軍用ライフル勢の憧れの的!! KAC KS-1 を東京マルイMWS仕様で製作しました!
実銃メーカーのカタログに載るAR-15がエアガンでそのまま再現できたなら……リアル志向なサバゲープレイヤーさんなら、誰しもが一度は抱く夢(妄想?!)ではないでしょうか。しかし、夢では終わらせません。アサルトライフルの最高峰 KAC KS-1 を遂にORGAコンプリートで実現しました!(いや…少しだけ違うかな…)
今回製作したKS-1コンプリートは東京マルイMWS準拠のパーツで構成し、マルイ製ガスブロマガジンが使用可能。ただしマルイ純正パーツの移植ではないため、そのフィーリングは全く別物と言っても良いでしょう。
実銃のKS-1の発表は2022~2023年となりますが、それ以前からアンビ化されたSR16E3レシーバーのエアガンモデルアップ例が少なく、MWSでの再現を心待ちにしていた方は非常に多かったはず。それでは早速、ORGA AIRSOFT熟練エンジニアによる肝煎りの1挺をご紹介していきましょう!
目次
KAC KS-1 とは?
KAC KS-1 ORGAコンプリートの外装再現度
・SR16E3レシーバー
・フロント周り
・MAGPUL実物パーツ
内部パーツ構成
・KAC刻印スチールボルトキャリア
・ステンレススチール・ドロップイン・トリガー
・ORGAパーツで集弾性バッチリ
KAC KS-1 ORGAコンプリート販売
KAC KS-1 とは?
KS-1コンプリートの紹介をする前に、簡単にベースモデルについて解説しておきましょう。KS-1はKAC(Knight’s Armament Company:ナイツ・アーマメント)の軍納入専用アサルトライフルで、SR-16の後継機種になります。KSの名前の由来はKnight’s Stonerの頭文字を取ったとのこと。
2022年のユージンストーナー生誕100周年のイベントで発表され、翌2023年にはイギリス軍特殊部隊での採用が発表されるなど大きな話題になりました。ハンドガードにはURXの最新型となるURX6が採用されたほか、KS-1とはバレルの仕様やレングスが異なるKS-2、KS-3も登場しています。
後継モデルといっても、SR-16のマイナーチェンジで既に共通のアンビレシーバーは存在していたし、SR16E3 MOD2.1の時点でURX6(プロトタイプの仕様違い?)の搭載も始まっていたため、今後のモデル展開の再統制を図ることが主目的であった様に思えます。民間モデルのSR-15も段階的に廃止され、KS-1派生のセミオートモデルを後継とすることも発表されています。
パッと見ではSR-16E3との違いが分かりにくいKS-1ですが、マイナーチェンジを繰り返しバラバラだったSR-16の仕様を改めて統一し、それに代わるフラッグシップモデルとしてスタートしたのがKS-1になります。
2025年10月6日追記:肝心のE3とKSレシーバーの違いについて記載を失念しておりました!どちらもアンビボルトリリースではありますが、レバーの取り付け方向やリブのデザインに差があります。
KAC KS-1 ORGAコンプリートの外装再現度
ではここからがお待ちかね、ORGAコンプリートKS-1のご紹介です。まずは外装から見ていきましょう!
SR16E3レシーバー
東京マルイMWS用では初のモデルアップとなるSR16E3アンビレシーバーは、DYTACのOH MY GUNブランドから登場。美しいアルマイト仕上げですが、箱出しではアッパーのモデル名刻印はオミットされています。これは組む人によってモデルは異なるだろうし、決め打ちで購入者を絞らない正しい措置と言えるでしょう。本コンプリートでは「5.56mm KS-1」のマーキングを施工済みです!
