Umarex/VFC Hk MP5A5 AEG ZD Magnusチューン
MP5のMagnusチューンの手順を紹介します。Umarex/VFCのMP5A5 ZDを、分解から初速調整まで、40枚の写真で追えます。
MP5 Magnusチューンの要点まとめ
- 対象: Umarex/VFC Hk MP5A5 AEG ZD(機械式3点バースト内蔵)
- バッテリー: A5はハンドガード内に収納
- FET: 最初から組み込み済み
- ギア: 3点バースト機構の関係で純正品のみ
- 内部パーツ: 8mm軸受け、Magnusシリンダーセット、メタルピストン、タペットプレート
- 外部の仕上げ: Magnusバレル、面HOPラバー、初速はインナーバレル長で調整
今回はUmarex/VFC Hk MP5A5 AEG ZD Magnusチューンのご紹介です。
この機種の最大の特徴である3点バーストはやはり魅力です!
内部ですがパッと見は通常のVer.2メカボックスですが機械式3点バースト機構が内蔵の為メカボックスやギア、スイッチ、トリガーなどは専用となります。
A4はストック内にこのA5はハンドガード内にバッテリーを収納します。
つまり、MP5A5のA5は、バッテリーの収納位置がA4と違います。そのため、分解の手順も、ハンドガードを外す作業から始まります。
MP5 ハンドガードとコネクターの取り外し

ハンドガードを外して配線を止めているタイラップとコネクターを外します。
このタミヤミニコネクターを外すにはEAGLE RACING ピン リムーバー for EP Air 7.2vが便利です!
ピンリムーバーは1本は持っておいた方が良い工具ですね。

マガジンリリースレバー部のピンを外しロアレシーバーを後方にスライドさせます。
MP5 ストックとロアレシーバーの分解

配線の通し方は銃によって違う場合があるのでチェックしておきましょう。
なお、MP5は、配線の通し方が銃ごとに違う場合があります。そのため、外す前に配線の位置を確認し、写真に残しておくと安心です。
MP5 メカボックスの取り出しと逆転防止ラッチ

モーターを取り出したらグリップ奥にあるメカボックス固定ネジを外します。

これでメカボックスが取り出せます。
矢印の部分からマイナスドライバーなどで逆転防止ラッチを解除出来るのですがこれで解除すると3点バースト機構のパーツかセクターギアのカム部分が破損するので解除はしないで下さい。
ただし、ラッチを無理に解除すると、3点バースト機構のパーツが破損します。そのため、解除せずに取り出します。
MP5 メカボックスの洗浄とFET

メカボックスを開けます。
メカボックス内のパーツを外し洗浄をします。
お伝えし忘れましたがFETも最初から組み込まれています。
また、FETは最初から組み込まれています。そのため、MP5A5のチューンでは、FETの組込みは不要です。
MP5 軸受けの交換

軸受けを接着します。
VFCの軸受けは8mmタイプとなりますので耐久性向上の為ORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
組込み方の詳細はブログに電動ガンへの軸受け組込み時の注意点につきましてとして掲載しておりますのご覧下さい。
MP5 スパーギアのシム対応

ギア類は3点バースト機構の関係で純正品しか使えません。
次にスパーギアとセクターギアのシムフリーから通常のシム調整が出来る様に変更します。
まずはスパーギアの軸に入ってるスプリングを抜きます。
つまり、シムフリーの構造を、通常のシム調整ができる構造に変えます。そのため、スパーギアとセクターギアの両方に、加工が必要です。

スペーサーはそのまま戻します。
これでスパーギアのシム対応は完了です。
そのため、スパーギアは、スプリングを抜くだけで、シム調整ができる状態になります。ただし、スペーサーはそのまま元の位置に戻します。
MP5 セクターギアのシム対応

使っていないセクターギアのシャフトからスペーサーを抜き取り移植します。
内径φ3のパイプ状の物があれば代用は可能です。
ただし、スペーサーの内径はφ3です。そのため、同じ内径のパイプがあれば、代用できます。
MP5 シム調整とグリスアップ

続いてシム調整を行います。
YouTubeにてシム調整の動画をUPしておりますのでシム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!をご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。
MP5 Magnusシリンダーセットの組込み

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
ピストンの交換

ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
タペットプレートの交換と加工

こちらも耐久性向上の為GUARDER タペットプレート Ver.2用を組込みます。

このままではスイッチと干渉するのでガイド部の突起を削り落とします。
そのため、ガイド部の突起を削る加工は、スイッチとの干渉を避けるために必要です。また、削る量は、だいたいで問題ありません。

だいたい削ってあれば大丈夫です。
スイッチと干渉しない事を確認して下さい。
また、削った後は、スイッチの動きも必ず確認します。そのため、タペットプレートを組込む前に、干渉の有無を見ておきます。
シリンダー周りのグリスアップ

