M14

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サバゲーでも大活躍 M14ついて

M14というと言うと、東京マルイ M14電動ガンを連想するサバゲーマーが殆どだと思います。中華電動ガンメーカーのCYMAなどやCLASSIC ARMY(クラシックアーミー)なども生産したりしていますが、性能を含める全体的なクウォリティーは、やはり国産の東京マルイ製のM14電動ガンが一番評価が高いところです。
ガスブロでは台湾のWE-TECHがモデルアップしていますが、傾向的には同社が販売しているWE EBRガスブローバックの方が人気があるみたいです。EBR(M14EBR)はサバゲーで利用するには若干重いのですが、やはり「イカツイ」フォルムに一目惚れするユーザーが後を絶ちません。また昨今では、コールオブデューティーやバトルフィールド(BF3やBF4)でDMRとして使用しているFPSユーザーも多い所から、自身のサバゲーライフにもEBRを投入するユーザーも増えています。

さて、話は脱線しましたが EBRのベース銃でもあるM14ですが、メカニック面から見ても数多くある電動ガンの中では、世界一の命中精度を誇ると思います。
何が一番優れているか?というと

メカボックス ⇒ ノズル ⇒ チャンバー ⇒ HOPシステム ⇒ インナーバレル

この電動ガンでは重要な要素とも言える上記のセクションが綺麗に一直線になっている事と、チャンバー自体がしっかりと固定されている事で射撃時に給弾位置がズレないという事です。

な~んだそんなことか!と思う方もいると思いますが「これ」を考慮して生産し、発射するBB弾の弾道に結果として現れているのは、M14だけだと思います。
これまでORGAでもM14電動ガンやEBRのカスタムだけでかなりの本数(500本位はやったんじゃないですかね?)を請け負っておりますが、サバゲーを続けているユーザーさんの殆どがメインウェポン 若しくは メインレベルのサブウェポンとしてフィールドに持って行かれています。
それは、ORGAがカスタムしたからではなく、基の性能が良く「当たるし使いやすい」からなのだと思います。
同様に「固定」されている電動ガンとしては、Ver3メカボックスを採用しているAK電動ガンシリーズ。東京マルイ製を始め、LCTやE&Lなども非常に弾道が綺麗です。
※商品によっては調整が必要

M14の歴史

アメリカのスプリングフィールドが開発した自動小銃。同社、兵器廠の閉鎖後は同名の民間メーカーが製造を行っている。
アメリカ軍としては初の突撃銃として、M1ガーランドを近代化する為 設計が行われた。M1ガーランドの代名詞でもあるクリップ装填を箱形弾倉式(マガジン)へ変更し、銃弾も低反動の7.62mm弾を採用したことで、M1ガーランドに比べ実射性能、運用性、殺傷能力などは向上したものの、リコイルが強すぎた為、フルオート射撃が使い物にならないという致命的な欠陥があった。
初陣のベトナム戦争では、重く長過ぎたことで兵士の負担となり、軽快な突撃銃のイメージとはかけ離れた姿を晒してしまう。その後間もなくM16が登場し、アメリカ軍史上最短の採用期間で第一線を退くこととなった。しかし、7.62mm弾を利用したパワーと射程距離には優れ、突撃銃としては失敗に終わったが、狙撃銃としては活躍の場を得た。湾岸戦争やイラク戦争では、交戦距離の長い砂漠での戦闘だった為に、ベトナムとは逆にM16に対し優位を見せつけた。

M14の復活

M14は長距離射撃に向いている上、同じ7.62mm弾を利用するAKよりも有効射程が長いため、AKを持った敵に対し射程範囲外から狙撃できる強みがあった。アメリカ軍が湾岸戦争で中東地域へ展開し始めるとM16の5.56×45mm弾では威力不足の点とM16に作動不良の多発が問題視されアメリカ軍はM14を復活させた。
ベトナムでは取り回しの悪さとリコイルの強さであまり活躍出来なかったM14だったが、実戦面では作動効率の高さから兵士たちに好評だった。その後木製ストックは時代遅れであり拡張性も低く、環境の影響を受けやすいので金属やプラスチックでできたフレームに変更され現在でもアフガニスタンやイラクの戦場で活躍している。

陸軍儀仗隊や空軍儀仗隊でもM14ないしM21を儀典用、戦没者葬礼用の礼砲用銃として使っている。 アメリカ海軍では、艦艇の洋上補給時の舫い銃として現在もM14が用いられ、SEALsではEBRをMk14EBRとして採用している(空軍でも海軍のMk14を採用している)
陸軍では設計の古さと砂塵の進入しやすい構造の問題、重量などからM24を使用する狙撃手のスポッター用装備としては不満がありCSASS計画により後継銃を選定、H&K(ヘッケラー&コッホ) HK417をベースとしたG28Eが採用された。
アサルトライフルとしては落第点をつけられたM14だが、バトルライフルとしては高評価を得ている。

セミオートのみのM14

フルオート機能が除去されたコマーシャル向けモデルはM1Aと呼ばれる。
スプリングフィールドアーモリー社だけでなく様々な会社で製造されているが、殆どの製品では外見も中身もに似た別の銃と言える程に変更されているが、フルトンアーモリーで製造されているM1Aは外見を含め忠実にM14を再現しており、部品の互換性だけでなくダミーとはいえセレクターも稼動しており、フルオート省略版M14と言える出来となっている。

M14 主力装備の実績

アメリカ軍

SDR-MとしてM14SEを使用するほか、M14 DMRのような派生型を使用。また、海兵隊がM39 EMRを使用。

イスラエル国防軍

独自改良したものの他、自国で生産したM89SRを狙撃銃として使用。

中華民国軍(台湾)

主に特殊部隊にて57式歩槍を使用。

フィリピン軍

政府軍のほか、新人民軍でも主装備として使用。

バルト三国(正規軍)

米国より多数供与。エストニア国防軍によってTäpsuspüss M14-TP と呼ばれる、サムホールをストックに追加し、木製銃床をプラスチック製のものに変更された派生型を使用。リトアニア軍では、M14L1と呼ばれる、ガスシリンダを露出させ、銃床に大型のサムホールを備えた派生型を使用。

民間軍事会社