新オプティクスブランド「 NOVUS 」が日本上陸!

新オプティクスブランド「 NOVUS 」が日本上陸!
新オプティクスブランド「 NOVUS 」が日本上陸!
 

経験豊富な実銃用光学機器エンジニアと専門家によって立ち上げられた新ブランド「 NOVUS 」が日本で販売開始

日本のサバイバルゲーム市場に新たなオプティクスブランドが参入した。「 NOVUS 」と銘打った新ブランドは、Aimpoint(エイムポイント)T1/T2タイプのマイクロドットが3モデル、Trijicon(トリジコン)RMRタイプのリフレックスサイトが1モデル、そして驚愕のロシア版ホロサイトと呼ばれる1P87のレプリカ1モデルの計5機種を引っさげ、1stロットを2023年5月頃までに順次発売させていく予定だ。

まずはT1/T2タイプの3モデルが3月31日より販売開始となった。特に注目なのは1P87と同じくロシア系ドットサイトとして初のレプリカとなるZenit VZOR-1 MDS-IIIだ。それぞれモデルの詳細も含め、 NOVUS の全容について解説していこう。

NOVUS ラインナップ

 

ショットショー2023で初公開された世界展開のオプティクスブランド

NOVUS は中国に生産工場を持つオプティクスメーカーで、オルガエアソフトでもお馴染みのARCTURUS(アークタウラス)電動ガンのディストリビューターであるMOS Manufactureのグループの一員となっている。MOS Manufactureは他にもリアルなAK電動ガンで知名度の高い E&L Airsoft のディストリビューターでもある。

MOS ManufactureはARCTURUS、E&L、NOVUSの3ブランドのエアソフト製品の世界展開を目指しており、アメリカで開催された世界最大規模の銃器見本市「ショットショー2023」にも出展するなど、これからの展望が期待されている。

NOVUS SHOT SHOW 2023

NOVUS の最大のアピールポイントは、エアソフト用の光学機器でありながら実銃での使用にも耐えうるクオリティと耐久性の高さというスペックにある。

NOVUSは2022年に創業し、メンバーには実銃ドットサイトのOEM工場にて腕を振るった光学機器エンジニアや専門家らを揃えている。 NOVUS の製品はまさに実サイトOEM生産時のノウハウが詰め込まれた「実物」と言っても過言ではないものなのだ。その証拠に、ノーブランド品のレプリカにはない性能を多数持っている。

・2MOA(1MOA=100ヤード[91.44m]先で1.047インチ[2.66cm]の大きさ)サイズのレッドドット。
・内部の曇り防止のため窒素ガスを充填
・コーティングにより反射防止・防曇・アンチスクラッチを実現したレンズ
・ボディは6061-T6アルミ合金にHA TYPE IIIハードアノダイズド施工
・IPX8の防水性能(水中での使用が可能なレベル)
・1000Gの耐衝撃性能
・作動温度-25~50℃、保管温度-35~75℃の耐熱耐寒性能。
・10分間動かさずに放置すると自動的にバッテリーを切るスリープ機能搭載。動かすだけで簡単に再点灯。
・輝度全11段階のうち、1~2はNV(ナイトヴィジョン)対応。
・輝度3で66,000時間、輝度4で36,000時間の省電力設計。

これらのスペックを見れば、いかに NOVUS が高い性能を持つかがお判り頂けるだろう。実際、 NOVUS はエアソフト業界をメインとした民間市場だけでなく、ゆくゆくは軍用及び、法執行機関など幅広い部門での採用をも目指している。

 

NOVUS のモデルラインナップ

NOVUS では先述の通り、3つのマイクロドットサイト、1つのリフレックスサイト(オープンドットサイト)、1P87レプリカの計5つのラインナップでスタートする。まずは2023年3月31日に発売となったマイクロドットの3モデルについてご紹介しよう。

RMRタイプと1P87タイプについては2023年5月頃の発売となるため、詳細な記事はまた後日アップする予定だ。

NOVUS マイクロドットサイト

 

MDS-1 マイクロドットサイト

MDS-1はNOVUS オリジナルデザインのローマウント一体型のT1/T2タイプのドットサイト。1913ピカティニーレールに直付けが可能なボディーデザインとなっている。ローマウントのまま使用できるHK MP5(レールアダプター必須)やHK MP7、B&T MP9のようなサブマシンガンをはじめ、ショットガン・AK系などにも合わせやすいロープロファイルなドットサイトだ。

NOVUS MDS-1

2ボタン式のシンプルな操作で扱いやすく、晴れた屋外でも視認しやすい高輝度ドット。さらにお求めやすい価格設定で、下手にノーブランドレプリカを購入するより余程ハズレもなく安心だ。はじめてドットサイトを購入するビギナープレイヤーにとっても、コスパ良し、性能良しの申し分のない製品としてオススメできる。

