AR-15のようなショットガン?Armscor VR80とは

AR-15のようなショットガン?Armscor VR80とは
AR-15のようなショットガン?Armscor VR80とは
 

スタイリングも作動方式もまるでAR-15のようなショットガン
Armscor VR80

ショットガンと聞くと大抵の場合思いつくイメージは、大きなハンドグリップを前後に動かすポンプアクション式やブレイクアクション(中折)式である人が多いだろう。ただ、近年ではエアガンでもショットガンタイプのモデルに人気があり、東京マルイが電動ショットガンをリリースするなどしたお陰でセミオート・フルオートなどが可能なガス方式ショットガンの存在も知られるようになってきている。

実銃ではショットガンというジャンルは、アメリカなどを中心としてスポーツシューティングや狩猟などの趣味ではもちろんのこと、ホームディフェンスという観点でも定番の選択肢であるため様々なアイデアが生まれる。

ARMSCOR

そんなショットガン市場の中で、2019年のSHOT SHOWで発表され話題となったのがArmscor VR80というショットガンだ。これはガス圧によって作動する民間向けのセミオートショットガンであるが、スタイリングやパーツ構成、セミオートの動作もまるでAR-15のようなライフルなのである。これまでもSaiga12というAK-47をベースとしたショットガンなどが1990年代から存在するが、ほとんどAR-15と同様の操作性やパーツ互換を持つショットガンが登場するのは初のこと。(ArmscorにはVR60というM16のような形状の先代モデルも存在する。)

VR80

Armscor VR80は7075-T6アルミニウム製の上下分割式のレシーバーを備え、ストックチューブ及びストックやグリップなどはAR-15パーツと互換性があるため自由にアフターパーツに交換が可能。トップにはピカティニーレールを持つため光学機器の選択肢も広く、ハンドガードにはM-LOKを採用するなど見た目にはショットガンとは中々気づかない。

AR-15のようにマガジンによるリロードが可能で、標準マガジンで5発のショットシェルが収納可能。9発や19発タイプのマガジンもある。唯一AR-15と違いがあるとすればチャージングハンドルがボルトに直接取り付けられていることくらいだろう。

使用する弾薬は12ゲージの2 3/4インチまたは3インチのショットシェルで、そのスタイリングのおかげか反動もかなり抑えられているようである。

Shotgun

 

Armscor社とは?

Armscor社とは1905年にフィリピンで設立された銃器や弾薬、衣類を取り扱うSquires Binghamという雑貨店がその歴史の始まりとなっている。1930年から買収や経営者の入れ替わり、業態の変化などを経て1952年にはフィリピン内での銃器や弾薬の製造ライセンスを取得。その後も会社は成長を続け、1980年にはArmscorの社名に変更。1985年にアメリカへの進出を果たす。

アメリカ進出と共にArmscorはM1911メーカーであったRock Island Armoryを買収し、Armscorの銃器製造ブランドとして確立。Armscorは小売りと銃器の開発・製造を含めた総合的な銃器メーカーとして世界中をマーケットとしている。

 
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