サバゲー無線活用術

サバゲー無線活用術
サバゲー無線活用術
 

サバイバルゲーム上級者ならもちろんのこと、初心者を卒業しサバゲーを既に趣味レベルで楽しんでいるサバゲーマーなら、無線機を装備品の一つとして取り入れている方は多いのではないだろうか。しかし、無線をチームで導入しても中々うまくゲームで活用できていないサバゲーマーがいるのも事実。そこで本稿では無線を使ったゲームの進め方、活用の仕方などについてフラッグ戦を例に触れていく。
 

無線を活かすということは、チーム力を活かすこと

まず、無線を活用しようと考えているサバゲーチーム、もしくは定例会などで何人か無線持ちの参加者が自陣にいる場合、無線機所有者を攻撃に回るグループやフラッグ守備するグループなど、ぞれぞれ1グループに最低でも1人は無線機持ちのプレイヤーを配置するのが基本である。できればプレイヤー全員が無線機を所有していることが望ましいが、特に定例会などではあまり現実的な状況ではないだろう。
貸切の場合は基本的には全員知り合いであるし作戦立てもしやすいものだが、定例会はあくまで初顔合わせの場合がほとんど。もし全員が無線機を装備しているような経験者がグループで定例会などに参加する場合は、仲間内で固まってゲーム展開したい気持ちを抑え、なるべく攻守に分散してゲームに参加するようにしたい。周囲に声を掛け「無線機を持っている人はなるべく分散して、少人数ごとのグループで連絡を取り合っていきましょう!」と提案しよう。
自陣をまとめ勝利へ貢献しようとする姿を見れば他人が集まる即席の定例会チームでも団結力が生まれ、参加者全員が充実したゲーム展開をすることにより、サバゲー本来の楽しみを共有することができる。ただし、希にそういった交流をあまり望まないプレイヤーもいるので、強要はせずに一緒に混ざってくれるプレイヤーで展開するとよいだろう。
 

作戦会議

ゲーム開始地点で全員で相談し、もし仮に自陣の人数が20人であった場合、フィールドの広さにもよるが大体5人ずつのグループを4つ作り、3グループは攻撃、1グループは守備とするのがよくあるグループ分けだろう。
それぞれのグループに無線機装備者を平均的に配置した4つのグループにはそれぞれ呼称を決めておかねばならない。よくあるのはチームA、B、C…とアルファベット名を付けること。ミリタリー要素を楽しみたければAはアルファ、Bはブラボーなど、フォネティックコードと呼ばれる聞き間違いを防ぐための頭文字規則を取り入れると雰囲気が出る。
 

無線機装備プレーヤーはグループのリーダーも担う

無線機を装備した通信係となるプレイヤーは、ゲームスタート直後からグループで相互に無線連絡を取り合い、お互いのグループの位置や敵の展開状況を把握しつつその情報を口頭で自グループに伝えながらゲーム展開していく。例としては、接敵し交戦の始まったグループは「アルファ、コンタクト!」といった感じで自グループ呼称のあとに状況を伝える。伝達だけでなく、その情報を元にグループを引っ張るリーダー的な役割まで担うとグループ全員が動きやすくなるだろう。
 
シチュエーションごとの無線を使うタイミングや、その時伝えるべきことなどはまた次回以降にまとめていく。
 

サバゲー研究所

  • サバゲー無線活用術
  • サバゲー無線活用術:前進時のコミュニケーション
  • サバゲー無線活用術:援軍要請や撤退のコミュニケーション
  •