第75レンジャー連隊について

第75レンジャー連隊について
第75レンジャー連隊について
 

第75レンジャー連隊について

第75レンジャー連隊は、アメリカ陸軍特殊作戦コマンドの傘下に位置する、精鋭部隊である。通常戦闘と特殊作戦の両方を遂行できる3個大隊規模であり、陸軍が兼ね備える柔軟性と高い能力を持ち、1個大隊が18時間以内という短時間で世界中に展開する事のできる緊急即応部隊でもある。

主な任務は空挺降下による強襲や爆破工作、時にはパラシュート降下も行う。そして、隠密偵察・目標回収・敵後方での任務にあたる縦深偵察小隊や、高度な特殊訓練を受けた水中工作員も存在している

また、同盟国の常備軍や特殊部隊の支援を担当する事も多い。その為、レンジャー隊で訓練と経験を積み、その後グリーンベレーに入隊するケースが非常に多い。

第75レンジャー-空

第75レンジャー-空挺

歴史

第75レンジャー連隊は、17世紀にアメリカ先住民と戦った事が起源であるが、現代のレンジャー部隊が誕生したのは、第二次世界大戦中である。

1942年にイギリス軍のコマンドスに相当する部隊である「第1レンジャー大隊」という6個のレンジャー大隊が編成される。その後イギリス軍のコマンド特殊訓練施設で訓練を受け、初陣もコマンドの指揮下で奇襲上陸作戦ジュビリーを戦った。そして第2次大戦のイタリア戦線に投入され、第1特殊任務部隊(後のグリーンベレー)と共に活躍。また、レンジャー部隊はビルマ北部において孫立人が率いた中華民国陸軍部隊と共に日本軍とも戦った経歴を持つ。

その後、レンジャー部隊は1度解散に至るが、引き続きレンジャー訓練プログラムはアメリカ陸軍兵士達に提供され続けた。
そしてベトナム戦争の最中、第75歩兵連隊の13個目の小隊としてレンジャー部隊は復活する。

1974年レンジャー部隊は、第75レンジャー歩兵連隊第1大隊・第2大隊として、正式に再編された。

その後1980年代、新たに3個目の大隊、第3大隊を結成。現在に至るまで、アメリカ陸軍の主要な作戦には必ず参加しており、総勢2500人の兵力となっている。

第75レンジャー-アメリカ第75レンジャー-軍隊

隊員

ジョージア州フォート・ベニングに連隊本部を置き、レンジャー訓練旅団がある。

第75レンジャー-特訓

部隊に志願できるのは、空挺資格を有する陸軍兵のみ。

訓練は過酷で、合格率・卒業率は極めて低い。

ROP(レンジャー基礎指導プログラム)・RIP(レンジャー教化プログラム)を受け、精神面・身体能力の高度な適正をクリアしなければならない。

合格した兵士はレンジャー式戦闘の基礎を学ぶ為に、訓練生としてレンジャー大隊に配属される。過酷な2ヶ月のリーダーシップ課程・山岳戦・森林戦の訓練も含み学ぶ。通常は大隊に配属されて9から12ヶ月後に送られる。

第75レンジャー-空

第75レンジャー-へり