BCMが新設計M4アッパーレシーバーをリリース

BCMが新設計M4アッパーレシーバーをリリース
BCMが新設計M4アッパーレシーバーをリリース
 

BCMが剛性にこだわった新設計M4アッパーレシーバーを製作
MK2と名付けられたアッパーの目指すものとは?

M4/M16(AR-15)のビルダー、パーツメーカーとして人気の高いBCM(Bravo Company MFG, Inc.)が、MK2アッパーレシーバーという新設計のM4アッパーをリリースした。M4レシーバーについては今までオーソドックスな形状に刻印を施すのみであったBCM。新型アッパーでは形状を0から設計し、BCMのM4レシーバーに対するコンセプトが非常にはっきりとしたプロダクトとなっている。

BCM MK2アッパーレシーバー

民間系のM4レシーバーは軽量化に着目するメーカーが比較的目立つ中、BCMは硬派にスタンダードなスタイルのレシーバーを採用し続けてきた。そして今回リリースしたアッパーレシーバーで打ち出されたコンセプトは剛性の高さである。現在の標準的なM4アッパーも元々はキャリーハンドルがあったものを省かれた形で進化したものであり、軽量化や合理化の一途をたどるM4において強度不足による射撃精度の低下をBCMは懸念していた。

そこでBCMのMK2アッパーレシーバーでは、最も剛性の弱くなるエジェクションポート周りのほかレシーバーの前方部分を中心に厚みを持たせ強度を上げた設計とした。これにより、剛性に影響しない部分からバレルやバレルナットを受け止める重要な部分を中心にウェイトを移し、バイポッドやフォアグリップなどの荷重がハンドガードを伝ってバレルにたわみを与えるのを防ぐという。また、こういったたわみや歪みの少なさは可動パーツの動きもスムースにし摩耗が少なくなるため、耐久性も良くなるそうだ。

UPPER RECEIVER

アッパーレシーバー

また、強度以外の部分でも射撃精度の向上を図っている。チャージングハンドル周りの設計も見直し、サイレンサー使用時の燃焼ガスの排出を射手の顔から離れた距離で行われるようにし、ユーザーのストレスを減らすようにしている。ほかにもフォワードアシストノブの位置を調整し、チャージングハンドルの操作性の向上やエンドプレートに取り付けられたスリングの動きにも影響を与えづらい設計となっている。

MK2アッパー

BCM

MK2アッパーレシーバーはUSGI(U.S. Government Issue:アメリカ政府官給品)に対応しており、全ての軍用パーツとの互換性も持っている。BCMとしてははじめての独自設計のアッパーレシーバーだが、官民問わない広いマーケットに対応できる主要パーツとして、あらゆる可能性を秘めていると言えそうだ。

BCMは現在エアソフトへのライセンス供与を行っていなため、正規パーツとしてのエアソフト用アッパーの実現は難しそうだが、高いCNC加工技術を持つメーカーによる再現が行われれば、高いBCMの人気もあってエアガン業界でも非常に話題のパーツとなりそうだ。

 
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BCM M4レシーバー

MK2 UPPER RECEIVER

MK2アッパー