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップは、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
Magnusスプリングとスプリングガイド

メインスプリングはMagnusスプリング従来用を使用します。

VFC電動ガンの場合はスプリングガイドのベアリング部が厚いのでMagnusスプリングは引ききれません。
スプリングガイドを分解しベアリング部を取り外し代わりに樹脂製リングをはめ込みます。
つまり、VFCのスプリングガイドは、Magnusスプリングを引ききれない構造です。そのため、ベアリング部を樹脂製リングに交換します。
メカボックスの組み上げと潤滑

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込み閉じます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材はガンオイルを使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
MP5 ロアレシーバーへの組込み(突起と溝)

これからロアレシーバーにメカボックスを組込むのですが少し注意が必要です。
左側のセレクタープレートと右側のセイフティープレートの溝にそれそれセレクターレバー内側の突起を合わせながら組込む必要があります。
これを合わせずに強引に組み込むと突起が折れてしまいます。
そのため、MP5のメカボックスは、焦らずに少しずつ入れます。また、無理に押し込まず、突起と溝の位置を確認しながら進めます。

セレクターレバー内側の突起です。
この突起とプレートの溝を合わせます。

セレクターレバーをFULLにしてメカボックスを入れるとプレートの溝と突起が合わせやすいです。
つまり、FULLの位置が、突起と溝を合わせる目安です。そのため、セレクターレバーの位置を先に決めてから、メカボックスを入れます。
モーターの交換

最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーター組込みます
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
FETが組まれているのでSBDは必要ございません。
そのため、MP5A5は、サマリウムコバルトモーターとFETの組み合わせで使います。また、ハイレートスプリングを使うときにも、この組み合わせが向いています。

モーターを組込んでテストドライブです。
これでロア周りのチューンは終了です。
MP5 チャンバーの取り出し方

次にフロント周りのチューンです。
チャンバーを後方に抜けば取り出せます。

チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。
MP5 Magnusバレルの組込み

インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
面HOPラバーとゴムシート

HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用し接着します。

今回はHOPの降りる量が足らなかったので0.5mmのゴムシートを貼り付けました。
つまり、HOPの降りる量は、ゴムシートの厚みで調整できます。そのため、降りる量が足りないときの対策として、覚えておくと便利です。
MP5 初速の調整と試射
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。
MP5 Magnusチューンで使用した主なパーツ
| 工程 | パーツ | 目的 |
|---|---|---|
| 軸受け | ORGA SUS420 8mm軸受け | VFCの8mmタイプの軸受けの交換 |
| ギア | 純正ギア(3点バースト機構のため) | シム調整ができるよう変更 |
| シリンダー | MagnusシリンダーセットVer2~Ver6 | ボアアップで飛距離アップ |
| ピストン | J-Armament製14歯メタルTeethピストン | 耐久性の向上 |
| タペットプレート | GUARDER タペットプレート Ver.2用 | 耐久性の向上 |
| スプリング | Magnusスプリング従来用 | メカボックスのチューン |
| モーター | 東京マルイサマリウムコバルトモーター | トリガーレスポンスの維持 |
| バレル | Magnusバレル | 弾道の安定 |
| HOPラバー | ORGA DIMENSION フラットHOP、0.5mmゴムシート | 面HOPと、HOPの降りる量の調整 |
MP5 Magnusチューンに関するよくある質問(Q&A)
Q. MP5A5 ZDの特徴は何ですか?
機械式の3点バースト機構を内蔵しています。そのため、メカボックスやギア、スイッチ、トリガーなどは専用です。
Q. MP5A5のバッテリーはどこに入れますか?
ハンドガード内に収納します。A4はストック内に収納するので、ここがA4との違いです。
Q. 逆転防止ラッチを解除しても良いですか?
解除しないでください。マイナスドライバーなどで解除すると、3点バースト機構のパーツやセクターギアのカム部分が破損します。
Q. ギアは強化品に交換できますか?
3点バースト機構の関係で、純正品しか使えません。そのため、スパーギアとセクターギアを、シム調整ができる状態に変更します。
Q. Magnusスプリングが引ききれないときは?
VFCのスプリングガイドは、ベアリング部が厚いためです。そのため、ベアリング部を外し、樹脂製リングをはめ込みます。
Q. タペットプレートを交換するときの注意点は?
スイッチと干渉するため、ガイド部の突起を削り落とします。削った後は、干渉しないことを確認します。
Q. メカボックスをロアに組むときの注意点は?
セレクターレバー内側の突起を、プレートの溝に合わせます。強引に組むと、突起が折れてしまいます。
Q. SBDは必要ですか?
必要ありません。FETが組まれているためです。
Q. HOPの降りる量が足りないときは?
今回は、0.5mmのゴムシートを貼り付けました。そのため、HOPが降りる量を、増やせます。















