B&T AIR APC9 SD Compact ガスブローバック サブマシンガン BK｜サバゲー

B&T AIR APC9 SD Compact ガスブローバック SMG BK / ARCHWICK

実銃メーカーであるB&T AG自ら正式ライセンスを供与し、ARCHWICKが製造を手掛けるAPC9 SD Compactのガスブローバック サブマシンガンです。リキッドチャージガス仕様となります。

精巧に成形されたアルミ製アッパーや強化ポリマー製ロア、スチール製内部パーツ、ガタのない折り畳みストックなど、渾身の作と呼ぶにふさわしい仕上がりとなっています。刻印はB&T USAを元に再現され、モデル名から生産地名、弾薬表記に至るまで、エアソフト系の表記を廃した徹底ぶりです。

SDシリーズは通常のAPC9とアッパー形状が若干異なり、交換可能なハンドガードとオーバーバレルサプレッサーが装着されたモデルです。SD Compactではサプレッサーはアウターバレルの根本に設けられたスレッド（正ネジ）に固定します。

アウターバレル先端には12mm逆ネジのメスネジが切られており、付属するハイダーアタッチメントに交換することで14mm逆ネジのハイダーやサプレッサーを装着することも可能です。アウターバレル自体はアッパーレシーバーのトップレール先端辺りまでと短く、純正サプでなくともハンドガードにインサート方式サプレッサーをお楽しみ頂けます。

SIG MPXなどと同じようにハンドガードは3箇所5本のビスを抜くことで脱着が可能。ピボットピン前のビスはトルクス3本の方を外して下さい。
今後シリーズが増えた時やアフターパーツで長いハンドガードが発売されれば、簡単に交換ができるようになります。徹底してモジュラー性能が再現されており、しっかりとした設計が見て取れる高品質な製品です。

ボルトキャリアはブローバック挙動確保のためアルミ製ですが、ハンマーやシア、トリガーなど負荷の掛かる主要内部パーツはスチール製となっており、確実な動作と高耐久性を持ち合わせています。

またローラーハンマーやボルトキャッチのダンパー構造などボルトキャリアへの攻撃性も少なく、最小限に抑えられたグリス・オイル類の塗布量が緻密な設計を伺わせます。HFC134aでは初速こそ抑えられていますがノズルのストローク量が大きく動作性を優先した作りとなっています。

ホップチャンバーは外部からのホップ調整を可能としており、テイクダウンやホールドオープンをせずともピボットピン前方のイモネジ（1.5mm六角レンチ使用）で調整が行えます。

何から何まで専用設計ではありますが、将来的なシリーズ展開も踏まえ、APCは今後1カテゴリーとして大きく飛躍するモデルとなりそうです。唯一グリップだけはAR15共通となっており、お好みのM4系実物グリップに交換することが可能です。

B&T AIR APC9K PROの特長

・軽快かつ鋭いリコイルを生むアルミボルトキャリア
・CNC成形T6061T6アルミアッパーをMIL-SPEC typeIIIハードアルマイト仕上げ
・実銃同様、最小限の操作で分解・交換が可能なモジュール性能
・徹底した刻印再現
・左右から操作が可能なアンビチャージングハンドル
・HFC134aでも発射・稼働するよう調整された日本仕様。

挙動が安定しない場合の対処方法

B&T AIR APC9シリーズは日本のガス圧では、精密な作りが故にグリスの粘性が邪魔をしてブローバックが不安定になる場合があります。その場合は下記をお試しください。

①ボルトキャリア

ボルトキャリアやアッパーレシーバー内部のグリスを拭き取り、極圧性オイル（メンテルーブなど）をボルトキャリアとアッパー内の接触面に塗布し直すことでスムーズに動作するようになります。工場出荷時のグリス塗布量は少ないですが、拭き取っても粘性が感じられる場合はパーツクリーナーなどもご利用ください。

ただし、ローラーハンマーの接触部はグリスを使用するようにしてください。

②ノズル

チャンバーパッキンによるノズルの咥え込みが強く、ブローバック量が少ない時にノズルリターンしない場合があります。この場合はノズル先端に薄くシリコンオイルを塗布してください。量が多すぎると弾道や動作にかえって悪影響を及ぼしますので、綿棒等を使って薄く塗るようにしてください。また、塗布後は弾道が安定するまで慣らし射撃を行ってください。

※ORGA AIRSOFTでの動作チェック時に安定しなかった個体は、①②を処置しております。

③マガジンのガス量チェック

①②を試しても挙動が安定しない場合、マガジン内のガス量が少ない、または多すぎる可能性もございます。海外製注入バルブのため、HFC134aガスの注入には時間が掛かります。日本製ガスブロの2～3倍くらいの時間を掛けて注入を行ってください。マガジンが温まっている場合は、放出バルブを軽く2、3度押して気化熱でマガジンを冷やしてからガス注入してください。

また、ボンベ側のガス残量が少なくなるとほとんど注入できなくなります。時間を掛けてもガスが入らない場合は新しいボンベをご用意ください。

逆に、マガジン内にガスを注入しすぎてもパワーは下がります。充分な気化スペースが確保できるよう、空の状態からのガス注入は20～40秒程度に留めてください。残量が残った状態からの注入を繰り返している場合、想定よりも液化ガスが注入され過ぎている場合がございます。その場合は、向きや凍傷に充分ご注意のうえ、放出バルブを少しずつ押してマガジン内のガスをゆっくりと抜き、再度注入してください。

仕様

全長：426/635mm

重量：2,420g（マガジン含む）

インナーバレル：90mm（内径6.03mm）

パワーソース：HFC134a、HFO1234ze

付属品：

リキッドチャージ式 30連マガジン

14mmCCWハイダーアダプター

バレルナットツール

取扱説明書（英語）

※CO2仕様とセッティングが異なるため、本製品ではCO2マガジンを使用できません。
※先行販売されたAPC9K SD2やAPC9K PROに付属していたアイアンサイトは同梱されていません。
※海外製品のため、輸送中にキズや擦れ、梱包材の破損などが生じている場合がございます。予めご了承ください。また、製造や検品に伴う細かな作業痕、動作痕、わずかな色ムラ等についてはご容赦願います。

スペアマガジンはコチラ

B&T AIR APC9 ガスブロシリーズ用 リキッドチャージ 30連 スペアマガジン

B&T AIR APC9 ガスブロシリーズ用 リキッドチャージ 20連 スペアマガジン

B&T APC9K PROとは？

スイスを拠点とするB&T AGは、ヨーロッパを中心に各国の軍や法執行機関に銃器を納入するメーカー及びサプライヤーで、現在ではB&T USAも設立するなど勢力を確実に伸ばしています。

B&Tは昨今需要が高まっているモジュール式ライフルに力を入れており、APCシリーズはその筆頭と言えるでしょう。APC＝Advanced Police Carbineの名称からも分かる通り、警察向けのモジュラーライフルとして開発されたAPCは、上下レシーバーやバレル、ボルトキャリアの入れ替えにより様々な弾薬に対応し、ストックや全長の変更も可能。ライフル弾を使用するカービンからピストル弾を使用するサブマシンガンまで、無数のスタイルで運用できるプロオペレーター用ライフルです。

APC9 SD Compact はフロント周りのモジュール性能に特化しており、ハンドガードとバレル・サプレッサーの組み合わせについて目的に合わせた選択・組替えが簡単に行えるようになっています。モジュラーライフルやLVAWとしてSIG MCXを強く意識した構成となります。

スケルトンタイプの折り畳み式ストックは法執行機関でよく見られ、APC9のみならずMP5やUMPでも導入が見受けられます。