HD6.00 トレポン用インナーバレル(内径6.00mm)DSGトレポン初速対策

HD6.00 トレポン用インナーバレル(内径6.00mm)DSGトレポン初速対策
HD6.00 トレポン用インナーバレル(内径6.00mm)DSGトレポン初速対策
 

皆さんご存知の通り、ORGAではトレポン用のインナーバレルを2種類(内径6.10mmと6.23mm)提供させて頂いておりますが、実は、内径6.00mmのスーパーパワーバレル トレポン用という製品も持っています。

この製品は海外の弊社提携先に出荷する為に生産したバレルとなり「初速を高く出したい」という要望の下、生産した製品となり、今までは国内用として販売はしておりませんでしたが、少量だけ国内流通させることとなりました。
理由と致しましては、昨今 銃全長をCQBより短くするユーザーが増えたり、DSG(蝶歯のセクターギア)などを組み、更にトリガーフィーリングを追求するトレポンユーザーが増えています。
特にDSGを組んだ場合、セクターの歯が片側9枚しかありませんので、キレ自体は良くはなりますが、適正な初速を得る為にはそれなりのインナーバレル長 若しくは スプリングテンションが必要となります。

インナーバレルを長くする場合、自ずとアウターバレルも長くなりますので銃全体のフォルムに影響が出てしまいます。言い換えると外装フォルムに制限が出てしまいます。
もう1方のスプリングテンションを上げる場合、市販で売られているスプリングテンションに限界があります。言い換えるとスプリングの「巻き数」と「全長=自由長」に限界があります。
またスプリングテンションを上げると「発射音がデカくなる」という問題も発生します。流速トレポンなどを利用しているユーザーであれば気にならないとは思いますが、裏取りやアンブッシュを好むトレポンユーザーには向かないセッティングです。

そこで、弊社で生産した内径6.00mm スーパーパワーバレル トレポン用 でテストしてみた所、以下の様な結果が出ましたので報告させて頂きます(10発計測の平均値)

※HD6.00 vs システマ インナーバレル
※使用チャンバーは1つのチャンバーを組み替えて利用
※HOPはORGA FLAT HOP
※銃はALL システマトレポンM4A1
※BB弾は 東京マルイ ベアリングバイオ0.25g

SYSTEMA 375mm No Hop : 81m/s
SYSTEMA 375mm On Hop : 71m/s
HD6.00 375mm No Hop     : 85m/s
HD6.00 375mm On Hop     : 78m/s

SYSTEMA 264mm No Hop : 78m/s
SYSTEMA 264mm On Hop : 77m/s
HD6.00 264mm No Hop     : 85m/s
HD6.00 264mm On Hop     : 80m/s

SYSTEMA 185mm No Hop : 69m/s
SYSTEMA 185mm On Hop : 71m/s
HD6.00 185mm No Hop     : 76m/s
HD6.00 185mm On Hop     : 74m/s

大きく10m/sなどの持ち上がりはありませんが、概ね5~7m/sの初速upとなっています。ご利用になるアウターバレルやチャンバーパッキンのヘタリなどで少々のバラツキがありますのと、システマ インナーバレルの内径公差によっても変動します。
テストで利用したシステマインナーバレルは2012モデルに附属していたインナーバレルとなります。

冒頭にも記載した通り、セクターの歯数が少ないギアでトレポンのセッティングをしている場合、作れる外装フォルムと導入するスプリングテンションの2つに限界が生じます。
特に全長の短いモデルのトレポンを利用の場合「あと数m/s上がれば完璧なんだけどな~」というユーザーや「できるだけスプリングテンションを上げたくない」ユーザーも数多く見ています。そんな悩めるトレポンユーザーはスーパーパワーバレル トレポン用 を導入してみるのも選択肢としては良いかと思います。

販売用のスーパーパワーバレルに関して

弊社で保有しているバレルは海外用生産の為、375mmと497mmの2種類となります。
上記の長さより短い物をご希望の場合は、無料にてカット+先端加工を行い出荷致しますので、ご注文時の備考欄にご希望の長さを記載してください。
等バレルは外も中も「高潤滑テフロン加工」となってますので、加工後の状態は上記画像の様に先端の真鍮部分が見える状態となります。

スーパーパワーバレルトレポン用はこちら