GHK 2026年の新製品まとめ:2025 MOA EXPO

GHK 2026年の新製品まとめ:2025 MOA EXPO
GHK 2026年の新製品まとめ:2025 MOA EXPO
 

2025 MOA EXPOで発表されたGHK新製品をご紹介

毎年恒例となった台湾のエアソフトガン見本市MOA EXPO(MOA Exhibition)。今年の2025 MOA EXPOではSHOT SHOWよろしく前日にレンジデーも開催され、大盛況のうちに幕を閉じました。

ORGA AIRSOFTは残念ながら会場には行けませんでしたが、日頃よりお付き合いのある海外取引先からレポートを頂いたのでご紹介したいと思います。

本来であれば出展メーカー全ての情報を掲載したい所ですがそこは他のメディア様に任せて、オルガ推しのGHK Airsoftに焦点を当てて行きたいと思います。

事前公開情報を元に、元ネタの実銃情報を交えた記事も2025年11月27日にアップしていますので、そちらも併せてご覧ください。

目次

GCXガスブロシリーズ
GCX ARコンバージョンキット
MCGSマガジン
AKシリーズ
GHK GLOCKシリーズ
HK416A5 FDEセラコート
GHK新製品まとめ

GHK展示ブース

GCXガスブロシリーズ

GHK新製品の目玉としてXでもOUTLINEでもお伝えしてきたGHK初のMCXガスブロ!そのディテールが遂に明らかになりました。モデルアップされるのは、ショートサイズRATTLERベースのRSARと、11.5インチベースのSPEAR LT

GCX RSAR ガスブロ プロトタイプ

GCX RSAR ガスブロ プロトタイプ

RSARはブラックのみですが、SPEAR LTはダークアースとブラックの2色展開。展示されたプロトタイプではどちらもアルマイト仕上げとなっている様ですが、製品版ではどうなるでしょうか。後述するHK416A5ではセラコートを実現していますし、SPEAR LTについても、ダークアースは実銃と同じセラコート仕上げを期待したいですね。

GCX SPEAR LT ブラック

GHK MCX-Spear LT レシーバー

ただ、もし製品版もアルマイトだったとしても、これまでのGHK製品の仕上がりを見るにあまり心配はしていません。いい塩梅のマットさを出してくれると思います。プロトタイプもブラック系については申し分のない仕上がり。ダークアースはどうなりますかね~。

GCX SPEAR LT

外装のディテールは素晴らしいの一言!各部の造形がバッチリ再現されています。角のエッジが立っている所と丸まっている所の差もちゃんと付けられており、他メーカーに引けを取らない仕上がりです。

製品名がMCXではなくGCXとなっていることから、SIGのライセンス取得はやはり難しいのでしょう。そのためプロトタイプの刻印はオミットされています。製品版では一体どうなるか…やってくれるよね?!

GCX SPEAR LTのレシーバー作り込み

GHK  MCX  SPEAR-LT ハンドガード

中身の機構は残念ながらMOAでは公開されなかった様です。アウターバレルや主要な内部パーツはこれまでのGHKガスブロ同様、スチール製になるとのこと。V3システムのため4UAD、TNT、メイプルリーフのチャンバーにも換装が可能。

肝心のボルトキャリアやリコイルスプリングが見れないのは残念ですが、動作を見せられるまでには開発が進んでいます。ここは追加情報の公開が待たれます。

パワーソースはリキッドチャージCO2の両方が用意されます。この点はGHKなので当然ですね!その他サイズ等の簡単なスペックは以下の通り。

GHK GCX RSAR

  • 全長:450/670mm
  • インナーバレル長:200mm
  • 装弾数:30発
  • パワーソース:リキッドチャージ/CO2

GHK GCX SPEAR LT

  • 全長:550/750mm
  • インナーバレル長:300mm
  • 装弾数:30発
  • パワーソース:リキッドチャージ/CO2

※展示品画像は海外仕様表記のため、リキッドチャージについてはグリーンガス系の表示となっています。日本国内版とは異なりますのでご了承ください。

GCX ARコンバージョンキット

GCXシリーズは本体だけでなく、AR-15ロアに組み込めるARコンバージョンキットの計画も発表されました。まだイラストだけですし、ラインナップも本体と同じRSARとSPEAR LTとなっていますが、ゆくゆくはUSSOCOMのSURG(Suppressed Upper Receiver Group)の発売を計画しているのは明らかでしょう。

ロアはGHK V3のAR-15ロアがそのまま使えるとのことですが、アッパーキットだけでなくストックやチャージングハンドルなども単品販売予定の様で、MCXらしいモジュール性能を楽しめるシリーズとなりそうです。

GHK MCX AR-15コンバージョンキット

MCXはこれまでも色んなメーカーでエアガン製品化されてきましたが、本体の生産で満足してしまうのか、アフターパーツやアクセサリーパーツがあまり充実していない印象です。

本来であればモジュールライフルとして、機能の再現だけで終わらずアクセサリーパーツの選択肢を増やす所までやりきって欲しいものです。GHKには是非、パーツ単品販売のラインナップ拡充を期待したいですね~。

MCGSマガジン

MCXガスブロの次にインパクトのあった新製品は、MCGSと名付けられた新型ガスブロマガジンです。MCGSとは「MULTI-COMPARTMENT GAS SYSTEM」の略で、内部に多室構造を持つ全く新しい発想のマガジンになっています。パワーソースはリキッドチャージガスとなっています。

