は穴の周りに残っている接着剤やグリスなどを綺麗に掃除します。
接着剤が硬くなっている事が多いので細いマイナスドライバーなどでカリカリ削り落とします。
軸受けは「ORGA SUS420 8mm軸受け」 を使用し接着します。
組込み方の詳細はブログに電動ガンへの軸受け組込み時の注意点につきましてとして掲載しておりますのご覧下さい。
ギアはJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シム調整のコツはYouTubeにて動画をUPしておりますのでシム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!をご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリスを使用し少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。
シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンをノズルは集弾性向上の為でんでんむしM4用を使用しシリンダー周りを組み上げます。
タペットプレートもGUARDER タペットプレート Ver.2用を使用し耐久性UP!
シリンダ周りのグリスアップはBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材はBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
メカボックスを閉じてレシーバーに組込みグリップも組付けます。
最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターを組込みます。
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
テストドライブ行いロア周りのチューンは終了です。
続いてチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを分解してインナーバレルとHOPアームを取り出します。
インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となりロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。