M40A6
アメリカ海兵隊の最新スナイパーライフル
M40A6とはアメリカ海兵隊がレミントンM700をベースに開発したM40スナイパーライフルの改良モデル。M40シリーズ自体はベトナム戦争時代から制式採用され続ける古参のライフルだが、現在の海兵隊の運用要件には見合っているためレシーバーを変更せず、フレームやストックを現代的に進化させている。
M40A3以降マクミラン製のストックが特徴的なスナイパーライフルであったが、A6からRACS(Remington Accessory Chassis System)と呼ばれるモジュラーストックに変更され、射撃手各々の体格に合わせてより細かく調整しやすくなった。ストックは折り畳むことも可能なようになり携行性もアップし、諸々運用しやすいスナイパーライフルへと生まれ変わっている。
新型フレームでは8角形型のハンドガードとトップレールが備わっており、ハンドガード部はボルトによって任意の位置にレールを追加できるよう工夫されている。
他、25インチステンレスバレル、シュアファイアマズルブレーキ、10連マガジンの採用など大幅な改修を受けているが、相変わらずレシーバーはそのままというのが何とも興味深いポイントだろう。使用弾薬は7.62×51mm NATO弾となるが、より精度を高めたM118などの軍用マッチ弾が使用されている。
ARESからエアガン化
ARESからは既にM40A6にそっくりなXM2010がエアコッキングガンとしてリリースされていたが、2019年8月ついにM40A6の登場となった。ARES M40A6は多くのパーツをCNC削り出しで製作しており、重厚な実銃の魅力を精巧に再現することに成功している。
M40A6のデザインの大きな特徴の1つであるRACSストックもリアルに作られ、可動部分などガタもなく強固な完成度を誇る。スナイパーライフルとしては重量のある部類に入るが、非常に頑丈なためアクティブに運用しても問題ない性能となっている。アメリカ海兵隊のスナイパー装備を再現するには正に必須のボルトアクションライフルだ。