VFC電動ガン・UMAREX本体・内部パーツ レビュー

VFC電動ガン・UMAREX本体・内部パーツ レビュー
VFC電動ガン・UMAREX本体・内部パーツ レビュー
 

【レビュー】VFC電動ガン 本体・内部パーツ レビュー
ORGAメカニックによるディティールや構成解説

VFCといえば、リアルな外観と質感を追求した電動ガンをリリースし続け名を馳せてきた台湾メーカーである。ドイツの老舗トイガンメーカーUMAREXなどとも提携し、正式ライセンスを取得して徹底的にディティールや刻印、リアルサイズにこだわったVFC電動ガンの造りは、多くのミリタリーファンを魅了してきた。ラインナップにおいてもマニア心くすぐる絶妙なチョイスで、中々手の届きにくい高級電動ガンと分類されながらもVFCの人気は衰えを知らない。サバゲーユーザーの中でも実物装備に拘るユーザーはサバゲーブームが始まる前から非常に多く、そんなユーザーの電動ガンにおける1つの到達点がVFC電動ガンと言えるだろう。
VFCはCOLT、FN、KACなどの他、UMAREXを通しHkなど名だたる大手銃器メーカーの正式ライセンスを取得しているが、それはリアリティ追求に余念がない自信の表れとも取れる。VFCが絶対的な自信を持って世に送り出すこれらの電動ガンは、世界中にファンがいるのだ。

そんなVFC電動ガンだが、昨今の「実物」にはあまりこだわらないユーザー向けに、サバゲーでの運用のしやすさにフォーカスを当てたオリジナルラインナップの電動ガンもリリースしている。今まで固定のファン層を確保してきたVFCだが、柔軟な発想で新たなユーザー層も獲得するべく精力的な開発を行っている。

一番の強みはリアリティとクオリティ

サバゲーユーザーの趣味趣向は様々に変化しつつも、依然として根強い支持があるのがリアルさの追求である。その点で他メーカーの追従を許さないのがVFC電動ガンであるといっても過言ではない。先述の通り、実銃メーカーからの正式ライセンスを取得するほどの完成度を誇るその外観は、実装備を揃え実在部隊の再現を目指すミリタリーファンのサバゲーユーザーにとっては垂涎の一品である。その再現度は刻印だけにあらず、塗装のクオリティは非常に高く、サイズ感(モーターの関係上グリップは除く)・ピカティニーレール幅などはミルスペックそのままだ。ただし、リアリティへの拘りからメタルのレシーバーやアウターバレルを採用するため重量も実銃のように重い。これは逆に捉えれば剛性の点で安心感にもつながるポイントではある。

MK18Mod1

外観に見合うだけの実射性能を備えたVFC電動ガン

海外製電動ガンは精度が悪い、というのはもはや昔の話。今では日本製にも負けず劣らず、箱出しでもそのまま使えるほどの性能がある。剛性の高さも相まってメカボックスの固定などもしっかりとしており、動作音も静かだ。定番のMk18Mod1に代表されるようなアサルトライフル以外にも、G28のようなスナイパーライフルもラインナップしているため、これらの性能の高さは非常に利点が高いと言える。

Hk G28

サバゲーでの使い勝手を一番に考えられたAvalon

軽さや取り回しのよいサイズ感など、昨今流行の形を取ったシリーズとなるAvalon。だが、実銃さながらのクオリティを出せるメーカーが本気を出してこのクラスの市場に送り込むエアガンは、リアルさは捨てたかもしれないがあくまで実銃モチーフのこだわりは捨てていない。いままで通りのクオリティの高さは保ちつつ、サバゲーでの使用に特化したこのモデルは、初心者や女性ユーザーにも扱いやすいうえに拡張性も高く、新たなゲームチェンジャーとなるだろう。

VFC AVALON SABER SD

 

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