MAXIM DEFENSE
PDWに特化したミリタリー・法執行機関向けライフルメーカー
MAXIM DEFENSEはアメリカ・ミネソタ州に本拠を置く銃器メーカー。主に軍や法執行機関向けの小型・軽量の小火器を開発しており、信頼性の高いPDWやそのパーツをメインに展開している。
MAXIM DEFENSEがリリースするライフルは現在のところ最大でも10.3インチのバレルレングスとなり、AR-15/10レシーバーベースのモデルが中心。弾薬サイズも5.56×45mm、7.62×39mm、.300BLKの3種に限定して開発し、ストックもワイヤータイプのリトラクタブルストックのみと使用目的を絞りPDWに特化した製品ラインナップとなっている。
特に、PDW(Personal Defense Weapon:個人防衛火器)としての取り回しの良さに関係しやすいリトラクタブルストックの評価が良く、OEMパートナーとしてColtやBlack Rain OrdnanceなどのSBR(ショートバレルライフル)にも採用されるなどパーツ単体としての知名度も高い。エアソフト用パーツとしてもレプリカが登場しているほどだ。
SIG MCXなどコンパクト系のライフルはLVAW(Low Visibility Assault Weapon:低視認性突撃銃)としての用途もあり徐々にプロフェッショナルの現場でも採用が増えており、近年スタンダードな弾薬となってきている.300BLKにも対応しているMAXIM DEFENSEのPDXやMDXも、今後活躍することが増えそうなモデルである。
.300BLKを自社ブランドからリリースするなどLVAWへの採用を狙った動きが大きいこともあり、注目されるジャンル且つデザインの良さもあって毎年続くSHOT SHOWへの出展についてもメディアに話題とされることが多い。
ストックをアームブレースに変更した民間向けのARピストルモデルも存在し、民間に向けたマーケティングも行っているようだ。アームブレースに関してはSB Tacticalにほぼ共通デザインのモデルが存在するため、表立ったパートナーシップは取っていないものの技術的な繋がりはある可能性が高い。
現代的で取り回しの良さそうなデザインはエアソフトとしても映えるモデルであることは間違いない。正式ライセンスを取得したリアルなエアガンが増えてきている昨今、MAXIM DEFENSEもエアガン製品としてリリースしてもらいたいメーカーの1つと言える。