CZ75 CO2ガスブローバック：世界最高のコンバットオートと呼ばれる名銃

Carbon8 CZ75 2ndバージョン CO2ガスブローバック
世界最高のコンバットオートと呼ばれる名銃をモデルアップ！

季節を問わず鋭いブローバックを楽しめるガスハンドガンとして広がりを見せるCO2ガスブロ。
日本国内においては、STGA全日本トイガン安全協会認定の製品が徐々に広がりを見せ、CO2でも規制値内の初速で楽しめる安全なガスブロハンドガンが増えてきている。

Carbon8ではM1911タイプのM45の2モデルが非常に人気だが、一番最初にリリースされたモデルは「CZ75 2ndバージョン」である。日本でのCO2ガスブロハンドガンの普及が進み最近の人気の高まりを見て遂に再生産されたCZ75について見て行こう。

製品名にある「2ndバージョン」とはモデルとした実銃CZ75の後期型をベースとしたことから付けられているものであって、CO2ガスブロ自体が別バージョンとなっている訳ではない。元々量産に不向きであった実銃CZ75の生産効率を上げるための工夫が施された後期型モデルを再現したのがこのCO2ガスブローバックだ。

Carbon8 CZ75 2ndバージョンはスライド、フレームともにABS樹脂製で、操作系パーツや内部パーツにスチール等の金属パーツを使用した構成となっている。本体そのもののメイン素材が樹脂となるため非常に軽量だが、その分マガジンの重量によって本来の重量感を再現している。

CZ75ならではのシンプルなデザインをリアルにコピーしつつ、CO2ならではの強烈なリコイルが楽しめるモデルとなっている。

本体スペック

全長：206mm
重量：668g（マガジン含む、ボンベ無し）
インナーバレル長：102mm
装弾数：24+1発

CZ75とは？

旧チェコスロバキアの国営企業「チェスカー・ズブロヨフカ」が1975年に製造・販売を開始したオートマチックピストルで、現在でも新たなバリエーションモデルや多くのコピーモデルが存在する歴史の長いハンドガンである。

ガンマニアにはお馴染みの銃だが、サバゲー歴の浅いプレイヤーにとってはあまり印象のないモデルかもしれない。実銃においてCZ75は命中精度や人間工学に基づいた設計など非常に高性能にもかかわらず安価で、コストパフォーマンスに優れた名銃として世界中で人気の高いハンドガンである。発売当時に生産された前期型については今でも高値で取引されるコレクター垂涎の品である。

発売開始当時、アメリカのシューティング界の権威であるジェフ・クーパーに「もしこれが45口径であったなら世界最高のコンバットオートだ」と言わしめた実力を持ち、今でも一般市場においてはシリーズが継続しているほど人気も高く、1911と並ぶ汎用的なモデルの1つである。

CO2ガスブロで再現された2ndバージョン、いわゆる後期型は量産に適した製造方法をとったためコレクターからの人気は低いものの、性能などにはほとんど差はないと言われ一般市場では非常に優秀なピストルとして人気を集めた。CZが民営化されたあと現在でも発売されているモデルはこの後期型をベースに開発されている。

コピーモデルが非常に多いのは、軍でのCZ75の制式採用を検討していた旧チェコスロバキアがCZ75の技術流出を防ぐため、CZ75の特許を軍事機密として国営企業であるCZに国外での情報開示を禁止したためパテント取得ができなかったことが影響している。結果として、海外の多数の銃器メーカーが優秀なプロダクトであるCZ75をベースに様々なモデルを開発し、Colt M1911に次いで多いと言われるほどの派生モデルが作られた。

本家CZ75にも様々なモデルが存在し、チェコ警察をはじめ中央・東ヨーロッパ各国の法執行機関で採用されている。
また、設計の優秀さから射撃競技での評価も非常に高く、西側諸国でも愛用するシューターがプロ・アマ問わず非常に多い。実銃界ではCZ75は長年に渡ってメジャーと言える存在として君臨しているのだ。