遂にGHKもMCXガスブロシリーズに参入!第1弾モデルはRSAR RATTLER LTとSPEAR LT!
2025年11月28~30日に台湾で開催されるエアソフトの見本市「2025 MOA EXPO」。各メーカーが新作のエアガンを発表する場として注目を集めるイベントですが、オルガエアソフトでもお馴染みのメーカーGHKは開催前から早くも新製品ラインナップを公開。その展示内容にも期待が高まっています!
GHKが公式Xにポストしたのはイラストと製品名のみとなりますが、その中にはなんとMCXのガスブローバックが!しかも2モデル!
GHKがMCXガスブロの第1弾として選んだのはRATTLER LTですが、ただのラトラーではなくUSSOCOMがPDWとして選定したRSAR(Reduced Signature Assault Rifle)という点に注目です。そしてチラ見せXポストでは触れられていなかったSPEAR LTもラインナップされています!
MCXのガスブロ製品はこれまでMWS準拠やVFC準拠はありましたが、GHKでは初の製品化となります。基礎構造はAR-15としながらも、ブローバックシステムをアッパーレシーバー内で完結させる故に、ボルトキャリアやリコイルスプリング周りの構造が非常に気になるところです。
その他の新商品も併せ、各モデルの元ネタ紹介や製品化における考察もしていきたいと思います。
目次
GCX RSAR
GCX SPEAR LT
GLOCKシリーズ
AKシリーズ&新型マガジン
HK416A5 CERAKOTE FDE
LANCER L5AWMマガジン
GCX RSAR
GHKも遂にMCXシリーズに参入ですか…これは大きなニュースです。GCXシリーズと名付けられた2本のMCXタイプのうち1本は、11月19日にポストされたティザー画像でもチラ見せされたRSARになります。
実銃における正式名称はRSAR MCX-RATTLER LTで、先述の通りアメリカ特殊作戦軍:USSOCOMが2022年に契約したPDWです。5.56×45mm NATO弾仕様をベースに、.300BLK弾も想定して7.62mm口径バレルとSLHサプレッサーも付属するパッケージとして納入されている様です。
また、2025年には5.56mm仕様に限定して、SBR(ワイヤーストック)とPistol(アームブレース)の2モデル構成のRSAR999として一般向けの販売(と言ってもSBRを買える人は限られそうですが)も行われています。
出典:SIG SAUER SPECIAL WEAPONS GROUP EDITION:002
RSARはUSSOCOMによる要件で「オペレーターが隠蔽可能な武器で、最大の火力を発揮できるPDWシステム」とされており、5.56mmを標準としながらもバレルの交換とサプレッサーの装着でLVAWと同じ様なセットアップに変更可能。
バレルレングスは7.75インチとショーティーなうえ、SPEAR LT準拠の軽量レシーバーとM-LOKハンドガードで取り回しが良さそうなのはさすが軍用PDW。ハンドガードの立体的な造形もとてもカッコイイ…。
グリップは安定性を優先してか、ラトラーグリップではなくリデュースアングルグリップとなります。
出典:SIG SAUER SPECIAL WEAPONS GROUP EDITION:002
ハンドガードはSPEAR LTにそっくりとはいえ、先端のカットやM-LOK配置が独自となっています。ティザー画像を見る限り、GCXでは2時10時方向のM-LOK配置もバッチリで、ディテールの再現性はかなり高いと予想されます。ハイダーやガスレギュレーターの造形も美しいですね~。
イラストを見る限りでは、ストックはワイヤータイプではなく折畳式のミニマリストPLUSとなる様です。
GCX SPEAR LT
本日公開された新商品ラインナップでは、MCX-SPEAR LTもリリースされる様ですね!ティザーで公開された実際の画像はRSARだけでしたが、SPEAR LTのプロトタイプも展示されるのか、ワクワクしますね。
SPEAR LTについてはもはや語るまでもないとは思いますが、現在のMCXのフラッグシップという位置づけのモデルです。次世代分隊火器プログラムで米陸軍に採用されたXM7の設計思想をVIRTUSに落とし込み、5.56m、7.62mm、.300BLKの3弾薬で展開する第3世代MCXです。
イラストを見る限りでは、GCXでは11.5インチ5.56mmモデルとなるようですね。ストックはRSARと同じくミニマリストPLUS。
SPEARにもRSARにも言えることですが、ボルトキャリアやフルオートシアの機構など、内部パーツも非常に気になるところです。
MWS準拠のモデルはうまくZ-Systemに落とし込んではいるものの、ホップダイヤルの関係でリコイルスプリングガイドやスプリング長が短く、見えない部分とはいえリアルさに掛ける点は否めませんでした。その点、GHKではボルトキャリア形状も含めてリアル再現が期待できます。さて、実際のガスブロはどうなっているのか…明日からのMOA EXPO本番が楽しみです!