マガジンリリース、ボルトリリース、セレクター、チャージングハンドルの各操作系は全てアンビ仕様。いまだに製造表記に「SR-16」の文字が残っているのが面白いですね。コンプリートではセレクターもしっかり最新型を使用しています。
2025年10月6日追記:「KAC KS-1 とは?」の項目にも追記しましたが、E3とKSにはボルトリリースレバーとリブデザインに違いがあります。残念ながら現行MWSレシーバーではKS形状を再現したものは無く、E3タイプでの代用となります。大切なところの説明が抜けており大変申し訳ありません…。刻印はKSにも「SR-16」の文字は残っており違いはありません。
OMG KAC SR16 タイプ アンビレシーバーキット 東京マルイMWS用
フロント周り
KS-1では13.7インチというKAC独自のバレルレングスと、他のKSシリーズでは実装されないディンプルバレルが特長。M-LOKスロットからチラリと見えるドット模様が、シンプルなハンドガードとの対比になって面白いですね。KACの伝統的な仕様が残されたのは嬉しいですね。
URX6ハンドガードはANGRY GUN製品に2025年夏から加わった新製品となります!よく観察しないとURX4との違いが良く分かりませんが、根本にあったQDスリングスイベルソケットや、トップレール下のベントスロットが1箇所を残して廃止されています。これは…進化なのか?(笑)
最大の違いは外からは分からない部分に隠れています。URX4はバレルナットが無く、直接ハンドガードでバレルを固定する独特なものですが(エアガンレプリカでは仕様を変更しているものもあります。)、やはりビルドしづらいと不評だったのでしょうか。URX6では、別体のバレルナットでバレルを固定し、ハンドガードをもう1個のサブナットで固定する新方式に変更されました。
ただまぁ、URX3の様な長ーい筒状の専用工具が必要だったり、相変わらずガスブロックは後付けとなるなど、反省が見られません。おかげでシークレットサービスからは仕様変更を要求されてしまいましたね。しかし、この仕様が高い精度を実現する一助にもなっているんでしょうね。分かりませんが(笑)
ANGRY GUN KAC URX6 タイプ ハンドガード 12.75インチ BK
MAGPUL実物パーツ
ORGAコンプリートでは豪華にMAGPUL(マグプル)の実物パーツを2点も装着しております!1点目はピストルグリップです。実銃のKS-1と同じMAGPUL MIAD GEN 1.1 Grip Kitを取り付けています。フィンガーチャンネルやビーバーテールの有無を、お好みに合わせて変更してください。
2点目はストック。こちらも実銃と同じMAGPUL MOE SL-Kを取り付けています。バットパッドが上下に短く、盛り盛りのプレートキャリアを装備していても邪魔になりにくい良パーツですね。折角のコンプリートなので、この辺りのパーツ選択は少し頑張りました。
内部パーツ構成
続いては肝心要の内部パーツについてもご紹介しましょう!ORGAのMWSコンプリートでは定番のパーツばかりですが、これも多数の製作実績を誇る当店ならではのノウハウがあってこそ。ORGAオリジナルパーツも多数導入していますので、サポート体制もバッチリでございます。
KAC刻印スチールボルトキャリア
内部パーツと言いながら、外観にも影響するボルトキャリア。ORGA AIRSOFTでは種類豊富な取り揃えをしておりますが、KS-1コンプリートでは勿論KAC刻印を使用しています。実銃KS-1のダストカバーが開いている公式画像はなかなかお目に掛からないのですが、標準仕様はブラック無刻印の様です。しかしここだけは慣例を無視しまして…クロームサンドカッター仕様の様なシルバーカラーをチョイスしました!うーん、ブラックアルマイトに映える!
ボルトキャリアはスチールになります!マルイ純正からは僅かな重量アップのため動作性が悪くなることはありません。しかし、硬質な衝撃と残響音で迫力はMAX!FRAノズルも導入していますので、フィールドレギュレーションや気温に合わせたパワー調整、ブローバック調整が行えます。
ステンレススチール・ドロップイン・トリガーセット
こちらもORGAコンプリートではお馴染みになってきたANGRY GUN製のステンレススチール・ドロップイン・トリガーセット。MWS純正と比較した場合は勿論、他のカスタムトリガーボックスで多いスチールよりも更に硬質で、カッチリとしたトリガーフィーリングが特長です。
耐久性も高いため、スチールボルトキャリアとの相性も抜群です。操作系のカッチリ感と、リコイルの金属感と、ただのエアソフトガンから得られるフィーリングとは一線を画します。
ANGRY GUN ステンレス・スチール ドロップイン トリガーセット
ORGAパーツで集弾性バッチリ
チャンバーにはIRON AIRSOFT製のCNCホップアップチャンバーとCNCホップアジャスターを採用し、ORGAのMWSカスタム定番のLEX05インナーバレルとWIDE HOPテンショナー、PDIチャンバーパッキンを組込んでいます。
純正より少し絞った内径6.05mmのLEX05インナーバレルが初速を底上げしつつ、純正の押しゴムよりも外径を大きくしたことでしっかりとホップ回転を与えるWIDE HOPテンショナーが、パワーソースだけに頼らない安定した飛距離を稼ぎます。また、PDI Wホールドパッキンにより高い集弾性をも実現します。
ORGA LEX05バレル 内径6.05mm マルイ M4MWS用
PDI Wホールドチャンバーパッキン 50度 VSR/各種ガスハンドガン
KAC KS-1 ORGAコンプリート販売
KS-1 ORGAコンプリートをご紹介してきましたが、下の画像で実銃と比較して如何でしょうか?!この再現度!外観を完璧に仕上げました!
2025年10月6日追記:正しくは「かなり近い形で」という表現が適切でした。2箇所に追記しました通り、E3とKSの違いがありますのでその点ご了承ください。表現の配慮に欠けており申し訳ありませんでした💦
いつもの如く、コンプリートはパーツ集めが大変なため、限定1本の製作となります。次回製作時期は今のところ未定…。気になる方はお早めにご決断頂けます様お願いします!
KAC KS-1 東京マルイMWS ガスブロコンプリート BK
価格:¥268,000(税込)
商品コード:OR-MWS-KS1
※モール手数料やキャンペーンにより販売価格が本店と異なります。