アメリカ陸軍NGSWプログラムにMARS Inc.とCOBALT KINETICSが新型カービンを提出

アメリカ陸軍NGSWプログラムにMARS Inc.とCOBALT KINETICSが新型カービンを提出
アメリカ陸軍NGSWプログラムにMARS Inc.とCOBALT KINETICSが新型カービンを提出
 

アメリカ陸軍NGSWプログラムにMARS Inc.とCOBALT KINETICSが新型カービン・軽機関銃を提出
低反動リコイルの革新的ライフル

2019年のSHOT SHOWでG&Gが新商品として発表した電動ガン「BAMF Team」で、サバゲー業界でも話題となったCOBALT KINETICS社。現在アメリカ陸軍が進めているNGSW(Next Generation Squad Weapon:次期制式分隊支援火器開発計画)プログラムに、同社とMARS Inc.が共同で開発した新型カービン・軽機関銃・6.8mm弾を提出したと発表した。

COBALT KINETICSは独自のライフルデザインが特徴だが、アッパーに関してはMARS Inc.の低反動リコイルを実現した「ガスアシスト リコイルオペレーティングシステム」を採用するため、両社のライフルを掛け合わせたハイブリッドな外観となっている。

NGSWカービン
NGSWカービン
▲NGSW-R カービン

また、NGSWプログラムに合わせて開発した6.8mm弾はこれまでの7.62mm弾よりも太い薬莢となっており、20連マガジンもしくは70連ドラムマガジンを使用してライフルに給弾する。

6.8mmカートリッジ

提出されたNGSW-Rカービン、NGSW-AR軽機関銃はどちらもモノリシックアッパーで、これまでのColt M4/M16と基本構造は同じもののデザイン上の違いはかなり大きい。また性能値としても、カービンでは5.56mm弾よりも大口径の弾薬を使いながらもMARS Inc.の技術によりかなり低反動となっており、カービン・分隊支援火器共にフルオート時の命中精度向上などが期待できる。

まだ、これらのモデルは提出された1案に過ぎないためアメリカ陸軍の次期火器がどのようになるのか不明だが、もし採用されるとなるとかなりセンセーショナルな出来事となりそうだ。

NGSW-AR分隊支援火器
NGSW-AR分隊支援火器
NGSW-AR分隊支援火器
▲NGSW-AR 分隊支援火器

 

NGSW(Next Generation Squad Weapon:次期制式分隊支援火器開発計画)とは?

アメリカ陸軍によるM16/M4、M249分隊支援火器(SAW)の代替となる新たなアサルトライフル、及び分隊支援火器の開発を目的としたプログラムで、プロトタイプ作成には3社が参加し数年にわたり陸軍、特殊作戦軍、海兵隊などでテストされる予定。

次期火器に使用する弾薬は共通で6.8mm弾を使用することが決定しており、一般部隊ではまだ使用されていない弾薬が今後のスタンダードとなる予定だ。

プログラムとしてはコンペを通過したメーカーは2年3ヶ月で試作品を製作、2021年には第1線の部隊にて支給し実際の戦況下にてテスト運用をする。

 
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