GLOCK19X グロックの第5世代を担うフラッグシップモデル

GLOCK19X グロックの第5世代を担うフラッグシップモデル
GLOCK19X グロックの第5世代を担うフラッグシップモデル
 

GLOCK19X グロックの第5世代を担うフラッグシップモデル

GLOCK19Xとはグロックハンドガン第5世代(Gen5)で新たに追加されたモデルで、G19のコンパクトスライドとG17のフルサイズフレームを組み合わせたもの。Xとはクロスオーバーの意味で、2つのモデルを組み合わせたことからその名がつけられている。

グロックは使用弾薬やサイズによって様々なモデルが存在するが、ハンドガンの中でも最も汎用的な9×19mm弾を使用するメインモデルはG17及びG19となる。中でもコンパクトなG19は各国の軍特殊部隊や法執行機関での採用例も多く、その実績から民間も含めて絶大な人気を誇るモデルとなる。
スライドと合わせグリップも短いG19をより握りやすく、また装弾数もフルサイズと同様のキャパシティとするG17フレームとの組み合わせは、ありそうでなかったグロックの新しい境地を開くものとなった。

その発想のきっかけとなったのはアメリカ陸軍における新制式ハンドガンのトライアルであった。

トライアルに敗れるも、新たなる市販モデルを生んだグロック

2017年はグロック社にとってまさに肝をなめる、悔しい年となった。

アメリカ陸軍の新制式ハンドガン選定トライアル、MHS(Moduler Handgun System)に数多くのメーカーがフルサイズとコンパクトの2モデルを提出する中、グロックはコンパクトなG19スライドとフルサイズのG17フレームを組み合わせた1モデルで勝負に出た。
コンパクトスライドの携帯性の高さ(Moduler)とフルサイズの利点を合わせ持つG19Xはグロックとしては会心の提案であり、1モデルのみでトライアルに臨んだ姿勢は自信の表れである。

しかし、G19MHSと名付けられた新しいグロックハンドガンは結果としてトライアルには敗れ、SIG M17が新制式ハンドガンの地位を得ることとなった。

だが新しい発想によるグロックの提案は、その後フラッグシップモデル誕生へと繋がることとなる。
G19MHSでは軍用を意識して設定されたサムセーフティーがGLOCK19Xでは廃止され、本来のグロックに近い仕様に変更された。
他の第5世代同様、フィンガーチャンネルのないストレートなグリップ、アンビ化されたスライドストップ、開口部の広がったマグウェル、そしてグロックでは初となるカラードフレームの採用など、後発ながら第5世代のフラッグシップモデルとも呼べる進化を果たしたG19Xは、今もっとも注目度の高いグロックハンドガンとなったのだ。

グロック社によるG19Xへの力の入れようはGLOCKの公式サイトからも見て取れる。
特設サイトの用意やプロモーション動画の配信など、今までになくその普及に熱が入っており、グロックを背負う渾身のモデルであることが伺える。

グロック社のG19X特設ページはこちら

アメリカ陸軍制式採用こそ逃したものの、G19などが特殊部隊で使用されていることを考えると、G19Xも軍用銃として今後採用される可能性は高いと言えるのではないだろうか。タンカラーに染まったタクティカルグロックが今後のスタンダードとなる日は近いのかもしれない。

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※WE GLOCK19Xではスライドが無刻印となっております。今後、刻印入りスライド(スライドのみ)の販売も予定しております。