NOVUS MDS-1 ドットサイト

 

MDS-2 マイクロドットサイト

MDS-2もMDS-1同様オリジナルデザインのT1/T2タイプ ドットサイトだが、こちらはマウントが交換できる仕様のため使用感としてはよりAimpointに近い。しかもローマウントとハイマウントが付属するため、自分のエアガンのトップレールとストックのバランスによって任意の高さに調整可能だ。

操作のシンプルさはMDS-1と同様で、両者の違いはデザインとマウントのみとなる。M4 / AR15タイプのエアガンにはコチラのモデルがオススメだ。

NOVUS MDS-2

また NOVUS 製マイクロドットは全て、インナーチューブは乱反射防止のため実サイトと同じようにスレッドを切ったうえでマットなアルマイト処理が施され、レンズを覗いた際に確かな視界を確保している。地味な部分ではあるがドットサイトとして大事な要素となる。

NOVUS MDS-2 ドットサイト

 

MDS-3 Zenit VZOR-1 タイプ ドットサイト

今回、 NOVUS から発売されるマイクロドットの中で最も注目すべきモデルが MDS-III だ。MDS-3は NOVUS における型番であるが、こちらはオリジナルプロダクトのMDS-1やMDS-2とは違い実物ドットサイトの精巧なレプリカとなる。

ベースとなる実サイトはタクティカルAKの代名詞とも言えるロシアのカスタムブランド ZENIT が製造・販売している VZOR-1 レッドドットだ。

VZOR-1 ドットサイト レプリカ

ZENITは1994年にモスクワで創設されたメーカーで、ロシア独自規格が満載のAKライフルに1913ピカティニーレールを設置できるようにするなど、AKの現代化カスタムには外せない選択肢の1つとなっている。木製ハンドガードやストックをメタルパーツ化し、機能的かつモダンにアップグレードされたAKを見たことがある方も多いだろう。主にロシアの国家親衛隊や特殊部隊にて採用実績があり、ZENITパーツを組み込んだAKのミリフォトも多数見受けられる。

エアソフト業界でもその存在は知られておりZENITのレプリカパーツは多数存在しているが、 VZOR-1 ドットサイトがレプリカとして発売となるのははじめてのことだ。

NOVUS VZOR-1 タイプ

NOVUS MDS-3 ドットサイト

NOVUS MDS-3 VZOR-1 は刻印まで含めた本体ディテール再現度も去ることながら、各種マウントなど付属品に至るまでパッケージングされているところが素晴らしい。実物VZOR-1と同様に3種類のマウントと2つのスペーサー、キルフラッシュ、前後のレンズキャップが同梱品として含まれる。

NOVUS VZOR-1 マウント各種

NOVUS VZOR-1 キルフラッシュ

ローマウントのままAKに搭載するもよし、スペーサーを入れてハイマウントにしAR15に搭載することも可能だ。本家のZENITはハンドガードやハイダーなどAR15用パーツも製作しており、現時点ではエアソフトでの再現は難しいもののいずれロシアンAR15なるセットアップも可能になるかもしれない。

NOVUS VZOR-1 NS-1SDマウント

そもそもAK用ドットサイトという時点でレアな存在ではあるが、造形の素晴らしさや様々なシチュエーションに対応可能なマウントパーツの豊富さなど、マイクロドット単体として見てもなかなかに面白い製品である。

AKの人気は日本のサバゲー業界でも非常に高く、タクティカルなAKカスタムを楽しむユーザーも多い。 NOVUS MDS-3 VZOR-1 はそんなモダンAKユーザーのスタンダードになることは間違いないだろう。

NOVUS VZOR-1 右面

 

NOVUS はサバゲー光学機器市場のゲームチェンジャーとなるか?

NOVUS の第1段製品となるマイクロドットについて紹介してきたが、この記事を書いていて頭をよぎったのはNOVEL ARMSの存在である。両社は非常によく似たスタンスを持っているのではないだろうか。エアソフトガンだから安かろう悪かろうのノーブランド光学機器でよいのではなく、エアガンの性能が良くなった現在だからこそ、照準器も良いものを搭載しようという流れを、両社は加速させていくだろう。

ORGAスタッフもサバイバルゲームをたしなむ身として実感するのは「エアソフトガンの性能は照準器によって左右される」ということである。その点において、 NOVUS の作るドットサイトは実物サイト並みの性能とレプリカ製品+α程度のコストという両面においてサバゲープレイヤーにアプローチできる良い製品だと言える。そして今まで業界になかったモデルの製品化など、その着目点は称賛に値する。

表題の件で言えば NOVUS はまさしくゲームチェンジャーになるブランドと言っても過言ではないだろう。
5月にはAKファン待望の1P87も発売されるが、その後も様々な新モデルで業界をアッと驚かせてくれることに期待していきたい。

 
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