GLOCKシリーズ
独自のストライカー風ノッカー機構で定評のあるGHKグロックですが、今回は残念ながらG19 Gen5 MOSの登場とはなりませんでした。
しかしながら、G47 MOSとG34 Gen5 MOSというなかなか面白いラインナップとなっています。特に、G47はG19XフレームにG17同等スライドを搭載した変わり種。スライドのリコイルスプリングガイドを受ける部分が、フレームからはみ出る分だけ前後幅を持たせており、実質的に耐久性の高いスライドになっています。CO2運用でも安心感が出そうです。
また、このフレーム型があるということは、G19Xも近いうちに出るのかなと期待してしまいます。それはすなわち、G19 Gen5にも繋がるのでは…。来年のMOAこそは!クル?!
スライドの耐久性という点では、G34もフレームから飛び出す仕様のため同じく高耐久性と言えるでしょう。モデル的にはどちらも少々マニア向けではありますが、G47については実質G17と同サイズですし、スライド耐久性の観点からも選択肢としてはアリですね!
明言はされてはいませんが、これまで同様UMAREX絡みでGLOCKライセンス品となるでしょう。
AKシリーズ&新型マガジン
2025年からフルモデルチェンジして、リアルサイズレシーバーや新型チャンバー、スチール製内部パーツを使用したGHK AK V3ガスブロシリーズ。そのV3システムを内蔵したAK74MとAK105が新発売となるようです。
細かな点ではリブ無しの後期型カバーを再現していたり、74型初のV3対応CO2マガジンもリリースされるものと思われます。
また、AKシリーズで要注目なのはV3とは別に発表されるであろう新型のマガジン、MCGS。詳細はMOAの会場で公開されると思いますが、まだベールに包まれたまま。
MCGSとはMulti-Compartment Gas Systemの略だそうで、直訳すると多区画ガスシステム。ガス室を複数個設けたロングライフ型?CO2とリキッドチャージどちらもイケる系?CO2カートリッジ複数差し?色々と憶測が飛び交ってますが、正解はいかに!
HK416A5 CERAKOTE FDE
こちらは最近リリースされたばかりの新型ハンドガードを装備したHK416A5のFDEバージョンですね。ブラックと同様CERAKOTE(セラコート)となりますが、レシーバーだけなのか、ハンドガードもなのか。実銃っぽくパーツにより色味差をつけるなら、ハンドガードはFDE系アルマイトでも充分アリ。もちろんセラコートでもカッコ良いと思いますが…どちらになるのか。個人的には14.5インチバレルのA8モデルも増やして欲しいところ。
何せよ、人気期初に兄弟モデルが増えることは歓迎です!色味も気になる~!
LANCER L5AWMマガジン
こちらで事前に発表されたものは最後となりますが、ティザー画像にもあったLANCER SYSTEMSのL5AWMマガジンがGHK M4シリーズ用で初登場となります。MWS用のL5AWMマガジンも存在していますがライセンス供与されていることを考えると、GHK用もEMG名義の正式ライセンス品となることが濃厚。
画像を見る限りではスケルトン素材ではなさそうですが、色付きの方が紫外線による劣化に強いそうなので、その辺りを考慮しての選択なのかもしれません。とはいえまだ確定ではないので、こちらも明日を待ちたいと思います。
さてさて、GHK公式Xのポストから勝手にアレコレ予想しましたが、やはり注目はMCXもといGCXシリーズですね~。日本での展開はCO2がメインになってくると思いますので、ガッツンガッツン強烈なリコイルをかましてくれるMCXガスブロに期待大です!
当記事ではGHKについて紹介してきましたが、他のメーカーも含めて色々な最新情報が目白押しになるMOA EXPO 2025!明日11月28日からの開催でどんな新情報が飛び出すか!刮目しましょう!











