東京マルイ M14 SOCOM Axisチューン
今回は東京マルイM14SOCOMのAxisチューン&FET組込みをご紹介します。
M14SOCOMはアウターバレルがスタンダードタイプより短いので取り回しが楽になりフィールドでの機動性が上がります。
それでは作業を開始します。
M14のより詳しい分解方法は過去記事の「東京マルイ M14 SOCOM Magnusチューン」に掲載していますのでご覧下さい。
今回はメカボックス自体の分解をいつもより詳しくお届けいたします。
とりあえず分解の第一歩、トリガーガードを下方向に引っ張って外します。
次にリコイルスプリングガイドを一旦前方にずらしながら左右どちらかに逃がして外します。
オペレーティングロッド(コッキングレバー)を引っ掛けるパーツで名称は「コネクター」だそうです。
これの前側のネジを外します。
同じく後方のネジを外します。
これで「コネクター」が外せます。
続いてボルトストップのシャフトを抜いてボルトストップを外します。
内側にスプリングがあるのでなくさない様に注意してください。
ボルトストップの下にあるレシーバー下部を固定しているネジを外します
HOPダイヤルの両側にあるレシーバー下部固定ネジも外します。
後方にある小さなレシーバー下部固定ネジも外します。
これでレシーバーからメカボックス部が取り外せます。
レシーバーに残ってるオペレーティングロッドも抜いておきます。
アウターバレル基部のネジ4か所を外します。
これでチャンバー一式が取り出せます。
次はメカボックスの分解を始めます。
まずはセレクターレバーの前後のネジを外してセレクターレバーを取り外します。
セレクターレバーの下に小さなスプリングがあるので無くさない様に注意して下さい。
接点プレートのネジを二ヵ所外しメカボックスから取り外します。
メカボックス左側のスイッチ固定プレートのネジを外すのですがスイッチスプリングとカットオフレバースプリングがあるので無くさない様に注意してください。
これでスイッチ・カットオフレバー・トリガー類が外せます。
セレクター連動パーツも外しておきます。
スイッチ系が外部についているので
内部はシリンダー周り、メインスプリング・スプリングガイド、ギア、逆転防止ラッチと簡素です。
内部パーツを外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けはORGA SUS420 6mm軸受けを使用します。
軸受けの接着は必須ですのでお忘れなく!
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!をご覧ください。
軸受けの接着剤が固まるまでシリンダー周りを組み上げます。
シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットM14用を組込ます。
M14用のシリンダーは通常のシリンダーより約1mm程度長いので注意してください。
ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
タペットプレートはオーナー様のご希望で、純正品より耐久性の高いGUARDER タペットプレート Ver.7(M14)用を使用します。
ノズルはORGAカスタム定番でんでんむしM14用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップにはBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
軸受けの接着剤が固まったらギア周りのチューンです。
ギアはSHS M14用 強化ギアセットを使用しセクターチップも組み込みます。
ベベルギアはギア音が大きいのでJ-Armament製に交換します。
これでシム調整を行います。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますのでシム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!をご覧ください。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材はBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
モーターはトリガーレスポンスを良くする為に東京マルイ製サマリウムコバルトモーターを組み込みます。
サマリウムコバルトモーターはロングタイプのみですのでショート化加工が必要となります。
ショート化加工方法は以前にブログにてご紹介しておりますのでロングモーターのショート・ミドル化加工」からご覧下さい。
ショート化加工が終わったらモーターハウジングに組み込みます。
次にNEOX FETを組み込み外側のスイッチ周りを組み込みます。
FETの基盤はこの辺りにセッティングするとOKです。
テストドライブはこの状態で出来るのでモーター位置調整も行います。
続いてチャンバー周りのチューンを行います。
チャンバーを分解してインナーバレルとHOPアームを取り出します。
インナーバレルはAxisチューンとの相性が良いMagnusHDバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
前後をHOPアームの幅に合わせカットし必ず接着もします。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行います。
基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。