COLT FIRE ARMSについて

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COLT FIRE ARMSについて

1836年に創業されたコルト・ファイヤーアームズは、アメリカ合衆国の銃器メーカーで、世界初のシングルアクションリボルバーを発明した。当初の社名は「Colt Patent Firearms」コルト社は拳銃の他に有名なM16やM4カービンなどを生産しており、同じアメリカの銃器メーカーであるスミス&ウェッソン社とはライバル関係にある。

20世紀の終わり頃に、カナダでAR-15をライセンス生産していたディマコ社を買収し、コルト・カナダ社に社名を変更した。さらにコルツ・マニュファクチュアリング・カンパニーへの社名変更を経て2002年に軍用銃器専門のコルト・ディフェンスと民生用銃器専門のコルツ・マニュファクチュアリング・カンパニーに分社したが、コルト・ディフェンスの方は2013年にアメリカ陸軍からM4カービンの調達契約を打ち切られた事で業績が悪化し債務超過に陥った。

COLT FIRE ARMSの歴史

一般的にコルト社がリボルバーを開発したとされているが、サミュエル・コルトがリボルバーを開発した以前からリボルバーは存在していた。ただ従来のリボルバーは原始的な完全手動式機構ものしか存在せず、連射や速射が困難だった。リボルバーとは言っても殆どがシリンダーと銃身が分離していない「ペッパーボックスピストル」と呼ばれるタイプのもので、高価な上に実用的なものとはいえなかった。

そこでコルトは1836年に、撃鉄を起こすと同時にシリンダーが回転して次弾を定位置に移動し、後は引き金を引くだけで発砲が可能となる「シングルアクション機構」と、撃鉄を自分の手で起こすことなく引き金を引くだけで連射できる「ダブルアクション」機構を開発して特許を得た。これらは当時としては劇的な連射速度を実現した。しかし、初期のコルト社の製品は高価な上、武器としては凝った造りのため、軍に正式採用されるには時間がかかっただけでなく、民間市場でも旧式でも安価で信頼性が高いフリントロック式やパーカッションロック式の単発銃等に敗北。更には過剰な設備投資が災いし一度倒産している。その後、数々の傑作を発表していくが1855年に金属薬莢を使う実包の特許を売り込んできたローリン・ホワイトを門前払いにした結果として、この特許を1869年までS&W社に独占されたり、ダブルアクション拳銃の製品化に遅れたりと、その経営は保守的で技術的にはむしろ後手に回っている。しかし個々の製品の完成度そのものは高く、コルトM1851やSAAピースメーカーが米陸軍の制式拳銃となったこともあり、19世紀後半の業績は順調と言える。20世紀初頭にはジョン・ブローニングの設計による自動拳銃“ガバメント”M1911を開発。1911年から70年以上に渡ってアメリカ軍の主力拳銃の位置を占め続け、現在でも一部で使用されているという傑作拳銃となっている。

1980年代ガバメントに代わる制式拳銃を決めるトライアルにおいて、コルト社が提出した新型拳銃はイタリアのベレッタM92に惨敗し、ライバルのS&W社にシェアで大きく差が開き、コルト社は拳銃の生産からはほぼ撤退した。現在生産されている拳銃は、伝統的な定番商品であるSAAとガバメントのみとなっている。

 

COLT FIRE ARMSの製品

●回転式拳銃
コルト・パタースン
コルト・ウォーカー
M1848 ドラグーン
M1851 ネイビー
M1861 シェリフズ
M1877 ライトニング
M1878 ダブルアクション
M1889ニュー・ネイビー
M1892
コルト・ニューポケット
コルト・ニューポリス
コルト・ニューサービス
M1917
SAA ピースメーカー
アナコンダ
キングコブラ
ディテクティブスペシャル
パイソン
ローマンMk-III
トルーパーMk-III
オフィシャル・ポリス

●自動式拳銃
M1900
M1903
M1905
M1908
ベストポケット
コルト・ガバメント
ウッズマン
ジュニアコルト
.380 ポケット・モデル

●アサルトライフル
M16
コルト・コマンドー
M4カービン
CM901
ローエンフォースメント・カービン
SCW

●グレネードランチャー
M79 グレネードランチャー
M203 グレネードランチャー
EAGLE グレネードランチャー

●狙撃銃
サワー(スナイパーライフル)
PGWDTI TIMBERWOLF

●機関銃
コルト・ブローニングM1895重機関銃
ブローニングM1917重機関銃
ブローニングM1918自動小銃

●機関砲
チェーンガン – コルト・カナダのみ生産
タクティカルペン
タクティカルペン
CT437
CT438

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