GHKガスライフルの初速調整用 7個セット
GHKのガスライフル(M4,ステアー,AKなど)は、国内ガス フロン134対応マガジンやCO2マガジンを利用した際に初速が高過ぎてしまう個体が多くあります。特にCO2マガジン利用時においては、電動ガンなどと異なりインナーバレルをカットした場合でも然程初速を下げる事ができません。これまで、ORGAで販売してきたGHKガスブロは、入荷時にローディングノズルの先端にM5のネジを切り、ORGAで生産した専用の「M5絞りネジ」を導入し初速を適正レベルまで下げた製品を出荷しておりました。
この M5初速調整ノズルスクリュー は、その絞りネジを「内径の異なるネジ」をアッセンブリーにした物となります。
GHKガスライフルの利用ユーザーの中には、独自にHOPチューン(インナーバレル交換)やボルト交換(重量変更)など手を入れるユーザーが多く、様々なセッティングに対応できる様、内径の異なるネジをパッケージングしました。
本製品はGHK用となっておりますが、M5のネジが切れるノズルであれば、どのライフル(ボルトアクションでも可能)でも導入頂けますので、1セットお持ち頂くと便利です。
なんでネジのみ販売?
GHKは、WETECHやVFC、ウェスタンアームズなどと異なり、GHK工場を出荷された製品に付帯するローディングノズルの殆どが「分解できない様に接着されている」為です。分解できる状態であれば、内部のバルブスプリングのテンション調整やバルブ自体の変更などで いくらでも調整できるのですが、上記の問題から「ノズルを分解せずに初速を調整する必要」がある為、ノズル先端から直接 ネジを切ってご利用頂く型となります。
ネジを切ると「切り粉」がローディングノズル内に混入しますのでエアダスター等で吹き飛ばしてください。
以下、本背品をローディングノズルに組んだ状態です。
M5のネジ切りって?
ネジ切りと聞いてもピンと来ない人も多いと思います。ネジ切りとは、ネジ山(メス)が無い所に「ネジ山」を作る事を指し、タップという工具を使ってネジを作ります。
M5のネジの切り方は、下穴(Φ4.2)を開けてから、タップを回して行き、2回ネジ込んだら1回戻す(切り粉を排出する為)という工程となります。
難しく感じるかも知れませんが、意外と簡単ですのでトライしてみてください。
タップは以下の様な製品となり、基本どれでも大丈夫です。
モノタロウのページへ
タップの切り方は以下の動画からご覧頂けます。
モノタロウ タップの切り方
本製品利用における注意点
上記の通り、組み込みは非常に簡単ではありますが「初速を下げる為」の製品ですので、取り付け時、セッティングが出た際に必ず「ゆるみ止」を施してください。
完全に接着してしまうと、セッティングが変更になる際に外れない場合もありますので、ネジロックの赤を少量塗布して、射撃の振動でネジが緩まない環境下にてご利用ください。
製品仕様
以下のデータは、GHK MK18Mod1(10.5インチ)を利用して計測した参考値です。
134マガジンはマガジン温度を25度程度に暖めて計測、CO2マガジンは新品のCO2タンク(マルシン)を利用して計測しています。BB弾はG&Gの0.25gを利用。
ライフルのタイプによって長い・短いがあると思いますので、以下の参考値を基にご自身のライフルの調整をしてみてください。
CO2ライフルであれば、Φ1.5とΦ1.8辺りが丁度良いですね。
インナーバレルの長さを考慮してご自身のセッティング見極めて頂ければと思います。
内径 Φ1.5 赤
134利用時:43.46m/s
CO2利用時:74.08m/s
内径 Φ1.8 銀
134利用時:57.86m/s
CO2利用時:84.39m/s
内径 Φ2.0 ゴールド
134利用時:67.24m/s
CO2利用時:88.56m/s
内径 Φ2.3 緑
134利用時:78.55m/s
CO2利用時:-
内径 Φ2.5 シルバー
134利用時:84.26m/s
CO2利用時:-
内径 Φ2.8 青
134利用時:89.36m/s
CO2利用時:-
内径 Φ3.0 黒
134利用時:-
CO2利用時:-