【レビュー】APS電動ガン 本体・内部パーツレビュー
APS FALKOR DEFENSE RECCE 223 AMBI SPORT
APSとEMGの2社のコラボによる電動ガン、FALKOR DEFENSE RECCEを紹介する。
RECCEは民間AR15の正式ライセンス取得シリーズの中の1モデルで、民間系の中では比較的スタンダードな形状のスマートなARだ。M-LOKを備えた細身のハンドガードは肉抜きも施されとても軽量で、レシーバーと共に再現されたFALKORオリジナルのグレーカラーとマッチしてとても美しいフォルムの電動ガンとなっている。
レシーバーとハンドガードはがっちりと固定され、一切ガタはない。ハンドガードはAPS製品のモデルによってはアウターバレルとの固定が施されるが、RECCEに関しては完全にフリーフロートとなっている。正式ライセンスモデルだけあって、刻印などふんだんにFALKORのロゴなどが使われ、特徴的な操作系のボタン・レバー類の形状などの再現度は高い。
APSとEMGのコラボ製品について
FALKOR DEFENSE社は現代的な民間銃器を製造販売するアメリカモンタナ州にある銃器メーカーだが、そのライセンス契約を結びつけたのは同じくアメリカのトイガン問屋のEVIKE社だ。EVIKE社はEMG(Evike Manufacturing Group)というブランドを立ち上げアメリカ国内の様々な実銃メーカーのライセンスを取得し、香港や台湾などの中華エアガンメーカーにOEMで本体を製造してもらう形でエアガン製品を展開している。そんな中でAPSが製造する正式ライセンスの電動ガンはFALKOR DEFENSE社とFirearms社の2社製品となる。
FALKOR DEFENSE RECCE 223 AMBI SPORTのスペックや構成パーツの特徴
・全長:844mm
・重量:2608g
レシーバー
民間系ARで最も特徴が出るものの一つがレシーバーだ。刻印だけでなく、各社ユーザーの使いやすさを考慮した工夫がなされているからだ。FALKORの特徴は、マガジンごと握りこみやすいようフィンガーチャネルの施されたロアレシーバーと、それぞれアンビ化されたセレクター、マグキャッチ、ボルトキャッチの形状だろう。
マグキャッチは特徴的な小さな三角形のボタン形状だが、通所のマグキャッチボタンよりも低い位置に設置され、指の移動が最小限で済む設計だ。
ボルトキャッチはチャージングハンドルを引いた際に下側を押すことで擬似ボルトを開けた状態で保持でき、ホップアップの調整がしやすい。上側を押すことでボルトをリリースすることができ、ちゃんと機能するパーツになっている。
ちなみにAPS電動ガンの特徴である擬似ブローバック(リコイルショックはない)も搭載されている。
各所にリアル刻印が入り、表面処理は少々艶っぽいものの渋いグレーカラーが再現されている。
グリップはタンゴダウンタイプとなっている。
↑ダストカバー裏にもFALKORの印字が施される。実銃にあるMADE IN MONTANAの文字は5.56NATOに置き換えられている。
ハンドガード
M-LOKを備える細身で握りやすいハンドガードは、肉抜きの効果もあり軽量で優秀な出来だ。上面はレシーバーから段差のないレールが伸び、サイドと下面にM-LOKが配置される。アウターバレルがすっぽりと隠れる長いハンドガードだが、細身であるため電動ガン全体のフォルムを崩さずスマートな印象を与える。
アウターバレル/インナーバレル
ブラック塗装された標準的なアウターバレルを装備。民間ARがモデルのため16インチと長いが、軽量そのものである。残念ながらガスブロックやガスチューブは再現されていない。フラッシュハイダーはVG6 PRECISIONのEPSILONモデルが装着。
インナーバレルは370mmとなる。
ストック
実銃ではMFT BMSストックを装着しているため、形状の近いAPSオリジナルのRS2ストックが標準装備。
ストックチューブ内にスティック型バッテリーが収まる。
特徴的な民間ARモデルを再現したAPSとEMGのコラボ電動ガンだが、なかなか日本では情報も少ない民間ARのため非常にオリジナリティという点においては周りと差を付けられそうな電動ガンである。バレルが長く取り回しには難があるが、意外と重量は軽く女性でも問題なく扱えるだろう。国内流通数もまだ少なく、人と違った電動ガンを持ちたいというプレイヤーにはお勧めの電動ガンだ。
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