トンプソンM1A1

トンプソンM1A1
トンプソンM1A1
 

プライベートライアン!

トンプソン M1A1は、ミリタリー映画が好きな殆どの人がトムハンクス主演のプライベートライアンを見た事があると思います!その中でメインの歩兵銃として登場しているのが、トンプソン M1A1(Thompson M1A1)です。
電動ガンでは、結構前からモデルアップされてましたね!ガスガンでは2017年にサイバーガン(Cybergun)のライセンスの下、WE-TECHが製造したモデルが公開されています。
ORGA AIRSOFTでもトンプソンM1A1ガスブローバックを扱ってますので、ご覧ください。

トンプソンM1A1について

トンプソンM1A1とは、M1を改良したものを指します。トムハンクス主演の映画 プライベートライアンでもお馴染みですね!
トンプソンM1とは、トンプソンM1928A1を原型として、1942年に米国で開発された短機関銃で以下の省力化を施したタイプとなります。

・ボルトの重量を増やしたシンプル・ブローバック式に変更。

・銃身に装着されていたコンペンセイターや放熱フィンが廃止。

・ストックの固定を直接ネジ止め方式に変更、弾倉装着部のスリットを無くしてドラム・弾倉は使用できないよう変更。

・コッキングハンドルを上面から右側面にずらした。

大量生産に努めたトンプソンM1だったが、MP40(ドイツ)・ステンガン(イギリス)・PPSh-41(ソ連)といった、他国の短機関銃に比べて生産性は低く、最終的に撃針とボルトを固定し、ボルトが前進しきったときに発射されるように改良されたのがM1A1となっている。サイトも特徴的で鉄板に穴を開けてリベット固定しただけのリアサイトは、左右に三角形のガードを設け、戦場での酷使による変形や脱落が防止された。

トンプソンM1/M1A1は評判の良い短機関銃であったが、当時の標準歩兵銃であったM1ガーランドよりも重量があること、フルオート射撃時の制御が難しいこと、貫通力に欠けていることなどが欠点として指摘されていた。
戦後も朝鮮戦争などでトンプソンM1は使用されたが、米国ではM16(アサルトライフル)が採用された事で、ベトナム戦争を最後に姿を消すこととなった。
現在でも日本の海上自衛隊では、11.4mm短機関銃M1A1として一部の基地の警備部隊(警衛)に配備されている。

設計者

ジョン・トリバー・トンプソン(John Taliaferro(発音はtolliver) Thompson, 1860年12月31日 – 1940年6月21日)は、アメリカ陸軍の軍人。トンプソン・サブマシンガンの開発者として知られる。最終階級は准将。
彼の死後まもなくして第二次世界大戦参戦の瀬戸際に立たされたアメリカでは、陸軍が大量のトンプソン・サブマシンガンを購入し、太平洋戦争が始まると海軍及び海兵隊もこれに続いた。やがてトンプソン・サブマシンガンはイギリスやソビエト連邦などにも輸出され、第二次世界大戦を通じてアメリカを代表する火器の一つとなり、戦後も長らく使用されてゆくこととなる。

M1A1のサブマシンガン

トンプソンSMGの最終生産型。生産性向上のため、徹底した簡略化を受けている。
主なものとして
・シンプル・ブローバック方式への変更。
・ボルトハンドルの位置を上面から右側面に移動。
・ドラムマガジン用スリットの廃止。
・ストックのネジ固定。
・カッツコンペンセイターの廃止。
がある。
M1A1では更に以下の改良が加えられた。
・ボルトの撃針を内蔵式から固定式へ変更。
・三角形のリアサイト保護板を追加。
・ストックの破損を防ぐため基部にクロスボルトを追加。
・削り出しで制作していたセレクターとセイフティを筒の側面にピンを打ち込んだ単純な物に変更。