89式ガスブロ 実銃の解説やヘビーリコイルボルトシャフトについて

89式ガスブロ 実銃の解説やヘビーリコイルボルトシャフトについて
89式ガスブロ 実銃の解説やヘビーリコイルボルトシャフトについて
 

89式ガスブロ 東京マルイから12月に再販予定!

89式ガスブロは正式名称89式5.56mm小銃と言い、東京マルイがリリースするガスブローバックマシンガンシリーズの中でも非常に人気の高いモデル。今年7月にリリースされ瞬く間にあらゆるショップから在庫がなくなってしまったが、12月には再販される予定とのことだ。
実銃はご存知、自衛隊の制式アサルトライフルで現在も主力小銃として配備され第一線で活躍している。


 

配備から来年で30年を迎える89式

89式5.56mm小銃はその名の通り1989年から自衛隊での配備が始まったアサルトライフルで、それまで7.62mm弾を使用する64式小銃の後継機として制式採用された。国産のアサルトライフルで納入先は国内に制限されているため、日本以外の国の軍隊などでは使用されていない。日本では自衛隊の他にも海上保安庁、日本警察の特殊部隊でも使用されているが、世界的に有名な他国のアサルトライフルに比べればその生産数は少なく、マイナーかつ高価なアサルトライフルと言えるだろう。

しかし、弾薬は西側諸国と共通の5.56mmNATO弾を使用し弾倉もSTANAGマガジンに準拠しているため、状況に応じて米軍などと弾薬やマガジンの共有が可能で、NATOの共通規格を持つアサルトライフルとして使いやすいようになっている。

設計は日本人体形に適した規格となっており、カービンサイズに近いバレル長ながらも反動が少なく高い集弾性を誇っている。ストックは通常の固定式の他、空挺部隊や車両搭乗用に折曲銃床があり汎用性を持てるよう考えられており、89式のエアガンをリリースする東京マルイでも、電動ガンにおいては両方の銃床タイプがそれぞれモデルアップされている。

既に開発から30年近くが経過した89式であるが、前述の通りある程度の汎用性は持って開発されたアサルトライフルであり、様々な改修改良が実施されたり光学機器装着が進められ、現代でも充分に活躍している日本を代表する銃器である。


 

自衛隊装備はサバゲーでも人気

サバゲーにおいては実在の部隊を再現するサバゲーマーは昔からミリタリーファンとして多く存在するが、自衛隊装備も根強い人気を誇っている。東京マルイ製の89式5.56mm小銃は自衛隊の訓練用に納入されている実績があり、一般向けへの製品化の際にも図面が提供されるなど自衛隊の公式協力のもと開発されたエアガンだ。リアルさを追求するユーザーにとってはこの上ない製品なわけで、89式ガスブロも多分に漏れずそのリアルさは健在だ。

米軍装備を再現するサバゲーマーにとっては、エアガンにおいても部隊による仕様や装着品の差などを調べ揃える労力がかかるが、自衛隊再現ゲーマーは東京マルイの89式をそのまま使えばよいだけなので、その分装備などの充実に集中できるのもメリットだろう。


 

よりリアルさをを求めるなら、ヘビーリコイルボルトシャフトを!

外観上は実にリアルな東京マルイの89式ガスブロであるが、ガスブロライフル全般に言えることだが「折角ブローバックするガスガンを買ったのにいまいちリコイルに満足感が持てない」という声。東京マルイM4A1 MWSなどでもヘビーリコイルバッファーがアフターパーツとして販売され定番商品となるくらいで、やはり強烈なリコイルを求めるガスブロユーザーはどのエアガンでも共通に存在するものだ。

89式の場合、リコイルバッファーが存在しない設計のためM4のようにバッファーを重量化することができず、またボルトそのものの素材変更による効果も薄い。そこでORGAでは、89式のボルトキャリアから前方に伸びるボルトシャフトをヘビーウェイト化させリコイルを強化する方法を考案。純正よりも約3倍の重量となるヘビーリコイルボルトシャフトをリリースした。
 

純正ボルトシャフト 30g → ヘビーリコイルボルトシャフト 94g

 
純正のボルトシャフトはアルミ製となるが、ヘビーリコイルボルトシャフトは真鍮に着色したもの。導入した場合のリコイルショックの差は歴然としていて、ビシビシと強力な反動を味わうことができる。しかし作動に関してはさすが東京マルイといったところか、ヘビーウェイト化による動作性の悪化は全くなく、燃費においてもさほど影響は出ていない。

やはり装備などしっかり揃えられてくると、エアガンも相応のリアルさを求めたくなるもの。ガスブロはその構造や操作方法、ブローバック動作などかなりのリアルさを体験できるが、どうせならリコイルショックも実銃さながらの反動を味わい満足度を高めてもらいたい。
 
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