説明書きを直訳すると「多室構造設計によりガス膨張時間を延長し、気化効率を向上させ、ガス充填容量を増大させます。」とあります。通常のガスブロマガジンであれば内部は大きな1室で、液化ガスのタンク兼気化室になっています。MCGSではこれを連続した小さな部屋に区切り、安定したガスの供給を実現するとのことです。

GHK MCGS ガスブロマガジン

イメージイラストを見ると、恐らく液化ガスが溜まるのはタンクの後ろ半分で、前半分の連続した小さな部屋が気化室となっている模様。ガスと接する金属壁の面が増えるため気化しやすく、気化熱をマガジン全体に分散して冷えづらくなる、といったところでしょうか。

効果の程は実物を試してみないと分かりませんが、この構造なら確かに局所的な冷えが起きづらいので、結果的にガス圧の持続力はアップしそうです。

展示品はAKマガジンのみですが、今後はM4マガジンにも実装するのでしょうか。また、CO2マガジンでも同じ効果を発揮するのか、作る予定はあるのかも気になる所です。

MCGS ガスブロマガジン

AKシリーズ

AKガスブロではAK74MAK105の新型がお目見えです。どちらも5.45x39mm弾マガジンのモデルですね。いきなりMCGSマガジンが付属するという訳ではなさそう。

どっちも既存モデルじゃない?と早合点してはいけません。GHK AKも内部機構を刷新したV3が登場していますので、それを実装した初のAK74系モデルになります。マガジンも当然、V3対応初の5.45mm系となります。

GHK AKガスブロ

2024年以前発表のGHK AKシリーズは、実はLCTのAK電動ガンレシーバーと共用設計のためリアルサイズではないのがネックでした。2025年に登場したAKM V3にて初めてリアルサイズレシーバーが登場し、その流れがAK74でもいよいよ始まります。

まずは近代化AK74の基本形であるAK74Mと、そのコンパクトモデルであるAK105を旗艦モデルとするのは当然と言えば当然でしょうか。今後の派生モデルにも期待です。

GHK AK74M V3 ガスブロ

GHK AK105 V3 ガスブロ

GHK GLOCKシリーズ

ガスブローバックハンドガンの新製品はG47 MOSG34 Gen5 MOSが発表されました。特に内部機構についての発表はないことから、G45 MOSから実装されたV2システム仕様と思われます。

MOSなのでオプティクスレディー機構を搭載。サイトアダプタープレートはこれまでのものが共通で使えそうです。

GHK G47 MOS ガスブローバック

グロックG47MOSガスブロ

展示会のためかUMAREXのロゴは見当たりませんがGLOCKのロゴはデカデカとPRされていますから、今作もUMAREXによりGLOCK正式ライセンスが供与されているでしょう。いやもう安定の完成度ですね。ディテールについては申し分ありません。

G34 Gen5 MOSの画像がなく申し訳ないですが、まぁ売れ筋はG47 MOSでしょうね!アメリカ国境警備局やUSSS(シークレットサービス)でも採用されたとの情報もあります。ちなみにG47に「Gen5」と付かないのはGen4以前には無いモデルだから。バッチリ第5世代のフレームですのでご安心を。

GHK グロックG47

HK416A5 FDEセラコート

まだ発売から間もないHK416A5には早くもFDEカラーが登場。CERAKOTE(セラコート)が強調されていますので、ブラックと同様にレシーバーがセラコート、ハンドガードはアルマイトになるものと思われます。本体のカラーリングが部位ごとに差が出来ると、一気に本物感が増して良いですよね。

またこのパーツ構成とカラーリングはHK416A8っぽいのもグッド!ただ、HK416A8を採用したドイツ軍仕様は16.5インチ(G95A1)と14インチ(G95KA1)。現行ドイツ軍装備よりはCQBRの方が人気が出ると踏んだのか…。でも確かにこのバランス、カッコ良いですね。

GHK HK416A5 FDE ガスブロ

GHK HK416は発売以降かなりの人気機種となっているため、ショップ目線では市場の反応も気になります。質感の良さはお墨付きなので、早い段階でのリリースに期待しましょう。

GHK新製品まとめ

GHKの目玉となるMCXガスブロですが、外装の完成度が非常に高く今から待ち切れませんね!内部機構に関する発表が無かった点は少し残念ですが、MCXは各社が手掛けているモデルとなりますし、発売の瞬間まで内部は公開しないという戦略的なものかもしれません。

その他、技術的な展示はMCGSマガジンに留まったため少々新鮮さには欠きましたが、新製品にまつわる追加情報が楽しみになると前向きに捉え、引き続きオルガエアソフトでも追っていきたいと思います!

GHK V3 AKシリーズ

今回の2025 MOA EXPOにおけるGHKのテーマは「FEEL THE RECOIL」。ガスブロメーカーならではの切り口のイケてるキャッチフレーズですし、その言葉が示す通りMCGSマガジンなどは日本の様に使用できるガスに制限があるエアソフト環境では有効な技術となりそうです。

GHKのホームページのロゴにも「FEEL THE RECOIL」が反映されており、今後もGHKのガスブロ探求道に期待が高まります。2026年もGHKが打ち出すガスブロ製品に注目していきましょう!

 

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GHK FEEL THE RECOIL

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