J-ARMAMENT ハイレスポンスメカボックス Ver.3の組込み手順

J-ARMAMENT ハイレスポンスメカボックス Ver.3の組込み手順
J-ARMAMENT ハイレスポンスメカボックス Ver.3の組込み手順
 

J-ARMAMENT ハイレスポンスメカボックス Ver.3の組込み

J-ARMAMENT ハイレスポンスメカボックス Ver.3の内部パーツの組込みの様子をご紹介させて頂きます。
配線の向きでフロントとリアの2種類がございますのでそれぞれの銃に合ったメカボをお選び下さい。
今回はフロント配線のメカボで組上げました。

J-ARMAMENT製 Ver.3用メカボックスはこちら

本製品はVer.3タイプですのでAK系の銃にご使用出来るメカボックスですがセレクター機構パーツやモーターハウジングは付属しておりませんのでご注意下さい。
特徴としましてはスイッチがマイクロスイッチ仕様になっており、それにより段違いのトリガーレスポンスを実現している点、メカボを開けなくても後方よりスプリング交換が可能となっている点です。
また、メカボ本体にスイッチ・トリガー・カットオフレバー・セレクタープレート・スプリングガイドが付属していますのでコストパーフォーマンスは抜群です!


メカボを開けるとスイッチ部の構造がご覧になれます。
トリガーとマイクロスイッチの間に専用パーツが組込まれており、トリガーで押されたパーツがスライドしスイッチを押し下げる構造です。
トリガーセットVer.3用及びトリガースイッチセットVer.3用はJ-ARMAMENTからアフターパーツとして出ております。
カットオフレバーですがスタンダードタイプのVer.3用が使用可能です。


軸受けは8mmタイプですのでORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので宜しければこちらよりご覧ください。


ギアはJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で高耐久、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。


続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますのでこちらよりご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップも行います。


ピストンはORGAチューンではお馴染みのJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ピストンヘッドもJ-Armament製メタルピストンヘッドを使用しネジロックで緩み止めを使用し組込みます。


シリンダーはJ-ARMAMENT アルミ FULLシリンダーを使用します。
お客様からのお問合せの多いFULLシリンダーと加速ポート付きシリンダーの違いにつきまして以前にORGAブログにてご紹介しておりますのでこちらからご覧下さい。
シリンダーヘッドはJ-ARMAMENT シリンダーヘッド Ver.3用を組込みました。


ノズルはチューンの定番となっておりますでんでんむしAK用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。


続いてタペットプレートは強化タイプで精度の良いGUARDER製のVer.3用を使用します。


シリンダー内やノズル内など摩擦の発生する部分には必ずグリスアップを行って下さい。
ORGAではその部分にはシリコーングリスを使用しております。
グリスアップをしながらシリンダー周りを組上げます。


SHS製の逆転防止ラッチを使用します。


メカボ内にトリガーやギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。


メカボを閉じてピストンが無抵抗で前後するか(ノズル先端から細い棒を差し込みピストンヘッドを押してみます)、ノズルの動きは問題ないか(指でノズルを押してみます)をチェックします。
そうした所、ノズルの動きが渋い事に気が付きました!
原因を探っていくとタペットプレートの立ち上がりU字部の先端が長く、でんでんむしと干渉している事が発覚。
そこの干渉によりタペットプレートが下側に押さえつけられ動きが渋くなっていました。
そこで下画像の赤印部分を削り問題は解決です!



メカボを閉じたらメカボ後部よりSHS M90スプリングを組込みます。
最近はメカボを閉じた状態でスプリングが取り出せるこのタイプが増えてきていますね。
非常に便利な機構で作業がしやすく助かります!


お客様よりご提供頂きましたモーターハウジングにEG1000ショートを組込んで駆動確認を行い作業は終了です。