RPDチューンの実例を紹介します。LCT製電動ガンRPDに、飛距離とサイクルを求めたAxis&ハイサイチューンを行いました。ギアは13:1、バッテリーはLiPo11.1Vの仕様です。
RPDチューンの要点まとめ
- RPDは、フルオートのみの軽機関銃タイプで、専用のモーター内蔵メカボックス
- ギアはJ-ARMAMENT 13:1 SuperHighSpeed 強化ギアセットで、フルストローク
- シリンダーはMagnusシリンダーセット、バレルはMagnusHDバレル
- タペットプレートの曲がり対策に、上側ガイドを自作
| 部位 | RPDチューンの内容 |
|---|---|
| ギア | J-ARMAMENT 13:1 SuperHighSpeed 強化ギアセット |
| シリンダー | Magnusシリンダーセット従来用 |
| モーター | EG1000S |
| インナーバレル | MagnusHDバレル |
| バッテリー | LiPo 11.1V |
LCT RPD Axis&ハイサイチューン

今回はLTC製RPDのAxis&ハイサイチューンをご紹介します。
実銃としてのRPDは、SKSカービン用に開発された7.62x39mm弾を使用する分隊支援火器として、前任のDP28軽機関銃を設計したヴァシリ・A・デグチャレフが1944年に設計した軽機関銃で650発/分程度の発射サイクルとなっております。
電動ガンのこの機種もセミオートは無くフルオートのみでバイポット+ドラムマガジンという構成の軽機関銃です。
今回はオーナー様のご希望で実銃同様支援火器として使用したく飛距離もサイクルも欲しいとの事でAxis&ハイサイチューンのご要望でした。
通常のハイサイはセクターカットを行いショートストローク+加速ポート付きシリンダーで軽めのスプリングでの設定とする事が多いのですが飛距離を得る為にAxisチューン(ギアは13:1)+Lipo11.1vでの仕様に致しました。
RPDチューンの分解:レシーバーを外す

それでは作業を開始します。
まずはクリーニングロッドを外します。

後ででも大丈夫ですがレシーバー底部にある固定ネジを4本外しておきます。

右側のセィフティーレバーをフリーにしてロアレシーバーが取り外せます。

これでメカボックスを取り出すのですがレシーバがタイトなのでレシーバーを広げながらメカボックスを後方にずらしながら抜き出します。
RPDのレシーバーはタイトな作りです。そのため、レシーバーを広げながら、メカボックスを後方へずらします。無理に引くと、レシーバーを傷めるおそれがあります。
RPDチューンの専用メカボックスとタペットプレート

メカボックスはモーター内蔵タイプで専用メカボックスとなります。
右側にはトリガー連動ステーが有り、これでスイッチを押し通電させます。
モーター内蔵のため、一般的なVer.2とは構成が違います。また、FETが標準搭載です。そのため、配線の作業は、専用構造を前提に進めます。

QDタイプのスプリングガイドなので六角レンチで少し押しながら回すと取り出せます。

メカボックス内部です。
このメカボックスにはタペットプレートのガイドが無いのでセクターギアでタペットプレートを後方に引く時に上に逃げてしまいタペットプレートが曲がっています。
この機種はタペットプレートの破損事例が多くそれが原因ですね。
という訳で後程ですがメカボックスにタペットプレートの上側ガイドを作り上に逃げない様にしました。
タペットプレートが曲がる原因は、上側のガイドがないことです。そのため、今回は上側ガイドを作りました。一方、症状が出ていない個体でも、事前に確認しておくと安心です。
RPDチューンのギア・シリンダー・モーター

ギアはサイクルUPの為J-ARMAMENT 13:1 SuperHighSpeed 強化ギアセットを使用しセクターチップは既存品を移植しました。
セクターカットはせずフルストロークで使います。
13:1は、サイクルを上げやすいギア比です。ただし、通常のハイサイと違い、セクターカットはしません。そのため、フルストロークで飛距離も狙えます。

軸受けは9mmベアリングで接着をし直して流用しました。
いつもの様にシム調整を行いBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリスを使用しギアのグリスアップも行います。

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセット従来用を組込ます。

ピストンはフルメタルTeethでしたので流用しシリンダー周りを組み上げます。

モーターはEG1000Sを使用します。
モーターはEG1000Sです。LiPo11.1Vと組み合わせて、サイクルを狙いました。ただし、LiPoの取り扱いには注意が必要です。

メカボックスを閉じた後にメインスプリングを入れます。
これでメカボックスのチューンは終了です。
RPDチューンのフロント周りとMagnusHDバレル

次にフロント周りのチューンです。
まずはハンドガードを外します。
4本のネジを外すとモナカになっていて左右にパカっと割れ外せます。

アウターバレル基部の上側に2カ所のイモネジ。
これを緩めます。

横には2本の固定ピンがあるのでこれもポンチで叩いて抜きます。

これでアウターバレルが外せチャンバー周りも抜く事が出来ます。

チャンバーを分解します。
HOP調整ダイヤル後部のOリングを外してダイヤルを外します。

HOPは円筒状のゴムを縦に使用しこれが押されて下がる事でHOPを掛ける仕組みです。
この方式のチャンバーは面HOPに出来ないのでHOPの効きを良くする為に嵩増しだけ行いました。
この方式は、チャンバーごとに構造が違います。そのため、パーツを替える前に、現物の形を確認します。また、HOPの効き方も機種ごとに変わります。

インナーバレルはMagnusHDバレルを使用します。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、フロント周りを組み上げ初速の調整を行います。
RPDチューンの初速調整と試射
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
国内では、0.989J以上のエアソフトガンは準空気銃として所持が禁止されています。そのため、初速は必ず基準内に収めます。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。
RPDチューンに関するよくある質問(Q&A)
Q. RPDは、どんな電動ガンですか?
セミオートがなく、フルオートのみです。また、バイポッドとドラムマガジンを備えた軽機関銃タイプです。
Q. RPDチューンは、どんな内容ですか?
Axis&ハイサイチューンです。そして、ギアは13:1で、LiPo11.1Vを使う仕様です。
Q. 通常のハイサイとは、何が違いますか?
通常はセクターカットで軽めのスプリングにします。一方、今回は飛距離を得るため、フルストロークで使います。
Q. RPDのメカボックスは、特殊ですか?
モーター内蔵タイプの専用メカボックスです。また、FETが標準搭載です。
Q. RPDで壊れやすい部分はありますか?
タペットプレートの破損例が多いです。特に、上側のガイドがないため、曲がることが原因です。
Q. RPDのHOPは、面HOPにできますか?
できません。円筒状のゴムを縦に使う方式のためです。HOPの効きは嵩増しで補いました。
Q. RPDチューンの初速は、どう調整しますか?
インナーバレルの長さで調整します。基本的に、短いと初速は低く、長いと高くなります。










