まるでMASADA?!ポーランド軍が次世代ライフルとしてMSBSの正式導入を契約

まるでMASADA?!ポーランド軍が次世代ライフルとしてMSBSの正式導入を契約
まるでMASADA?!ポーランド軍が次世代ライフルとしてMSBSの正式導入を契約
 

まるでMASADA?!
ポーランド軍が次世代ライフルとしてMSBSの正式導入を契約

制式アサルトライフルであるベリルやAKMを順次入れ替える計画を立てているポーランド軍は2019年9月30日、FBラドム社の開発するMSBS GROTを次世代ライフルとして正式導入する契約をしたと発表した。ベリルやAKMでは性能や今後のアップグレードに問題があると考えられてきたために、ポーランド軍にとっては念願の新型ライフルの採用となった。

MSBS GROT

すでに2017年には大規模導入が開始され2018年に初めてポーランド軍の部隊へ支給が開始されているMSBS GROTであるが、今回の正式な契約をもって2022年までに18000挺の納入を決めたこととなる。

MSBS(Modulowy System Broni Strzeleckiej:モジュラー小火器システム)の略称とともに付けられた愛称は当初「Radon」であったが、2017年時点でポーランドの国民的英雄であるステファン・ロヴェツキ将軍のあだ名である「GROT」に変更されている。このあたりもポーランドの次世代ライフルへの期待や意気込みを感じる。

ポーランド軍次世代ライフル

 

MSBS GROTとは?

MSBS GROTライフルとは、ワルシャワの軍事技術学術機関WATとFBラドム社が合同で開発を進めたモジュラーライフル。アッパーレシーバーを共通として通常のライフル形状とブルパップライフル形状の他、サブマシンガンやスナイパーライフル、軽機関銃へと変換が可能にできることを狙って開発された。

外装デザインや機能性は、ポーランド軍の緊急対応作戦グループGROMで試験運用されていたブッシュマスターACR(MAGPUL MASADA)の影響を色濃く受けており、多くの共通点を持つ。アッパーをアルミ合金、ロア周りを樹脂製としているところなども類似点が多いが、バレルやハンドガードやストックだけでなくブルパップや軽機関銃など応用の幅が大きい事や、他種の火器が故障した際に部隊内で修理をしやすいなど、モジュラーライフルとしての機能をフルに活かせるようになっているのが特徴だ。

当初、対応する弾薬は5.56×45mm NATO弾のみであったが、後に7.62×39mm弾や7.62×51mm NATO弾が使用できるバリアントモデルも製作され、火器形状だけでない用途の広さが話題となっている。

VIS100

今回のポーランド軍の契約にはMSBS GROTライフルだけでなくVIS100ピストルの導入も含まれており、こちらも2022年までに20000挺の納入計画が立てられている。

これらはポーランド軍にとっては単に次世代小火器の導入ということだけでなく、NATOに加盟したポーランドは体制のみならず武器においてもロシアから離れるべきだという大きな意味合いを持つものであるとしている。

 
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